誰もいなくなった教室に
少年が忘れ物を取りに戻ってきた
いつもの教室は
いつもとは違う匂いがした
別に急いで帰らなくてもいいのだが
教室の中の空気を乱すのを恐れた
駆け足で自分の机に向かい ....
貴方は軽いさ
ある意味で
自分も軽いさ
ある意味で
現実そんなもん
ある言葉は
『いなくなれ』と
ある言葉は
『この世から消えろ』と
それ等も軽い
その言葉を発する ....
?.
この絵、あんたにそっくりね
そういっておまえが笑った絵は
リオハのお城みたいなワイン美術館にあって
おまえが指差して笑った絵は
赤ん坊のバッカスが
ワインをラッパ ....
壊れちゃったあたしのココロ
ギザギザのトゲトゲだったから
どこをどうくっ付けていいか分かんないの
?どこで買って来たの接着剤??
必死に直し始めたあなたに呆れ顔
....
ねぇ気付いてた?
あなたは 嘘つくとき 鼻を触る癖があるんだよ
ほら そうやって・・・
わたしたち もぉ 終わりなのかな?
毎日毎日 時間に追われ
息つく暇もなく 次から次へ
イライラしている
ストレスたまりまくりの心
毎日毎日 時間に追われ
やらなきゃいけないこと 山積みで
処理しきれ ....
「愛してる」で始まった今日一日。
ちょぉーはっぴぃ〜♪♪
さぁーて がんばっていきましょう!!
白く美しい君に送る薔薇はあまりにも陳腐
この世で最も鮮やかなのは瞳を閉じた君
彩りあふれる君の周りに黒い塊
切り取られた現実は明日に続く日常の前ぶれ
繰り返される日々がほんの少しねじ曲げら ....
「愛してください」と言えないから「ちゅーりっぷ、ください」と言った
「あなたが好きです」と言えないから「白いちゅーりっぷが好きです」と言った
たった一つ、あなたから貰った
白いち ....
駅が近づくたび
いい日旅立ちのメロディ
寂しさとはなにか?
親子の絆とはなにか?
幸福とは?
真剣な暮らしや営み
きみのそういうものを
すべて僕は壊したよ ....
出張がえりの車窓には
地方の暮らしが流れています
それを目とこころで聴いています
トンネルのなかにはいるたび
車窓にじぶんが貼られています
生きているのに
死ん ....
ふわっと香る
あなたの匂いに包まれて
深い眠りに落ちる間際
耳に触れた
あなたの声や吐息に唇
そのほほ笑みは
あたしのものね
唇があたしを呼ん ....
ドアひらき
ホームにひかりと影かたち
風はまるで波のよう
地上にからんであらうよう
ひなたぼっこをいたしましょう
かげふみなどもいたしましょう
ドアひらき
....
その目で見たものがリアル
その耳で聞いたことがリアル
その肌で感じたものがリアル
その口で味わったものがリアル
その鼻で嗅ぎ分けたものがリアル
その正しい心で感じたものが ....
私の中にいる悪魔が
名前を欲しがります
自分のことを呼んで貰いたいのでしょう
私はとても奇麗な名前を
悪魔につけてやりました
悪魔は毎日自分を呼んでくれとせがみます
仕方が ....
瑞々しく艶やかに咲き誇る
美しいうたの清潔な狂気が好きさ
そのころ若干ケダモノだった僕は
海の家で発情中でした
研ぎ澄まされて突き刺さる
哀しいうたは清潔な兇器なのよ
そんなドMさんと ....
蝶もサナギがら産まれでる時
勇気と幾ばくかの痛みはともなうのではないだろうか
かたい殻の中で内から突きあげてくる衝動に身悶えながら
必死に闇の中で蠢く
満身の力をこめて ....
なあ、雪、降ってるよ
なんぼ今年は暖かい言うても
冬は冬やから
ちゃんとあんたの見たかった
雪、降ってるよ
ベッドに横になる
あなたの瞼は死神の重しで
開かなくなり ....
世界一強い国を 惨劇が襲いました
思わぬ事態に呆然とし 泣き喚く人々
事件は世界を変えました
悲劇を繰り返さぬよう 原因を絶つのです
悪の温床には 国連軍が派遣されました
誤爆により 人 ....
意味が無いと言われた時間
結果、崩壊した
結果、存在しなくなった
結果、つまりは否定
結果、亡くなった
歴史の様に繰り返し
過ちには気付かない
腹を割った自殺人
我に力を… ....
仕事に行く
ぎりぎりのところ
足を一歩踏み出すだけで息が苦しい
外の世界とつながらない
伸ばした手はいつも空気を掴んだ
あたたかい手はない
足を踏み出すだけで疲れていく一歩一歩
....
焦り 惑う 心
何を焦っているのか 何を戸惑っているのか この心
何をそんなに急いでいるの 私 ・・・
まだまだ時間はあるでしょ?
焦って 進んで 転んで 空回り ....
空のポリバケツがゴロゴロと
春一番の風だか 季節外れの突風だかに
弄ばれるようにゴロゴロと
あっちへ行ったり こっちへ来たり
空のバケツに意思はない
風の吹くままあなたの望むまま
ちょ ....
大切なモノを大切にするほど 壊れてゆくのは何故?
ただ・・・愛したいだけなのに 愛してはいけないのでしょうか・・・
愛すれば愛するほど 嫌われて
大切にすればするほど 壊れてゆく ....
{引用=木の芽を幾つ数えた頃に
木の芽を幾つ摘んだ日に
想い晴れないこの空で
幾度の晩を越したのか
ひとつ小さな結びの手
時には木漏れ日うたたね木
姿変われど弓張り月の
野原 ....
めざめ て
1 という数字に安堵する
紙をぺらり べりっとやぶり
くしゃっと捨てる
とりだしたければ、箱に手をいれるだけ
小さい緩衝地帯にどんどんほうりこむ
あれも あれも
....
ぼうしから とりだした
はなづなを そらに
かけおわると てぶくろをぬぎ
ゆびぶえ ふいて
ことりたちを よびよせる
*関連作品
手品の話→http://po-m.com/foru ....
言の葉が 舞い
言の葉が 光り
言の葉が 歌う
言の葉の大樹に寄り添い
顔を上げれば ほら
言の葉が楽しげに 歌う
木漏れ日はまぶしく
光り 舞って
言の葉の旋律を奏でる
一 ....
ぶら下がろうと思った縄が
ちぎれてしまった
陥れるために仕組まれた陰謀か?
創造者による試練か?
嘆いてもしょうがない
擦り切れた心をそっと抱いて
壊された感情なんて捨ててしま ....
いつも通る道のある家の玄関に置かれた
手入れを忘れられたその花壇は
いつも泥みれだった
白い花が咲いているというのに
綺麗とは思われず
むしろその花の美しさが
汚さを目立たせていた
花の ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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