流行って流れに流されてろよ
未熟な精神を毒で補うんだ
みんなで渡れば怖くないどころか楽しいか?
人形が雑誌を読み服の絵を描いている
みんな似たり寄ったりだ
未熟な意思で選択 ....
昨日 美術館で買った
イタリア製のボールペン
褐色の木に刻まれた
( The Paper Pen )
なめらかな筆記体の文字
金色に光る ペン先 と 頭
「 さぁ、これ ....
まるで隠れるような三月
全てを終わらせた昨日から
跳ねるように帰宅する君たち
その隣の景色が輪になっていく
循環する道程を真っ直ぐだと
いつまでも信じているものだから
中空に飛ぶ鳥の
....
うすきみの森の猥雑なアナタの
調べもそこそこの無口とネジと
葉をあさる蚕と高層ビルの気炎と
靴音と希少動物の薄軽い皮カバンと
化け猫と
嘘の煮物と酒蒸しと
左右で下 ....
病院玄関前に
雨上がりの路上に
いちばん風が吹いていた
折れたアンテナが 屋上で
ひとりでに揺れていた
午前5時37分、街灯が消えた
ヒューズが飛ぶように
鳥が飛び立つ
宥めす ....
わたしはかもめ
白くてきれい
いやどうみてもあなたは
夜から生まれた
からす
夜からなら
よだか
真昼の
まひわ
朝と昼で
あひる
うっすら暮れて
うずら
....
最近私はポエジーが生まれると
魚拓のようにポエたくをとるようになった
昔はそんな方法を思いつきもしなかったので
残せぬまま何年も過ごしてきた
ポエたくは大昔から在ったのだが
自らのポエジ ....
一人の女
残す素足の跡が
雨路に流れる
長い黒髪
滴る水音に
そっと耳を澄ますのは
女がまだ止まぬ証か
一人の男
年老いた男
女の後姿に
己を重ねる
....
初めに知ったのは母親の体温だった
温かな羊水に浮かんでいた記憶はないけれど
むすんで、ひらいて、して
あれからいくつの温度が僕を通り過ぎたのだろう
居心地の良い夢を見て
蝶々を追いかけて ....
今はただ逢いたい
あなたに出逢いたい
キミにも出逢いたい
とにかく逢いたい
そしてアタシを放さないで
この世界に繋ぎ止めて
必要とされている満足感と
存在を許 ....
最後の月日を重ねる
砂時計の砂は残り少なく
瞬きの間で全てが終わってしまう
緩やかに全ては前に行こうとする
私の背中を君は軽く押し
踏ん張りのない私の足は前に出て
君の少し ....
両手が
マジンガーZのロケットパンチのように
ぶっ飛んで行く
結構な勇気である
力線の方向は
いつでも
明日を掴みに進行している
スカイラインと出会いながら
ひかる かる るる ....
一、花の葬式
明日が急いでいたから
上手くエアポート落ちた
鞄に聞かれたクロワッサン
経験したら恋しい
画面いっぱい、銀色の群生
幻想は午前中
探してた新聞紙に
好きだっ ....
青空に寄り添う砂浜の轍
行き場のない人間の廃棄物として存在する
いくつものビニール袋
風に吹かれて無責任の壁に挟まれて
向かう先は螺旋の牢獄
辿り着けない者は
ただ 倒れるだけ ....
日が明るく見通せるから明日というけれど
何も見えないからこそ明日なのかもれない
日が今だから今日というけれど
何もしていなければ昨日と同じかもしれない
今日を大切にするということは
昨日の自 ....
未来に向かう
一人歩きする夢の歌
消える、そのさまを見た
過去を憂う
引きずっている君の歌
消える、そのさまを見た
心をずっと
暗闇に閉じ込めた
微かな光にさえ
目が眩んだ
....
ハミガキをしながら
真っ黒な空を見上げたら
空にすぅ〜っと引き込まれて
なんだか空を飛べるような気がした
ハミガキをしたら
変身して
空を飛べるようになる
ニューヒーロー誕生?
か ....
おにいちゃん
紅い雪がみえるよ・・・
白い雪の合間に、
おにいちゃん
とう、とう、
幻聴だけでなく
幻覚まで
見えるように なったのかな?・・・
おにいちゃん
....
「ひとを殴るって、
どんな感じ。」
リイは変な女。
いつだって変な女。
いつも変なことを訊いてくる。
いつもおれにばかり訊いてくる。
「楽しい。
....
お前が壁にぶつかって
散った火花が
この星燃やすんだ
お前が傷ついて
零した涙が
この星を潤すんだ
お前が夢見て
描いた絵が
この星の未来だ
....
眼下にひろがる
地道な星雲のような光は
夜の化学工場だった
下請けの金策のゆきづまりを
昼すぎに聞き
最終の列車にのりこんでいた
眼下にひろがる
地道 ....
あのさ、その人のことを考えると
心がきゅーっと痛くなって
顔が赤くなっちゃって、苦しい幸せに襲われるんだ。
―これは、なに?この感情は、なに?
「それは恋だね」
えっ ....
今日、午前中は車の洗車をしていた。
洗車は綺麗になると気持ち良いし、楽しいし、良い運動になる。
そんな洗車しながら色んな事に思いを巡らせていた。
洗車は僕にとって楽しい、けれど蛇口を ....
あなたの望むセカイの境界
それは固い固い壁かもしれない
それは鍵のかかっている扉かもしれない
セカイを開こうというあなたの気持ちが強ければ
あなたはきっと眼前のセカイへと辿り着くことができ ....
後ろの席で
あなたの背中をじっと見ていた
明日の今頃には
きっと君はここにはいない
そして
君がここに戻ってくることもない
私を残して
あなたは旅立ってしまう
いつだって
私 ....
お久しぶりです
千年ぶりくらいかな?
前世なんて忘れてしまったけど
美しい髪をお持ちですね
草木の枯れたエデンの園には
動物達の鳴き声は聞こえない
でも先祖を恨むつもりはあ ....
紫色の彼女、
真っ青なままの春に
真っ赤な口紅で
毒を吐いた
内出血みたいだ、美しい。
スニーカーから
ピンヒールに
履き換えて
社会を
カルマだと
置き換えた
....
自信がない
君のことを全く信じられない
絶望だ
信じられた頃は心が安定していて貶したりしていた
しかし現実的に考えてみて
君のことを想う前に自分には自信が持てなかった
周囲の ....
仕事に疲れてベッドに倒れ
布団にくるまり丸まって深い夢の中へ帰る
本当の僕は夢の中で生活しているのだ
ジャングルで狩りをしたり 海で漁をしたり 畑で収穫したりだ
君もまだ生きている
....
腐乱した君が僕の横で死んでいる
部屋は密封されていて匂いがひどい
冬なのに蠅が飛び交い 体中から蛆虫が湧き出ている
暖房が効いているせいか
床には睡眠導入剤の瓶が大量に散らばってい ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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