十二月上旬の金曜日の午前中は幻想的だ
 
 閉ざされた世界が僕の目に焼き付く
 
 そこは僕の理想郷だ

 一瞬の探究が凍り付いて永遠となる

 永遠の結実が物語を創るエネルギーとな ....
 空から雪が舞い降りてきた
 今日はクリスマス・イヴ
 私は両手を広げ雪を全身に浴びている
 深々と降る雪
 赤いコートは雪で真っ白くなり原色を留めていない
 楽しいことは何も無いけれどこの ....
 この想いが君へ届きますように…
 君が好きだ
 涙が零れてきそうだ
 だいぶ涙が出そうになるのが収まったようだ
 僕は君を忘れることができない
 この詩はきっと君の目には止まらないだろうけ ....
先週、君と別れ
おとといあなたが殺された
昨日はおまえが街を去り
今日はあいつが冷たいアスファルトの道路で夜を明かす

暗いニュースばかり
暗いニュースばかりだ
この街は

明日、僕 ....
1.

男の精液ってさ タンク一杯の梅酒みたいだよね


タオルを集めていると香恵ちゃんがつぶやく


なにそれどういうこと

上の部屋に オーナーがおいてった梅酒があるんだけど
 ....
ほら
笑ってごらん

なんであなたは
いつも悲しそうな顔をしているの

笑っていれば
きっと良いことがあるんだよ


ほら
泣かないでごらん

なんであなたは
いつも楽しそ ....
君がもしここに居なくても
僕は君を待ち続ける
君のための歌をうたって
それは君が居たって 居なくたって
少しも変わらないことで
僕にとってはそれがすべてで
それが日常で
太陽が東から昇る ....
手に持った小刀に
夕暮れの陽が映り
火をくべる黒ずんだ手が
土の匂いを部屋に広げる
何度も繰り返される
木を削ぐ夕闇色の摩擦
窓からは無秩序な黄金色
顔をそれに溶かしながら
黙々と ....
何をしたいというわけじゃなく
ただ技術に酔っているだけ

まるで機械がつむぐ言葉
感情の無い文章
とんでもなく不透明なテーマ
何のために書いているのかなんて
きっと誰にも分からないだろう ....
毎日、夕方になると世界が溶け出す。誰もがみなとっく
に気づいていることなのに、誰もそのことを口に出さな
い。(それは、おそろしいことだからだ。)たとえば、
あらゆる文体が溶け出して、誰が何を言っ ....
何億年過ぎただろう
太古に私が使っていた携帯電話
それを拾い上げる
誰か
たとえるならば
石器時代に
誰かが使っていた鏃を
ある日の私が拾い上げる
そんな日があるかもしれない

も ....
グラウンドを白線が伸びあがり
休日の足跡をふまえるとき
光線はオレンジの斜面を傾ぎながら
予定の収穫を浚おうとしている

土の内部から気泡が生まれて
倒れた彼女を包み込んだけれど
それは ....
何を高望みするわけでもなく
ただ平穏に暮らしたい

じじいとかばばあになったとき
一緒にお茶飲めてればそれでいい

茶碗から伝わる温かさ
木の上の小鳥
田舎でゆっくり、な


そ ....
夕焼けも闇に染まり
少し先の道も見えない
自分の前を歩く人の足音を頼りに歩く
アスファルト特有の硬さに安心した

後ろからは僕を急かす様な声がする
誰かが苛立ちながら僕が歩くその ....
パパはなんでもできる人だった
天使を悪魔に変えるなんて
朝飯前だったし
時には神様がパパに
アドバイスを求めに来たりもしていた

パパは最期の夜を迎えたときに
僕に優しくこう ....
彼女は言った、もし
親知らずを抜いてしまっても
今までと変わらず愛してくれる?
僕は答える、もちろん
それに必要とあれば
代わりにとびっきり頑丈な義歯を
プレゼントするよ、もし
その時に ....
{ルビ彷徨=さまよ}っている
ひたひたと
出会うことがある
唐突に街中で

それは重い…重い
黒い真綿のような雪がそこに
影に見えて、やはりそこにある
ありとあらゆるものに、背を向けて ....
私はこぼす

  {引用=
   私に足りないもの
   ありすぎて浮かばないわ
   星に願いを
   月に祈りを捧げれば
   満月のように
   完璧な形を手に入れられるの?}
 ....
その日曜の朝
世界は僕らを迎えに来た
君は犬を放し公園ではしゃぎながら
犬の首輪を世界にかける

陽だまりの中に寝っころがり
お気に入りの文庫本の好きなページを開く
太陽の光 ....
ふとあの日の自分に誘われて

学校に足を伸ばした


理科室

実験をして失敗してる
あの子がいた


家庭科室

裁縫をして指が絆創膏だらけの
奴がいた


体育館 ....
手をほどこう
手をほどこう



もうアンタには付き合ってられないよって
そういうところが気に入らねぇって

口に出さずに手を繋いでた

本物ってそういうもんじゃないだろ
そうい ....
持っているの?
あなたに尋ねられて
思わず
持っているよ。そんなものと
答えてしまった
だけどね
ほんとはね
バッグのなかを
さんざ探しても見つからなかった
どこかで買えるのかな
 ....
青い海が続く        亜熱帯        青く光る魚が游ぎ        珊瑚達が        手を振るよ        ナマコがいたりして        踏んずけて ムニュっと      .... 何度確かめても足りないの
あなたの愛

綺麗な指先に私の指を重ねてもいい?
本当は近くに居たいだけ


会えない日々が加速させる
わたしの気持ち

馬鹿だと笑ってくれても構わない
 ....
めざめるには あまりにながく
ねむっている おとこの
みみもとで しんみりと
おんなが うたっている
うしなわれた ことばで
もう墓標を背負う男は飽きただと
俺はちっとも飽きてない
まだまだ言いたいことは沢山あるし
第一墓標が立ってねえ

だが女たちに言わせたら
俺の言葉遣いはいかにも男を演出してるっぽくてムカム ....
蒼い空を背景に
独り歩き続ける
足元には踏まれた
蒼く染まった薔薇

悲しみの無い心を探して
迷い始めたのは過去
今を見失った

孤独の扉を開放する
-BLUE ROSE-
誰も ....
夜になると少し怖いから
何かに食い荒らされそうで
怯えてしまうから
そっと傍に居て欲しいの

貴方が居れば
傍に居てくれたとすれば
姿のない恐怖にも
打ち勝てる気がするの

貴方の ....
見えない明日に向かって
ぼくらは走る
見えない明日があるから
ぼくらは走るのだ

いつも手探りで
仄かな明かりは君の存在
何も聞こえない暗闇で
微かな声は君の呼び声

知らない明日 ....
あなたからもらったもの
そのひとかけら、ひとかけらに
愛がこもっている

私はそれを探し出して
ひとつずつ、飲み干すだけ



今日もお腹いっぱいよ
甘いケーキも、一口も喉を通らな ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
十二月上旬の金曜日の午前中は幻想的だはじめ3*07/2/19 5:28
ホワイトクリスマス・イヴ1*07/2/19 5:27
本音2*07/2/19 5:26
窓の外は青空に春の風haniwa1*07/2/19 3:41
よるにとぶふね14*07/2/19 3:38
鏡映鼈甲1*07/2/19 3:34
極楽鳥宙空 心2*07/2/19 2:57
夜を削る及川三貴10*07/2/19 2:56
文字狂いしでん1*07/2/19 2:04
日毎の溶解[group]岡部淳太郎19*07/2/19 1:27
貴方は誰ですか?maynar...107/2/19 1:19
気泡hon507/2/19 1:03
・素朴・はち307/2/19 1:01
思考回路[group]海月3*07/2/19 0:53
きぐるみ〜パパの呪文〜なかがわひろ...4*07/2/19 0:47
珊瑚の夜シリ・カゲル5*07/2/19 0:45
82、暗闇 【くらやみ】[group]雨宮 之人2*07/2/19 0:35
cry for the moon三架月 眞名...5*07/2/19 0:22
Sunday Morningなかがわひろ...3*07/2/19 0:16
学校にテルテル坊主3*07/2/19 0:01
理由哀音1*07/2/18 23:45
Follow Me恋月 ぴの30*07/2/18 23:43
青い海あるぺんろー...407/2/18 23:39
距離ことは3*07/2/18 23:15
そろもん(ワンシーンの話)みつべえ807/2/18 23:07
飽きたサナギ5*07/2/18 23:05
Blue Rose流希-Яuk...4*07/2/18 23:02
愛しいうたAKiHiC...407/2/18 23:01
ぼくらは走るぽえむ君9*07/2/18 22:56
キッスことは1*07/2/18 22:55

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