この世に楽園があるとすれば
それは何も描かれていない一枚の白紙
その白紙に自分の世界を創り出すんだ
ときに荒れ ときに穏やかな雲
そんな雲はヒトに似ていて
ヒトもまた空に還るのを感じさせる
夜風が音を立てずに私の髪の間をすり抜けた
それは君が私の髪に触れた時の感じに似ていた

闇に姿を合わす木々達が音を立てる
自分の呼吸の音を聴けと静寂を消し去る

私の{ルビ足=ヒー ....
何を隠す?
わらわらとぎちぎちと
ねちっこい
 
渡り鳥のように飛べたら
鯨のように潜れたら
 
わらわら
ぎちぎち
ねちっこいよ
 
勇気の術
 
言うが易し
持つは難し ....
猫の鈴が暗い緑を揺らす
さわりのない ぺたんこの靴と
長くて白い靴下

じゃんけんで負けたように肩を落としていましょう
まだ 存じません
鳴るかも知れません

唇をつきだして
ふふふ ....
木蓮だ

白がこぼれる

ぎこちなく

白がとどまってる

木に花の咲く不思議

桜より早くそれを伝える


動きだしながら

リセットされて

有機カルシウム

 ....
「Le Poete」(詩人) 
という名の店が姿を消した後 
新装開店して「Dio」(神) 
という名のピザ屋になった。 

消えた、前の店と同じく 
ピザ屋は毎日空席だらけ 

カウ ....
三つ葉駅近くの踏切内で
君はさっきから散乱を続けている

サポーターの期待に応える
君の一撃が記憶に残るよ
短い眠りから覚めた熱血漢は
もう自分の持ち場に戻っている

それはさておき
 ....
。  。    。    。        。

 。    。         。       。 。r

   。    。   。     。 。  。 。

  。         ....
キャベツにフォークを突き刺した
ズキッと心が痛むのに
フォークの突き刺さったキャベツは
平気な顔してそこに居る

フォークを抜いた跡は
痛々しい穴が
4つ開いていた

そこからは
 ....
君と契った
夢があった
君は笑って
小指を絡めた

ねぇ、君は今、そこにいるんだろう?

ねぇ、ここに、千切れた夢があるんだけれど。

どうすれば
いいのかなぁ?
地球は丸いものだから
平たい紙に写しても
全て正確には表せない
距離を正しくしようとすると
面積がおかしくなり
方角を正しくしようとすれば
形が崩れてしまう

地図は
もともと全てを ....
だしぬけに ほしが
ふたりを つらぬく
ことばなど ふみにじり
ぶちこわし あいたい
きぬぎぬの ときまで
胸をお借りしても いいですか

肩に少しだけ 寄り掛かってもいいですか

もしよかったら 抱きしめていただきたいのですが

そんなこと 頼んでも いいですか



貴方と私はついこ ....
この 霊的な徴を抱えた 破天荒

雷鳴 とどろく 春 浅い日

アボリジニ 伝説の吹き矢

良心を 植え込む 伝説の吹き矢で
一億二千万の 魂に 吹き当てる

良心の吹き矢 善良の種 ....
白に混じりし

赤色は

時となく

心を惑わし

濃さを増す。
碧空に圧し掛かる入道雲を
眸いっぱいに湛え、僅かに汗を滲ませる
その横顔(かんばせ)の美しさよ――。

少年は俺に問うた。
「かの雲はさんざめく熱気を
帯びているだろうか」
「触れれば ....
いつもなら憎まれ口しか叩かないけど

いつもなら頭叩きながら「あほ」ゆってるけど

いつもならふざけてからかうけど



今日は

今日だけは

ぐしゃぐしゃの顔の

失恋 ....
昨夜の大雨で 
水{ルビ溜=たま}りに{ルビ浸=つ}かった靴に 
古新聞を丸めて入れる 

翌朝 
すべての水をすいこんだ 
古新聞を取り出し 

しめった重みを 
ごみ箱に捨てる  ....
部屋には一本のゴムの木
でもその成長は見えていない
葉の色付き具合
前とは同じには見えない
大きな流れに逆らって進もうとしている
愚行を彼方へ置き去りにする術を手に入れるまで
 ....
嵐のあと 
歩道に{ルビ棄=す}てられた 
ぼろぼろなビニール傘 

雲間から射す日射しに 
一本だけ折れなかった 
細い背骨が光る 

あのような 
ひとすじの {ルビ芯=しん}  ....
求めるべき理想が見つからない
このとりとめのない世界で
目の前の現実に手を伸ばしてみた
でも、
何もつかめなかった
ありきたりの日常が
ただ忙しなく過ぎてゆく
僕の手には  ....
久しぶりに良く晴れたその日の夕暮れに
私の体温が奪われていく様子を
歩道橋の上から透明なカラスが見ていた

カラスはその向こう側が
全く透けて見えるほどに透明だったけれど
そのカラダの形 ....
               2007/03/06

アラビア風に
目の下を
コール粉で
黒く塗る
世紀末の
ガングロの起源かと思ったら
直射日光の
眩しい反射を遮って
目を
 ....
黒い雫が溜まった
下へ下へと
深く深く濁った
水溜り

僕の心
上へ上へと
高く高く望む
孤高の空

息も出来ないほど
潜り続けた
光が届かないのは
普通だった

塞ぎこ ....
「運命って信じる?」
「どうしたの真剣な顔をして」
聞けば親友がフラれたらしい
七年間の長い交際の果てに

「私達は大丈夫だよね?」
「当たり前だよそれより早く寝なよ」
強気 ....
カスタマイズとカスタマイズの狭間を携帯で埋める
仕事の休憩時間に俺が詰め所にいなくて公園にいることを俺の子どもが見たらどう思うだろうか
意味のわからない言葉を言ってわらって-

世界の路上では ....
今日、片付けの途中に
すっかりくもったシルバーのバンクルを見つけました。

それは、
かつて共に恋に落ちた男性と
ペアで買ったものです。

あの頃は、
物で心を縛れると思っていまし ....
実習中
「妊娠してます」
とは言えず
患者さんを
抱きマットへ移動

母泣かせ
父失望させ
私たちは親になる
春3月の風凍みて

結婚式
暗い顔の両親親戚
 ....
この場所に 残された

君の香りだけが 悲しくて。
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
三行詩 〜楽園〜[group]電子ノ猫人107/3/7 1:00
三行詩 〜空〜[group]007/3/7 0:59
開花海月3*07/3/7 0:33
『勇気の術』柴田柴助007/3/7 0:33
月の下のお話砂木9*07/3/7 0:21
有機カルシウム吉岡ペペロ107/3/7 0:15
( ピザ屋 Dio にて ) 服部 剛11*07/3/6 23:37
環状カツ丼線(2周目)シリ・カゲル2*07/3/6 23:05
あめ。かとうゆえ407/3/6 22:58
キャベツツキミサキ6*07/3/6 22:54
契れた約束RIKU1*07/3/6 22:46
言葉は丸いものだからぽえむ君10*07/3/6 22:15
そろもん(激情の話)みつべえ807/3/6 22:12
甘えまりも6*07/3/6 21:54
良心の吹き矢アハウ2*07/3/6 21:53
緋色來稚2*07/3/6 21:53
エロスと既視感白寿1*07/3/6 21:50
いつもなら・・・愛心2*07/3/6 20:47
「 寺の仏像 」 服部 剛7*07/3/6 20:38
偽モノmaynar...007/3/6 20:23
「 壊れた傘 」 服部 剛13*07/3/6 20:21
僕はあきらめないジム・プリマ...107/3/6 20:08
透明カラスと夕暮れ松本 涼1007/3/6 19:57
アル・コールあおば10*07/3/6 19:48
僕の深海流希-Яuk...107/3/6 19:28
Destiny1486 1...2*07/3/6 19:12
スカイフーチ馬野ミキ807/3/6 18:55
あの頃と違うわたしたのうち1+07/3/6 18:51
黄金の海  〜新しい命 〜  [group]さくらほ12*07/3/6 18:30
香りshion1*07/3/6 18:08

Home 戻る 最新へ 次へ
4798 4799 4800 4801 4802 4803 4804 4805 4806 4807 4808 4809 4810 4811 4812 4813 4814 4815 4816 4817 4818 4819 4820 4821 4822 4823 4824 4825 4826 4827 4828 4829 4830 4831 4832 4833 4834 4835 4836 4837 4838 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
4.28sec.