わたしは毎朝目覚めると、
あなたの前で尿をする。
下半身を突き出し、
あなたがそうしていたように、
尿をする。
わたしの尿は、
黄色かったり透明であったりす ....
夜に音楽を聴くと
とても感慨深くなる
どこかからしんみりとした風が胸の中へ入ってきて
僕は生きているという実感を持つことができる
夜の旅
時計の針の音に乗って
色々なことを空 ....
水は自由だった
形はなく
その場所がその形だった
自らの意志で
動くことができなかったが
絶えずすべてが動いているので
別に苦ではなかった
暑くなれば
空に浮くこともできた
のん ....
懐かしい思い出に身を浸らせる
景色が真っ白になって
一人の少女と貴方が合わさる
もう一度僕の前に現れて
涙を流し そう願い続ける
僕は貴方の意識の中を漂い続ける
終わりの ....
空を見上げることが怖くなった
もうあの星達は僕の頭の上にはいない
空虚になった心 空を見上げる時の心の痛み
僕は暗い宇宙の中で蹲る
夢の中でなら本音を言えるのに
現実では何も ....
空を咲かせて居りました
敷き詰めていたので 海にも似たり
ほろほろ しょっぱい
綺麗な黄金色飲み込んだ
ほら、随分遠く
小さな灯りが揺れている
綺麗だね
あれ、さやかのせい
っていうか
きっと、あれがさやか
空いたグラスにさやかが溜まる
煙もくもく吐き出す ....
?チョコいる??って聞いたら
?たけ里で?って言うから
今年も去年に引き続き たけのこの里
来年も再来年も
あなたに たけ里 あげたいなぁって
うん ちょっと ....
2007/02/10
空部屋を求めて
新百合ヶ丘駅前に着いた
仲介手数料0.5ヶ月分
敷金1ヶ月、礼金なし
1ヶ月分の家賃は
任意と書いてある ....
自分で想ってたよりも
僕は案外に君の声に救われてるみたい
「頑張れ」とか「前を向いて」とかじゃなく
「泣いてもいいんだよ」なんて優しく言うんだもの
僕が想ってるよりぼくは強くない
君が考えて ....
自分の感情がわからない
わたしの存在は 何処へゆくの
世界は色を薄めてゆき
不安なこころが世界を覆う
あなたは何処にもいないから
消えてもいいんだよ と。
まるで ....
二月をはじめたばかりの空に私は宿る
人見知りの日差しはまだどこかぎこちない
手放した温もりを眺める視線と
手放された痛みを撫でる記憶
風は中途半端に冷たい
人気のない歩道橋の上の ....
きれいな言葉なんていらないから
つめたい水をかけて 目を覚まさせて
とっぴょうしもない言葉で私を喜ばせる
あなたが すき
しあわせ あなたがおしえてくれた
たいせつな た ....
小学生のとき
チンチンに毛の生える早さと男らしさはあんまり関係ないと知った
中学生のとき
好きな女の子にはほんとうに親切にできないものだと悔いた
高校生のとき
....
め が みえない ひつじ は
おおきく なった なら め が みえるように なる と しんじて いた
だから いつも
あんしん して ひとみ を とじた
ひとみ の なか の くらやみ ....
自己というものは一枚岩のようなものではなく
多重に多極が複雑にからみあって
相反するもの同士不思議と調和して形成していくものであって。
だから自己の多重性について考えるとき僕は ....
朝起きると同時に自動販売機に向かう
どんなに寒くともアイスの缶コーヒーを買う
朝食はろくに摂らない
とりあえず精神薬を口に放り込む
摩擦の多き日が続き
僕の思考は混乱
....
海は凪いで
時折水面の灯りが膨らむ
こんな場面に身を置くと
ゆめを見たくなる
会いたい、の裏側にある
まだ微熱を残した感情から
目を背けずに
鞄ひとつぶんの希望を詰め込んで
夢のつ ....
君と初めて会うまでの間
君について一つの仮説を立ててみる
君は今日
僕と会ってから
死のうと思っているだろうと
君は急に僕に会おうと言って
けれど僕はなぜか以前から
君 ....
あっぷるいろに、そまる
いみたちをよこめに
とりは、うたう
はなも、うたう
すなはうたえないから
なみにこころよせ
わたしをみつめる
ちからづよ ....
なびく髪に右手をかけて
岸壁で揺れる君
大丈夫よ、と言う声が
気のせいじゃなくて
確かに震えていた
けれども
僕は知らない振りを決め込んで
安堵のため息を漏らしてみせる
....
振り向いたら
君は今にも
消えてしまいそう
頑張ることないよ
難しい事だけが
救ってくれる訳じゃないよ
綺麗な言葉だけが
正し ....
坂の上の夜。
自転車をとめて、白い息を吐いて、
マンションの淵に座り込む。
星も月もない、曇り空。けど
20分おきにホタルの列が、右から左へ、視界を横切る。
なんて美 ....
ひざの上に大きいねこがいる
くるくるしたくせっ毛をゆっくり撫でる
普段難しい顔をしているそんなあなたが
安らかな寝息をたてて
ひざのうえでおとなしく甘えている
あまりにも可愛すぎるか ....
まがいものは 百年もたぬ
詩語は 意味をはこばない
わたしらは 修羅であるから
もとめあいながらも ついに
手を むすばない
きらきら光る世界
残酷な程淀みなく
くり返す同じ軌跡
外側から見ていた
近づくことさえ出来ずに
ちりとりの群れが
空を飛んで行く
南の方へと
渡る季節なのだ
僕らはその姿を見送り続けた
トリはトリでも飛べないトリは?
隣で君がつぶやく
答えなんて
いつか見つかる
深い海の底に
ずっとずっと
堕ちて
眠って
逝きたい 逝きたい
でも
本当は
歩きたい
掴みたい
においたい
笑いたい
....
郵便受けに葉書を取りに行くと
ワニが立っていて
小包は腹の中にあると言うので
両手で口を大きく開いて
上半身を口の中に入れて
ようやく取り出すことができた
小包を開けると
小さな電卓が出 ....
笑って泣いて喜んで怒って
そんなキドウアイラクが楽しかったりする
進め進めどこまでも地平線も飛び越えて
誰にもツバサがあるんだよ
落ち込んでる顔よりも
笑顔の方 ....
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