つないだ手のぬくもり
暖かな日差しに照らされ
おもわずステップしてしまいそうな
そんな
ある春の日
公園にはいり
芝生の上に仰向けで寝る
鳥達のさえずりが ....
2007/03/06
夾竹桃の種を飲む
噛んだら苦くて吐き出した
夾竹桃の花びらが
笑うように霞んでる
花の咲かない室内に
苦くて渋い種を播く
....
もう少し、
もう少しだけ此処に居させて。
君の隣りに居させて。
この夜の体温を感じさせて。
もう少し、
もう少しだけ残酷に愛して。
残酷に夢を切り刻んでしまって。
手遅れになった私を ....
三つ葉駅近くの踏切内で
君はさっきから空ばかり見ている
せっかくのチャンスだったのに
決定力が不足していたね
君を助けようとした熱血漢は
静かに寝息をたてている
でも大丈夫
ここ ....
僕は初めて買ってもらった画用紙に
花を描いた
一生懸命
描いた
けれども
クレヨンがないから
色を塗れない
「この花、何色だろう」
道をせか ....
ほんのわずか 2キロメートル
そう わずかに三十分も歩けば
この身体はそこにたどりつくのだ
あなたのいる場所に
小綺麗なだけの安っぽいアパートの一室に
まるでラブホテルみたいに
....
草花が咲いて
古いバラの木がアーチに寄りかかり
向かい合った椅子には
誰も座っていないのに
まるで
それで満足しているかのように
風に吹かれている
恋に落ちるって こんな気持ちだったっけ?
もしかして 初めての想い
カラダ全ての細胞が変わったようです
あいつと別れて 泣いた夜も
貴女との出逢いのためと 今は思える
何 ....
花かんむり
シロツメクサの匂い
透明色
ソーダ水の水面の波紋
むせ返る夏を
不器用に泳いで
よろめいた夕暮れ時に涙
びーだま、の
陽炎のアスファルトで
かなしい音を立 ....
昨夜 横臥で金縛り
今朝は朝から肩が重く
月曜から休みを取れば
部長の小言がうるさい
分ってるから
多少無理をしてでも
会社に行くしかないんだ
二十八年の人生で覚えた事
妥協と ....
息がつまりそうになったから
マシュマロ食べた
アルコールランプで
あぶって食べると美味しいんだ
それはあの日のキミの受け売り
放課後の実験室で二人こっそり
運動場を眺めながら
食べた ....
どこかに置き忘れた設計図
後戻りは
できるはずもなく
新しく作ることも無理
それでも
どこかの誰かが
その設計図で
幸せを作ってくれるなら
い ....
酷く気まぐれだけれど 自分をしっかり持っていた
人の波に惑わされずに 生きていた人だと思った
私は貴方の事 何にも知らなかったよね
貴方も私の事 何にも知らなかったと ....
ああ。やっぱしね
唐組のエンディングって
こうじゃなくっちゃ
唐組第38回公演「透明人間」千秋楽
ぽっかりと開いた夜の闇に
石灯籠の怪しい灯火
唐さんのおはこだよね
花園神社でも鬼子母神 ....
心に指があるとするなら
その指先から壊死していくような感覚
目の前には絶望がぽつんと置かれていて
それをただ眺めている私がいる
全てが客観的で、不親切で、そして現実だった
車に轢かれて潰 ....
うまれるまえに
だれだったかなんて
どうでもいいよ
うまれかわって
どうなるかなんて
しらなくてもいいよ
まっすぐまよわず
あるけなくても
きちんとじかんを
つみあげられ ....
朝焼けた空に 名前をつけてみて
産まれたばかりの「今日」が高く泣いて
真っ赤に腫らした ひとつきりの瞳
泣き疲れた「今日」の 幼い手をひいて
ほら、こっちだよって
....
考えることによって
悩むことによって
答えは見つかる。
何かを得たいと思うのなら
意識すればいい。
当たり前という無意識をやめたらいい。
ぼくは今
2つの分かれ道の前に立っている
1つは空へ
1つは海へ
青い空に浮かぶ白い雲を眺めるのは
晴れ晴れしい
鳥の鳴く声は1つの楽器だろう
青い海に流れる白い波を目で追う ....
香り立つようなあなたの薄桃色のその頬を
ほろほろと熱い涙がゆく
自身のためでなく誰かのためを思って
ああ
この世にそんな涙があったのですね
確か、そう
夏の寝苦しい夜だった
湿度に負けた星達を見上げながら
ある種の期待をした
瞬きなど、とうに忘れてしまったのだろう
湿気たような星が
無表情のまま夜空に貼り付いている
切れ ....
「はぃ 次」
「はぃ 次 お願いします」
と 幻灯機の一齣一齣のように
風に掠められた青い春
....
時計の針が動くたびに
世界が変わり 町が変わり
自分も変わっていく
自由は石ころのようなものだ
身近にあっては忘れていき
忘れてはまた拾いなおす
現状は 生きておらぬ
死んでも おらぬ
ただ そこに 在る
視覚的に 見るもの
全てに 祝福あれ!
淵に 回れ
福音が 聞こえる 彼だ
道端に 鐘を かぶされ
福音の 強要である
現 ....
本当は逃げてるンだ
君の優しさに甘えながら
一定の距離をおいてしか
心を許すことをしない
ごめんね
今の私には
余裕なんかないから
君の期待に
応えられないンだ
NO と言えないこの世界
YES の意味なんてまるで知らないように
否定することを拒む 人々
貴方は幸せですか? YES
貴方は不幸ですか? YES
....
うまくいえない気持ちに
怯えてる
関係のないオトばかり
溢れてる この街で
つながれたままの
コトバたちと
冷たくなったままの
この指先と
この心に うたを灯そう
君にも届け ....
死んだ目をした魚が
プカプカ空を泳いでいて
僕はそれ見て 笑っている
アリが道を行進して
テクテク歩いているのに
僕はそれを邪魔して アリを潰し笑っている ....
愛しい ひとの
少し あとを 歩く
街灯の下
あなたの 影に
影を 添わせる
影は時計の針
長針は あなた
短針は わたし
重なって
時は 12時。
わたし ....
4800 4801 4802 4803 4804 4805 4806 4807 4808 4809 4810 4811 4812 4813 4814 4815 4816 4817 4818 4819 4820 4821 4822 4823 4824 4825 4826 4827 4828 4829 4830 4831 4832 4833 4834 4835 4836 4837 4838 4839 4840
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