寒いさむいと閉ざした扉
どうやら外がぽかぽかと
暖かくなって来た様で
窓辺に小さな陽炎が昇りました。

長いあいだ閉じていた窓を、少し開け
つくしや蝶々や
たんぽぽなんかが咲いているかし ....
うら暖かい光が降り
桃色の桜が吹き荒れる
積もったら
何を作ろう
だるま?
かまくら?
さらさらと崩れ落ちるね
そこに在ることを拒否するように
崩れて消える

ね ....
私にキミが敵うはずがない
いくら重たい鉛の鎖で縛ったって
こんなの飾りにさえならない
金属で心まで内側まで縛れるとでも、
小さな窓から差し込む陽射しさえ在れば
私はこんな屈辱など何でもない
 ....
白雪が溶け        雫となり        川に流れ       岩岩を削り        石を流し        魚に       苦難を与え        最後には        大河の一 .... 悲しい目をしているのは
誰?
二人は見つめ会いながら
呟いた
『ごめんね』と
約束した未来は消え去った

あの日何気なく二人は出会った
あの日何気なく二人は手を繋ぎ
あの日何気なく二 ....
誰が教えたわけでもなく
指で三つ、をつくる
しいちゃんは
たくさんを
それはささやかなたくさんを
欲しがろうとする


絵本読んで、と
わたしの膝上に乗っかって
ほお擦りするように ....
彼女は脆くて     恐ろしく美しかった









「わたし 依存症なの」


僕の告白に彼女はそう答えた



不安になって 疑って


  ひどく束 ....
 
順調な始まりは、容易く
頻繁に転調してしまう。
 
予想していた 音は
半音 下がったり
   上がったりだ。
 
怒【ド】 殻を破り
姿【シ 】 美しく
裸【ラ 】 立ち ....
冬が終わりそうなので
ひだりの方を向いたら
そこにはひだみがいた

ひだみと名づけられたひだみは
自分が何であるのかわからないので
大そう困っている

僕もひだみと言ったものの
ひだ ....
重たい例のあれを背負って歩いていると
エレベーターがあった

金属の扉だった

すらっと扉が開いて
ぴっちりした詰襟のエレベーターボーイが
真っ直ぐ立って
「上へまいりまあす」だと
 ....
明日 天気になぁれ

私に触れなくなった この冷たいてのひらも
ひかりを浴びたなら
きっとまた息をするから

明日 天気になぁれ
明日 天気になぁれ



(君がはいる箱には金平 ....
深い底に眠る
儚く淡く辛い思い出
とても長く君を
好きだった
ずっと一緒にいたかった
どうしても
簡単に諦められない
大変な辛い恋をしてしまった

とにかく逢いたくて
とにかく話し ....
ずっとなかった

アタシだけの匂い

キミは持っていたのにね


確かに香水せいだけじゃないのも

分かってたし

人ごみに紛れてしまったとしても

キミがアタシを嗅ぎ分けら ....
朝起きた時から
世界が動く
時間が動く
めまぐるしい速さで
空間は移動する

それぞれの現実と現実が
混ざってゆく
それぞれの昨日と今日を
確かめあう

その輪はどんどん大きくな ....
慣れる怖さをしっているから

少しの合間

地上に顔を出し

儚く地面に散ってゆくのか
あと3歩だけ
歩いてみないかい?
きっと何か変わるよ


1歩
学校のこと思い出す
楽しくて
楽しくて
かけがえのないもの

2歩
親のこと思い出す
何度も怒られたけど
生 ....
てのひらに乗った 雪が
溶け出して、僕の
一部になってゆく
降り始めに気がついたのが
どちらだったか
もう忘れてしまった

雪は
これで最後かもしれない、と
最初に言ったのは君の ....
今朝この星で
産声を上げたばかりの
「完全」ないきものが
生まれた傍から言い伝えどおり{ルビ半身=はんしん}ずつに引き裂かれ
それぞれ渡り鳥に渡されて
島のうえ
西と東に
千年歴史を遡行 ....
化石を みがけば
ふかい 睡眠がひらく
いちども とぎれずに
わたしへ つむがれた
塩基配列の ざわめき
あなたとだから、信じて飛び込んだ
未だ知らない世界

ねぇ、聞いて
わたしも、なんにもわからないの
わたしだけじゃない
誰も、正解なんてわからないの

だけど
誰もが《わからない自分 ....
     「おかえりなさい」


     胸をしめつける


     この言葉


     「ただいま」
     と言えるしあわせ
普段、信号無視なんてしないよ。

どんなに、短い歩道でも。

けどね。

今だけ、しても良いかな。

空が、綺麗なんだ。

流れる人並みなんて。

気にしないで、さ。
 
鳴けない鳥は
毎日泣きました
 
他の鳥に
バカにされ
 
いつか見返してやる
そう誓いました
 
 
 
その鳥は
言葉を覚えました
 
その鳥は
偉くなりました ....
いろんな人の
いろんな意見があり

それは何が正しいとかは問題ではなく
気に入る 気に入らないの問題でもなく
それはその人の自由であり また
その人の生き様でもある

いろんな人の
 ....
  「冬から春へと変わっていくだろう?陽射しとか」
  わたしはうなずいて、コーヒーをひとくち飲む。
  「ふと思い出すんだ」
  またしても、わたしはうなずく。
  夫はまだ、コーヒーを飲ん ....
 ナルニア国の泥足にがえもん殿他とおぼしき方々から、とてもうれしい便りが次々と届き、なんだかとても気分がいいので、かなりの出費が痛手なのですが、いよいよ春めいてきたということもあり .... 新しい一日が始まる 変わらぬ毎日が流れる
どこで区切って 何で笑って 生きているんだろう
夢から覚める前に 現実に冷めてしまった

先の見えない時間を 一人で背負いすぎて
振り払えない不安を ....
ねぇ、アルビノ覚えてる?
2人が出会った冬の朝の事
緑の公園も赤いベンチも
思い出の中で色褪せてしまったよ

ねぇ、アルビノ
札幌の空はどんな様子?
前橋は今年雪は降らなかっ ....
ガラクタ

ずっと抱えてた

重みで腕が青くなっても

壊れた破片が肌に刺さって紅くなっても

ぎゅっと抱えて放さなかった


他のだれがそれを

"ただのガラクタ ....
おいでよ
部屋 好きに使ってくれていいから
いつ帰れるか 解らないけど

行きたいなんて 言ってないのに

着信履歴に 痕を残してしまったばかりに
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
蝶々の影が白い壁の中を飛ぶ[group]プル式3*07/2/25 0:22
花吹雪なかがわひろ...2+*07/2/25 0:18
AKiHiC...607/2/25 0:16
あるぺんろー...507/2/25 0:12
巡る未来春日 凌我107/2/25 0:11
黄色い星フユキヱリカ18*07/2/25 0:07
依存性2+07/2/24 23:35
指揮に逢うピアゴール107/2/24 23:19
ひだみたもつ1007/2/24 23:14
エレベーターサナギ3*07/2/24 23:10
明日 天気になぁれ朽木 裕3*07/2/24 23:05
記憶春日 凌我007/2/24 22:58
アタシの匂い三架月 眞名...3*07/2/24 22:27
昨日と今日そして明日ぽえむ君9*07/2/24 22:24
一年草hiro407/2/24 22:11
3歩美月朱恋10*07/2/24 22:08
ラスト・スノーRin K41*07/2/24 21:44
半身の詠唱水町綜助5*07/2/24 21:44
そろもん(コレクションの話)みつべえ207/2/24 21:29
未知ことは3*07/2/24 21:27
「おかえりなさい」[group]逢坂桜16*07/2/24 21:09
あお信号。狠志107/2/24 21:08
Top of the Bird瑛治207/2/24 20:58
Individual美琴407/2/24 20:22
創書日和「炎」   かげろう[group]逢坂桜9*07/2/24 20:03
今夜、星座花火を打ち上げますまどろむ海月8*07/2/24 18:55
そうありたいだけ蒼穹8*07/2/24 18:10
アルビノに送る手紙[group]1486 1...6*07/2/24 18:07
ガラクタ三架月 眞名...7*07/2/24 17:29
着信履歴[group]スプートニク2*07/2/24 17:29

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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