また一つ言葉が僕の体を突き刺した
もう痛みなんか感じないのに。。。



もういくつの言葉に傷ついたろう
ああ、また言葉が僕の体を突き刺した


いたい




いたい
 ....
「あなたはいい人に見られたいのかしら?」
「悪く見られるよりはね」
「どうかしてるわ」
「どうかしてる」
「昨日、九龍城砦に行ったの」
「夢の話?」
「コンクリートの山の上で、煙草を吸 ....
黙って駆け出す君を見て
今日も嫌なことがあったんだろうと
僕は考える
今日の嫌なことはなんだろう
僕は思いを巡らす
上手く起きられなかった朝
黄身の固い目玉焼き
紅茶と間違っ ....
牛さん豚さん鳥さん、たまに熊さん
お肉はとっても美味しいよね

ボクはお肉が大好き

けど、ボクがいつも食べてるお肉は
何のお肉なのか知らない

知ってるのは動物さんのお ....
ある日 月の裏から サヨナラが やってきた
安らかな 眠りの外から やってきた
サヨナラは 全ての音を 持って行き この部屋は 冷たい光に 沈んだ
独りですごすには広いから 一人で笑うには暗いか ....
寝ても醒めても真っ暗だぞ最近どうも
ぴとぴっと降りしきっている雨と雨雨
振り絞った空気には 氷酢酸の結晶が混じって
冷たいプロミネンスが心の野原を這いずり回る

ああ 明るい天窓から社会が垣 ....
   日は とうに落ち 暮れている

  小川の セセラギが響きもせず 川下を示し

   歩を進めるに従い 変える瀬音

      静寂

   瀬音ゆえに  ....
冷蔵庫を開ける


冷やしたバナナを一房

あの娘にあげる


愛らしい目の

狸みたいな娘


どうしたい?

バナナは嫌いかい?



冷蔵庫がブンブン鳴って ....
古いアニメのように

のっぺらぼうの観客の僕らの主人公の後ろの僕らの主人公

同じことを繰り返し
 同じことを繰り返す

せっかく年末に片付けたのにもう特に2月

どんどん ....
あいかわらず武士だった
参代する日でもなかろうに
女房殿に渡された温かい包みを抱えて
坂を下ってゆく

*

何やら人垣ができていて
たいそうな{ルビ賑=にぎ}わいである
隣の女房が ....
いつからか
泣くという事が
できなくなってしまった

涙は
決して
私を守る銃には
ならない

涙は
一度流してしまったら
血となり中々止まらず
どんどん流れていく

そし ....
秋はゆっくりと来ていた
朝夕の風を
冷たくすることから始めて
草花の種を気まぐれに弾き
ななかまどの実を
少しだけ赤く染めてみた
けれども空はまだ若い
夏の面影を残していた

梢には ....
きょう
ぼくは少年だった
両腕をいっぱいに伸ばして
いちにち
空を憧れていた

ぼくのノートは
かなしい文字でいっぱいだ
さようなら
さようなら
みんな さよ ....
 夕日の光が部屋に差し込んできて部屋はセピア色に包まれた
 僕と君はそれぞれ向かい合って日に焼けた椅子に座り 両手を組んでいる
 何か話をしようか 僕は色々なことを考える
 君の時間は残り少ない ....
 世界はこんなにも静かだ
 人間達や動物達や虫達や植物達は眠っている
 僕だけが目を覚ましている
 夜は朝を呼ぶことなくじっと眠っている
 星々や月は住処に戻っているらしく姿がない
 雲は風 ....
 雨が降り続いている
 僕の落ち着ける心
 心の底は雨が染み込んで温もりを持っている
 僕は詩を書くことを拒絶した
 しかし今詩を書いている
 時間の止まった意識 灰色の世界を彷徨う
 薄 ....
いつもそうやって
自分をごまかすのね
{引用=それは何用の仮面?}
ねぇ 時々は見せるの
自分の心
{引用=扉は開けないほうがいい?}
話してみれば
あなたの心の色
{引用=そんな ....
ファスナーあいてるぜ
ビーズのドレス
子羊は
オーストラリアで死んで凍えて
この白い皿に乗って
おれたちの血肉になる

あたたかいから
おいしいから
たくさん ....
新しい朝をつくろう

いつもとは違う やわらかい空気を

吹き溜まりの部屋に呼び込んだなら


新しい朝をつくろう

いつもとは違う あたたかい光を

変わらない白の照射に重ねた ....
気が付くと、
また曖昧なものになっていた。
前回はあいまいで、
その前はアイマイだった。
…ような気がする。
これもまた曖昧である。

曖昧なものになった ....
カブトガニが
切り開いた
密林の中の
焼け残った
畑の中に
落ちていたのが
乾いた魚の腸
鯨の尻尾の先が
草むらに浸かって
元気の良い
水音を奏でている
乱れた髪の毛を解して
 ....
 すべり落ちてくる嘘の流星
 隙をみせたら舐め尽くされる
 枕元まで行進する藁をも掴む世代
 神経は擦り減り
 悪魔がゲームしている
 深い闇が行き場を遮る
 常に圧力のかかる後頭部
 ....
旅立ちの日に約束した事覚えてる?
どんな時も二人で乗り越えていこう
なのに何故一人で抱え込んでいるの?

君が運べないほどの荷物を
僕が持てるはずはないけど
二人で片方ずつ分け合えば
負 ....
ねえほらもう消灯時間
鼻をつけた畳のにおいは遠く太陽の香り
君が恋しいのは
今に始まったことじゃないでしょ

ぐっとこらえた腹のそこに溜めてみて
それはきっとどっかにつながってるけ ....
君の手をとればよかった
そうやって差し出された手を
やさしく つつめばよかった

君の頭をなでればよかった
いつものように手を伸ばして
やさしく 触れればよかった

少しだけ そうした ....
君の表面を覆う僕


目に入れても痛くないし怖くないだろ?


まるで一緒になったきぶんだね


でも知ってる?


僕に汚れとかがあったら


君は痛くて涙を流すんだ
 ....
うるさい無音が舞う部屋で
あなたはピアノを奏でる
無音はあなたの音に慄き
我先にと部屋を抜け出す

その格好のままでいて
僕があなたの隣に行こうとすると
あなたは優しく
 ....
ある飲食店でラーメンを注文した
数分後 店員がラーメンを持ってきた
「ラーメンは冷めないうちにお召しあがりください。」
そう言って彼は去って行った


何かに似ている気がす ....
おんなの 肋骨の街で
ふっつり おとこが
おわる 言葉だけで
せかいを こわした
つぐないに 雪がふる
あるがままに咲く花が薫るよ

 藍色に染まってく街のスキマで

  ただ空を見上げるのに飽いた僕は



迷走するネズミたちの群れの中で

  瞑想する聖者たちの群れの中で

 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
言葉の力テルテル坊主207/2/9 13:49
九龍城砦[group]和泉蘆花107/2/9 13:42
終わる世界でなかがわひろ...0*07/2/9 13:28
「お肉」Taka★H...107/2/9 13:17
サヨナラは突然にゼロスケ3*07/2/9 13:08
怨恨プロミネンス4*07/2/9 12:51
40年前の情景〜下山の時nnnori107/2/9 11:44
冷蔵庫ビーチ3*07/2/9 10:53
ともだちのうちはどこ七味とうがら...3*07/2/9 10:49
武士と猫[group]佐野権太21*07/2/9 10:43
血の涙野薔薇2*07/2/9 10:05
コスモス北野つづみ2*07/2/9 9:56
ぼくは少年だったyo-yo12*07/2/9 7:05
夕日の光はじめ007/2/9 7:02
眠り0*07/2/9 7:00
意識0*07/2/9 6:59
I⇔YOU優飛4*07/2/9 5:43
ビーズ水在らあらあ23*07/2/9 5:23
あたらしい朝相良ゆう2*07/2/9 3:15
「 曖昧なわたし。 」PULL.8*07/2/9 2:37
あおば7*07/2/9 2:32
春まだか山崎 風雅7*07/2/9 2:06
トランク1486 1...10*07/2/9 1:33
眠る前hash107/2/9 1:02
少しだけ307/2/9 0:57
コンタクトレンズテルテル坊主3*07/2/9 0:34
うるさい無音が舞う部屋でなかがわひろ...1*07/2/9 0:31
「ラーメンは冷めないうちにお召しあがりください。」青の詩人2*07/2/8 23:45
そろもん(レントゲンの話)みつべえ207/2/8 23:30
藍色の群れの中で[group]なごまる2*07/2/8 23:27

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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