忘れたいと思っていたのに、
ホントは忘れたくないと思ってる。
できれば、あなたと幸せになりたいって
思ってる。
そんなの無理だって、もちろんわかってるのに、
早く忘れなきゃ、と思う自分と、
....
俺が掃き溜めで目覚めるともう昼下がりだった
空を見上げると曇り空だった
俺の目はグレーに染まった
俺は45口径を手にしていた
起き上がると髪はボサボサで
手で掻き揚げると手は黒に染 ....
例えれば
忘れられるべくして、忘れられている
約束の前の一片、踏み止まるための一線
私から出るものもの、も
忘れられるようにして、忘れられてみたい
繋げるために伸ばす手に、繋がるものを予感し ....
コンドルは空の神様から 灯りを探してこいとの命を受けた
それは世界すべてを照らすほどのとてつもなく強い灯りだという
コンドルは空の神様から翼を授かっていて
そのおかげで空を飛ぶことが ....
季節に翻弄され
ここは何処なのだ
私は誰なのだ
遠い記憶に兄弟で遊んだ公園が浮かぶ
母は美人で私達の誇りで
父は何でも出来るスーパースターだった
母は毎日出かける前 ....
なんだか一番ホッとする
そんな副作用を兼ね備えた
魔法の薬。
絶望感から私は解き放たれました
私は軽やかに
腐りかけていた薄い羽を大きく広げ
飛び出します
大空高く飛び出します
体の中に沈殿した
重い枷たちが枯れても
私はきっと大 ....
君との待ち合わせは
いつもこの公園
この公園で君と出会い
この公園で初めてのデートをした
この公園は僕達にとって
大切な場所
そして
君と別れた ....
僕の心は
ブラブラと揺れ
(ブランコ)
いつも僕は
君を見上げて
(シーソー)
いつでも君が
僕の中心で
(鉄棒)
不思議なんだ
君のもとへ行くまでは
すごく長 ....
マッドなコーヒー
肺に重い煙草
疾走する世界の改変
歪んでいるギターフレーズ
中毒者のオブセッション
非正規雇用
歪んだ世界への応力
疾走するギターフレーズ
誰にも気付かれない ....
今朝おそいおそい初氷がはった
暦ではそろそろ
冬眠していた虫たちがぞろり
ぞろり這い出てる筈なんだけど
今朝はやくはやくメールがきて
ボクらはそろそろ
終わりになるらしい
すべての約 ....
僕の彼女は、昨年度の
準ミス水滸伝
今年度こそは万全を期して
グランプリを獲得してやろうと
画策しているようだが
素人の僕から見ても
去年の彼女に比べて、全然水滸伝じゃない
やっぱり ....
サルが来た
僕の所にサルが来た
何かを伝えるために
僕の所にサルが来た
サルは僕の横で
バナナを食べている
何も言わずに
バナナを食べている
テレビのスイッチを入れて
アニメ ....
その痩せ細ったライオンは本が好きだった
本であればなんでもよかったのだが
ライオンは特に哲学に没頭した
一つの言葉にあれやこれやと
考えることが好きだった
三度の肉よりも本を優先していた
....
君のこぼれた笑顔の隙間から
幸せがあふれ出て
それが僕の心に染みこんで
僕の心が満たされる
笑顔って
そういうものなんだよ
貴女の日傘になって 美しい肌を 紫外線から守りたい
白いワンピース 雲の欠片
痛い日射し 夏の空
ふわふわのワンピース 建物 ....
君に届かない距離
世界はそれと同等の人生をくれる
野原で 寝ころんでいたら
しろがねの雲 おりてきて
金無垢の馭者が 手を差しだした
ありがとう でも
まだ いいや
*関連作品
召天の話→http://po-m.com/forum ....
荒んだ世界が
嫌いだった
だけど
空からの招待状は
来なかった
それが
よかったのか
悪かったのかは
わからない
今もやっぱり
僕は空を目指してる
だけど ....
三月の風が二月より冷たい
冬がもう少し生き延びているのかな
昨朝国見峠では雪が降っていたそうだ
できればその景色を見てみたかった
いずれ今年に春が訪れる
冬らしい冬を過ごさなくなって
....
鏡よ鏡 あなたはだあれ
今日は あなたのバースデイ
50才の誕生日
ウソよ ウソでしょ 信じない
きっと 何かの間違いよ
小人達に 囲まれて
楽しくワイワイ 生きてきた
20才のまんまで ....
通り過ぎた列車の
なごりの風が、引き連れる
潮のにおい
線路沿いにこの道をまっすぐ行けば
ほら、海が近づいてくる
そう言ってふたり、短い影を
踏み合いながら走った日
無人 ....
キャベツを二つに切ったら
きーーらぁーーいーーーって
女が出てきて叫んだので
キャベツ太郎と名づけました
女だけど太郎にしました
かわいくないので太郎です
公園のジャングルジムは
....
今日もたくさんの道路を見て来たので
君に道路の話をした
色や凹凸について話した
曲がりながら消えていく
その様子や
落ちていたもの
落ちそうになっていたものについて話した
飲食店の前の道 ....
祭壇の上にぽつり と一つ
甘い香りをただよわせ
みずみずしさを内に秘め
ひっそり 凛然と たたずむ
濃厚な蜜をたっぷりと細胞にふくみ
ふっくりと艶やかな曲線で
....
靴の中は酒まみれで
ガボガボでグチャグチャになっている この朝に
足元がふらついて足がどんどんと沈んでいく この町の地底に
ポケットをまさぐって1つの生命を取り出そうとする
ライターの点火 ....
夕暮れ
いつもの通学路で少年は
独り咲いている
紅い花をみつけた
家に帰り
父と別れた母に話すと
「 毎日水をおやりなさい 」
と言うので、次の日から
少年はいつも ....
誰もいねえよ
目には無人バス停
足元振り払え
闇の声
飛ばせ遠くの
走りながらの
石ころドライブシュート
空を切れ
月がきれい
一瞬夢心地
だけど汗模様
涙は見えない ....
日中の忙しさからすっかり静まり返った
午後九時過ぎの特養老人ホーム
入院先で亡くなった
Y爺さんの{ルビ亡骸=なきがら}が入った棺桶は
施設内の小聖堂に運ばれた
いつもはほと ....
刹那、見えた声
耳障りな音なら
要らないのだけれど
息も出来ない
こんな場所で
一体、誰が発したのか
酸素、下さい
Oだけで良いんです
酸素、下さい ....
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