赤信号の少し高くを
つばめが横切っていった

そんなところまでは取り締まれません
とばかりに
おまわりさんは空を見上げている

季語は春
ゆっくりと
けれど、
止まらない


 ....
命知らずな黒猫
いつもなにかとぶつかって
近づくものに牙を見せ
触れるものに爪をたてた

残した爪あとは
彼の生きた証
孤独すら恐れないことが
彼の勇気

恩知らずな黒猫
傷 ....
許されない愛だとは 初めから知っていた



それでも愛情は易々と理性を通り越し 重ねた唇は熱を帯びる


互いに深く依存していった


罪を犯す 僕ら  穢れゆく 体


 ....
おっぱいがおおきくなったよ
おなかもおしりもふとももも
にの腕とほっぺたと顎まわりも

ふわりとやわらかくふくらんだ
どうやら あたしふとったみたい

のこさずきれいに食べたから
お菓 ....
きっと みんな わかってる

僕は なにも凄くない

僕を動かす 君が凄いんだ



最初から解ってた


僕が

君に

勝てるわけがないんだ


うにょん  ....
深夜の質問サイトに
こんな書き込み
「生きたエビをもらったのですが
色が真っ黒です
もっと赤く、新鮮な
色でないとだめですよね
古いものをもらったのでしょうか」
ツッコミどころが満載だ
 ....
想いをどこに

隠しましょう。

影が色付く

夕刻に

私はほんのり

頬染める。
後姿を追いかけて
雑木林を抜けると

ほのか温もる世界

君が道しるべ

並んで見下ろした昨日は
水面が揺らめくように瞬く

  
  ふたりで夢をみた。


からだ寄せて ....
緑色の手足に
金属の目玉
アナタを愛すると薄っぺらに誓うのは
この長い
長い

熱い
むしむし
むし熱い
アナタの寝顔を舐めて
溶かす



私を呼ぶ声がする
常に ....
紙魚による古い日記の傷み
思い出を放っておいたから
ところどころ判読不能で
繰ると震える頁の立てる低い音
音は、シ、ミ、シ、ミ、と
B、E、B、E、B、と
古い日記の痛みの音

あなた ....
今朝春らしいものが突然に

額に寝汗として現れぼくはそのために頭が重い

ぐっしょりと水を含んだようだ

重たい頭はぼくをふらふらと外へと向かわせ

安普請のとびらを体の重みで押しあけ ....
眼鏡を外し
全ての輪郭を奪う
青色の歯ブラシも赤橙色のオイル瓶も
銀色の蛇口も
緩やかに溶け出して
水の流れに混ざり

排水溝が渦を創り始める
わたしはその様を
掌に縋る抵抗で知る
 ....
 サンタさんはよい子の家の煙突に入る為にただ今ダイエット中だ
 毎朝10?ランニング 縄跳び千回 腹筋五百回をこなしている
 けどそれを終える頃にはいつも昼間になっている
 サンタさんは一年に一 ....
 現実か夢か区別のつかない夢を見た
必死にもがいても夢の中から出られない
 どんなに現実で鍛え抜かれた武闘家や戦士でも夢の中では無力である
夢の中では脳に支配されているため自分で思考する ....
 君想うとき
 世界が止まっているような気がする
君いなくなったとき
 僕の想いは四方八方へ分散する
 空虚な空へ打ち上げられる
 この曲を聴くとき
 僕の心の中にリズムが流れる
  ....
今オバァちゃんが食べ残した
お頭付きの鯛が天に昇っていきます
片身が無いので泳ぐ事も侭ならず
さりとて
昇っていくには
残った片身が重過ぎて
潤んだ瞳を
ますます潤ませ
静かに ....
ぼくは今
2つの分かれ道の前に立っている

1つは外へ
1つは内へ

外へ出れば不安と冒険が待っている
花と鳥は強く心に刻まれる
夢は常に広くなる

内に留まれば安定と無難が維持さ ....
七条駅の女王よ
貴方は 手足がない
ないために いつも 原石が 
体重の 眼下に 転がる
取れぬ
崖は 飛んでいくので
宣教師は 阿片を吸う
七条駅の女王よ
爪くずを 遺言に詰め
積 ....
久しぶりのその声は やはり心なしか疲れていて
ごめんね と 零れ落ちた言葉に
君は苦笑する

久しぶりのその声は 相変わらず可笑しなコトしか口にしなくて
その優しさに思わず 言葉をなくして
 ....
一人じゃ出来ないことも
あなたと二人でならこなせる気がして
別に根拠なんて何も無いんだけどさ
無色透明の自信だけ頼りにして

世界を変えるなんて出来なくても
この目に映る景色ぐらいなら
 ....
燃える草の原のむこうで
夜は息をしつづけていた
生まれる前のものが羽に包まれ
夜とともに揺らいでいた
かがやきのない星が穴のように在り
風と煙と火の柱を
吸い尽くすように吸いつ ....
左肩の鈍い痛みが
強張ったままの身体を刺す
男のそれも複数の憎しみと悪意が源だ
分かっているさ
あいつらだ
カレーうどん振興会
自分たちだけが正しいと信じ込んでいる
あいつらの虚無は途方 ....
焦ってみても
怪我するだけ
やめときなよ
無茶と勇気は別物

目を閉じて
耳をすまし
感じるんだ
波の訪れを







静かに…




 ....
きゅうじつに
おもいっきり
あせをながし、
ふたりで
ろてんぶろにはいって、
あおぞらを
ぼんやりながめるのが
ぼくらは
とても
すきだった。

手術の失敗が
ぼくらの
すべ ....
飴色の線が蜘蛛を伝って降りてくる
壁の染みは手を広げた形
翅みたい、

ぺらぺらのセロファンで
赤かったり緑だったり部屋を照らして遊ぶ
水葬には多分、オレンジが一番似合うと思うの

心 ....
蜜求め彷徨う蝶 肩を貸したつもりだったけど
触れてはくれなかった 僕は敵でしかなかった
そうやって言い訳して また君の心にもたれかかる

去り際に描いた燐粉 君の涙だったのかな
受け入れたい ....
ひなまつりの朝
寝坊をして
何も食べずに
自転車に飛び乗る

今日はもめごとなしでいこうと
約束していたにもかかわらず
叫び倒した挙げ句
汚い言葉を口から発してしまう
これで生まれて ....
今日起きて窓を開けたら
3月の風が入ってきました。
まるで包み込むようにふわりと。
3月特有の温かさをもってわたしをそっと包んだ。

もうすぐ この部屋から出て行きます。
4畳半の小さ ....
泣いてしまえそうなほど
圧倒的で壮大な
ぼくのところまで続く
止まらない絶対


衝撃とはいつも突然訪れるが故に突然なのだ
どんなに平凡な毎日を欲しがっても
回避することが出来ないから ....
出口、入口

ほんとのことは

じぶんを見つめて

信じられない

ことばを吐かれて

会いにきみに問いにゆく


 ま、団参バス

 静かな汗に照らされて

 きみ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
信号無視[group]たもつ1007/3/4 22:34
かすり傷黒い鴉207/3/4 22:31
許されない007/3/4 22:27
おっぱいスプートニク1*07/3/4 22:26
勝てない[group]北大路京介6*07/3/4 22:09
エビちゃんシリ・カゲル7*07/3/4 22:02
來稚4*07/3/4 22:00
*夢幻花*ちと11*07/3/4 20:51
蜥蜴さき1007/3/4 20:43
書いたものが何かであったころ佐野みお207/3/4 20:33
春の憂鬱水町綜助8*07/3/4 17:42
素顔[group]士狼(銀)9*07/3/4 17:41
メリー・クリスマス!!はじめ3*07/3/4 17:37
悪夢1*07/3/4 17:37
WORLD’S END SUPERNOVA2*07/3/4 17:36
天に昇れば川口 掌19*07/3/4 17:36
ぽえむ君の旅−出発−ぽえむ君10*07/3/4 17:30
七条駅の女王奥津 強2*07/3/4 17:20
夜風<18のprose-9->[group]ウデラコウ5*07/3/4 16:38
二人イヴ1*07/3/4 16:22
ノート(原のなかの家)[group]木立 悟707/3/4 16:12
ゼブラマンのため息ジム・プリマ...1*07/3/4 15:53
サーファー1486 1...3*07/3/4 15:03
赤い夢草野大悟6*07/3/4 14:34
こんちゅう記ミゼット8*07/3/4 14:19
誰かがいて初めて幸せと呼べる幸せ蒼穹1*07/3/4 14:17
おんなの節句yangja...007/3/4 13:48
3月の風はるこ4*07/3/4 13:28
瑠音007/3/4 13:22
出口、入口吉岡ペペロ107/3/4 13:18

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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