横たわり目を瞑ると
世界が真っ暗になり
鼓膜を揺らす空気と
肌を撫でる空気のなかで
罪の意識があらわになる
今
らじをでも鳴っていれば。。。。
にんげ ....
"Don't Kiss My Tail"
あたしの尻尾にキスをしないで、
あたしは気高い黒猫乙女。
つんと澄ました鼻先も、
....
いま何処に居るの、と
夢枕
教えてはくれないでしょう
窓の向こう
{ルビ東雲色=しののめいろ}に染まる前に
君に逢えるとは
決して夢にも思いませんが
大好き
大好き
愛してる
それでも
僕は君を止められないの
「好き」っていう
ありふれた言葉でさえ
僕は君に
伝えられない
なぁ 父さん
あんたはやっぱ俺の親父なんだよな
考えてみれば小さい頃からさ
二人きりで話すことなんか
ほとんどなくてさ
だから俺にとってあんたは
よく分かんない存在だった
前にいちど姉貴 ....
初めて本気で凹んだ君を見た
僕の手を握って言ったね
泣きたいのに泣けない
泣いてばかりの僕にはあり得ないド忘れ
涙は悪いモノを出してくれるんだって
何かで読んだよ
いま君の中には悪 ....
他人の痛みを理解しようとして
無理して心の奥底まで覗き込む
其処には自分の顔が映っていて
今にも泣き出そうな顔だった
春の音が別れの時を読む
残された日々の短さ
二度と会う ....
言いたい言葉はたくさんあるのに
声にならずに死んでいく
君に言いたいことがたくさんあるけど
君は なんでかな
言葉にできない
そんな気が してる
そのまま
そのま ....
降りつづく雨は涙であるという
土をさらい根をあらわにして
僕の虚勢を暴いてゆく
両手を広げれば
僕はまるで木のようであるのに
こんなにも簡単に倒れてしまう
水溜まりには
強が ....
その時
あなたと私をつないでいた糸は
切れてしまいましたか
あなたは見失ってしまいましたか
もしかしたら
まぼろしだったのでしょうか
あなたと私をつなぐ糸は
そんなにも細かったのでしょう ....
こころはころころかわります
ころころこころはころがって
まんまるたいよう
まるいおつきさん
まんまるいこころ
ころころこころはかわります
こころはころころころがって
まるいたいよう
....
明日は大切な勝負の日
さっそく準備に取り掛かろう
市販のチョコを細かく刻んで
湯煎でゆっくり溶かしましょう
焦げ付かないように
ゆっくりかき混ぜて
隠し味として
愛という調味 ....
お店のショーウインドウでみかけたおいしそうなパフェ
白と赤や黄色や黄緑をちりばめたガラス細工みたいにきれいな パフェ
お手ごろ価格だったのと甘いものが食べたくなったのとで
ついに頼んでし ....
さめざめふる のは はるのあめ。
おとめの なみだ を、 まねて みせ、
あまい あまだれ ひとしずく、
ぽつりぽつり と、 ないて みせ
かなしかなしと ....
Happy St. Valentine's Day.
がんばれ! 日本中のおんなのこ!!
おんなのこは、
....
キッチンの窓の向こう側から
太陽が大げさに光を射す
生まれた時から
寝たきりのお前
唯一お前の側にいる等身大の影も
最早その成長を止めた
ああ太陽はまぶしいな
ああ太陽 ....
ケータイを閉じて
どきどきする
今の言葉取り消して
そんな安い言葉取り消して
あなたの口から零れる言葉は全て
あたしの宝物になるけど
あたしから送る言葉は
有り触れたものじゃ嫌
....
夜中の12時
布団に横になり
ゆっくりと目を閉じる
段々遠くなる意識
ふと気が付くとここは。。。どこだ?
どこかの山の中
俺はひたすらに何かから逃げていた
気が付くと目の前に ....
僕たちは奪われてしまった
誰にかって?
電子機器たちにだよ
彼らは僕達と仲良くなるふりをして
僕達の「表に出す」という事を
彼ら無しには出来ないように ....
永遠の証が欲しいと 君は呟いた
今僕等が愛し合っていること
それだけじゃ君は満足しないのかな
不安定で脆い、君
終わりがくることが こわいんだろうね
....
ここはどうにも真っ暗だ。
寒気もするが、今の私にはそれが心地よくもある。
寒気がなければ、
私なぞすぐに使い物にならなくなってしまうのだろう。
ここはどうにも真っ暗だ。
ここが冷蔵庫 ....
ああごめんなさい
あたくしといたしましたことが
ひどくうろこむしてしまい
大変お見苦しゅうございましょう
うなじのあたりから
せなかまでがもう
ひどくうろこむしてしまい
はがしても、 ....
ほら
雪の下が動いてる
小さな命が伸びてくる
一つ一つはわずかだけど
同時に少しずつ
湧いてくる
ほら
風が小枝を揺らしてる
小さな枝を揺らしてる
その先の方はつぼみが膨らんでる ....
僕の心 君の心
決して一つになんか
なりはしないけど
重なり合った
手の温もりは
嘘なんかじゃないよ
だから もう泣かないで
....
七つ下がりの風通り
透かし模様の薄絹に
{ルビ囁=つつめ}く日射が
なだらかに滑り・・・・
{ルビ疾=と}うの昔に置いてきぼりの
ブリキの箱で ひしめく玉が
熱 ....
図書館の中に
戦場はひっそりと息をひそめていた
爆音も叫びも飛行機のエンジン音やプロペラ音も
溜息も束の間の笑顔も
音のない写真に詰め込まれていて
それらは見る者の脳に聞こえてくる ....
凍りついた大地の中で
追放された身を引摺り
彷徨う一頭の狐あり
視界が利かぬ白き世界
我が子の飢え満たす為
鉄砲を持つマタギあり
雪原に埋もれているのは
春を待ちわびる草花達
....
見てみぬ振りしようとしてた
ただ通り過ぎようとしてた 現実
どんなに願っても叶えられない
どこまで行っても終わりなんか見えない 愛の形
でも
それでもただ見つめてい ....
母親は子の幸せなんぞ望んでやしない
子が己よりも幸せになることを、やっきになって妨害する
父親は底抜けの馬鹿
娘と結婚することを夢見
息子に尊敬されることを、ひたすら夢見る
....
ねえ覚えている?
初めてあなたと出会ったのは
裏通りにあった小さなヘアサロン
あなたはまだぎこちなくて
遠慮がちな手つきに
硬く閉ざしたこころの奥で
何かが弾ける音がした
(誰かを好きに ....
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