まだ一緒にいたい・・・
それが本当なら
心からの言葉なら
一秒でも長くいられる術を
その手で掴み取ってくれればいいのに
なぜ君の足は
改札へと向かっているのだろう?
なぜ私を抱き ....
何度壊す勢いなのですか
核融合と分裂の果てに
何が残っていると思うのですか
太陽を手に入れたからって
試す術は無いのでしょう
もし試すのならば伝えてください ....
通り過ぎた 風さえも
気付かずにいた
砂が音を立てて動く様を
刻々と形を変えて
時の流れを映し出す
あれは
昔見た
深海の物語
....
私はしらないあさがお
墓石のうえでつるをまく
私はしらないうろこぐも
かぜにふかれてきえる
私はしらない鶏鳥
飛ぶことを忘れたまま
私はしらない子馬
ヒズメを地につきたて
私はしらない ....
目の前にあるのは
二次元に描かれた幻想でしかないのだが
見る、という視覚に限定された感覚だけでなく
描かれた全ては私の脳に語りかけてくるようだった
ルーベンスの絵が見たいと呟いた私は
し ....
あなたといるとね
ほんの些細なことも、幸せに変わるの
たとえば、目が合ったりだとか
たとえば、指先が触れたりだとか
他の子が聞いたりなんかしたら、きっと笑っちゃうね
だって
....
みんなエアギターを弾け!
いやギターじゃなくてもいいから各自エア○○をやれ!
エアでやりたいことをやれ!
やれないこともやってしまえ!
俺はエア全てやるぞ
エアメルセデスに乗って
エア最高 ....
今日も雲が多いね
君が言うけど
雲があるから
太陽の存在が大きくなるんだろ?
一見
太陽の光を遮断したように見える
雲でも完全には遮れてはいない
だから君は空 ....
やっと寒くなった朝に
雪は降った
お前はじっと降り落ちる白を見つめる
白い雪
お前の目の前を通り過ぎていく
外に出たいとお前が言う
長いまつげに雪が降り積も ....
エンバリーさんは その日も青をつくっていて
もう一体 いくつめの青になるか 自分でもわからなかったけど
それでも いつもと同じように青をつくっていて
赤だとか 黄だとか 緑だとかが もて ....
Q.人は何故生きるのだと思いますか?
・Aさん
それは幸せになるためだと思います
私の父と母はとても優しくて
小さい時から私に尽くしてくれて
だけど厳しくしかったりもしてくれて ....
灰色のゴム長靴が
水溜りの道を一歩ずつ
飛沫をあげながら一歩ずつ
いつのまにか雨上がりの
中途半端な空を中途半端に見上げる
待ち焦がれた土曜日の朝を
息をは ....
走ることは
ほんのすこし
歩くより早いだけで
大地に触れる回数は
結局少なくなってしまう
走るということは
触れないということか
月はやっぱり見えなくなる
世界から消えようとす ....
命の火は、揺らいでますか?
風に、
そよそよ、そよそよ。
心に、
ゆらゆら、ゆらり。
{ルビ詩=ことば}に、
すーっと、そっと。
消えそうですか?
消し方は、知って ....
歌
うた
ウタ
詩
うたをうたおう
うたを叫ぶんだ
吐く息が白く凍える
いつもの帰り道
僕たちの毎日に
最後の冬が訪れた
コレを乗り越えれば
また春がやってきて
新しいたびに僕ら
翼広げていくんだね
そんなことを考えたけ ....
曲がり角
まわると誰もいない
いるはずもないのに
探してる
バスの小窓に
見えない声が
聞こえるから
曲がり角
まわると誰もいない
いるは ....
浄らな思いで
祈ることもできずに
二月の夜道を歩いている
そういえば芸術は
どこか遠くて浄らなものだ
サティを聴きながら
迷路に一夜を運んでいる
きみは一 ....
君を
視界の右端に留めて
逃げない様に
どこかへ言ってしまわない様に
君を
視野という名の檻にぶち込んで
それはつまり
拘束という名の
愛情
通り過ぎる人並み
どんなに声を張り上げても
届かない声がそこにあった
まるでその空間のすべてが
凍りついたように
振動する事を忘れたように
次第にドンドンと景色も色 ....
私は悪魔に生まれたかった
その羽根も
肌も
服も
心さえも
すべてが真っ白で
穢れのない
神の慈愛と
人々の敬愛を
一身に ....
一人佇む夕暮れに
春を呼ぶ風通り抜け
時の移ろい見えたなら
春待つ喜び湧き出でて
畑の中の土を見る
土の匂いは春の声
歌はなくともリズムあり
その鼓動は夢語り
遠い空まで飛んでゆく ....
まばゆいまばゆい光です。まばゆいだけの光です。
いいんです。気にかけないでください。
気にかけたところで
私は地球を七週半している最中です。
いいんです。思い出さないでください。
思い出した ....
理屈じゃないんだ
理屈じゃ割り切れない
それを恋と呼ぶのは
間違っているのだろうか
あの瞬間に
あの言葉に
....
ある日突然地球がダメに
なっちゃったりして
どこにも行くあてがなかったら
火星移民計画を
一緒に実行しよう
(月のうさぎが手を振っていたら)
(ちょっとだけ振り向いてあげよ ....
氷壁からは北風の怒号
密林からは原木の咆哮
荒地からは枯葉の乱舞
吐息は此岸ののりとに変わり
のりとは彼岸の呪いとなって
真っ黒になった耳かざりを震わす
そしてタナトス ....
悪いのはすべてあなた・・・
そう一人つぶやいて
泡立つ浴槽にりんごを浮かべる
そうよ
悪いのはすべてあなた
あなたの愛は激しすぎなの
あなたの愛は重すぎなの ....
彼はそこにひとりでいた。しかしそこにいたのは彼ひとりではなかった。
その屋上プールではたくさんの人間が半裸のまま死んだ魚のように浮かんでいた。
それは誰かが水中に劇薬の類を流しこんだからに違いなか ....
あたしの指に光るもの
あなたの視線を感じる度に、何故だか胸が苦しくなります。
「どうして・・・」
あたしは彼に、こんなにも愛されていると云うのに。 ....
感情の正しさは、事実の正しさと必ずしも一致しない。
しかし私たちは、それでもなお、感情のリンプンを撒き散らす真夜中の蝶なのです。
嘘偽りのない、素直な放火なんです。
しかしそれを災害と見なしたあ ....
4828 4829 4830 4831 4832 4833 4834 4835 4836 4837 4838 4839 4840 4841 4842 4843 4844 4845 4846 4847 4848 4849 4850 4851 4852 4853 4854 4855 4856 4857 4858 4859 4860 4861 4862 4863 4864 4865 4866 4867 4868
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
4.27sec.