蟻の行列を見ていたら
一頭だけ、力尽きたのか
止まったその時
君の笑い声が聞こえてきた
そこは遠い世界なのかい
と問いかけると
再び歩き出し
どこを振り返ることも無かった
....
ど〜でもいいホントど〜でもいい
弱音吐かないなんてホントはうそ
偽りのしがらみは新たなしがらみを生み
暗い部屋で閉じこもって
必死に自分を慰めた
赤いランプが青に変わる ....
鋭く尖った青い薔薇
握れば紅に染まってた
滴り落ちる赤い水
口に含めば鉄の味
次第に笑窪が浮き上がる
狂い始める脳細胞
傷を欲しがるM奴隷
誰かに気付い ....
なんでもいい どれでもいい
なにかが欲しくてたまらない
偶然や必然なんかに
自分を委ねたくなんか無いんだ
穢れた道を進むしかなくて
それでもなにかを求めてて
....
?.
神経質そうに痩せた手を合わせて祈っている
ひざまずいて
教会の中 ステンドグラスを割ってこぼれる夕日に溶けそうな
白金の髪
俺はその斜め後ろに座って
じっと ....
お姉さま曰く
?男は自分の掌で躍らせてるつもりの
女の掌で踊ってる生き物なんだよ?
とのことです。
私は子供なのでよ ....
チャップリンが団長のサーカス団
経営は滅茶苦茶に苦しい
くたびれた乞食同然の団員や動物の大群を連れて世界を放浪している
まさに放浪紳士云われる所以である
団員にはやたらと厳しいくせに ....
空から優曇華の雪花がぽつらぽつらと舞い降りてくる
三千年に一度の奇跡がこの世界を埋め尽くす
それは君が無事に成仏できた証拠だろう
君は仏になったの? それともまだ生死流転しているのだろう ....
宇宙 影 愛 隔絶 死 音楽 妄想 幻聴 君
絆創膏の指輪をしながらキーボードを打つ
君に綺麗で儚い想いは届いたかな
千の物語を知っているそうだ
そのエキスを組み合わせて新たな世界を ....
気分が悪い。
人の気持ちがわからない。
今日会った僕よりずっと年が上で
人生の半分以上生きた
名前すら知らない人が気に入らない。
「ひどい男でした。」
(I My ME ME ....
「キス魔癒す」から「KISS MY ASS」へ
「バイアスカカッテンジャン」 「バックシマス」
「レンズクモッテルジャン」 「ジョン・レノンジャネーノン?」
眼から垂れ流す 妄想水晶 ....
新しい言葉をさがそう
誰のものでもなく
誰が語ったものでもない
自らの存在と
本当の実感と
実存から生まれた
新しい言葉をさがそう
語りつくされた理想は
無残に砕け散って
その残 ....
僕の恋が終わった
あの子の恋も終わった
僕らの大事な友達の恋が、実った
あたしは射精が好き。
射精は、どこか現実味を帯びていなく、
傍観できる、
あの白い液体は、
現実と妄想の産物。
人間として、感覚的に現実味が帯びる時は、
ティッシュの山、味だったりす ....
2007/03/14
ぎょうかんが〜
羊羹のような声を出すなよと
文句を言ったら
行間がと
改まった顔をして
三つ指突いて
男のくせに
やけに色っぼい ....
少年たちは少女の入り口に立って
中を覗き込む
奥の方の最後の門の前で
番人が笑いながら立っている
少年たちは怖くて
そこまで行くことができない
少女は愛想をつかして
勢いよ ....
息をひそめてじっと待つ
秘密の on line
待たされる時の流れが
狂おしく
逢える瞬間のときめきが
もどかしく
震える手で そっと あなたの心に
触れてみ ....
一重に幾重に
堆積した言葉の渦に
埋もれる心があったとさ
貴方の為だとか言う
使い古されたキーワードには
傲慢さが見え隠れしているのに
恥ずかしげも無く語る
思い至る事も無く告げ ....
人は何も持たずにこの世に出でて
何かに押しつぶされそうに
喘ぎながら生きている
何のためにと問いかけることは
おそらくは禁句であって
しかも新たな分身を作る
己の問いの答えもないまま
....
キミにはひとり分とか
ふたり分とか人数分って
概念がないんだね
いつも山盛りじゃないか
今日もボクは満腹になって
いまは動けないや
いろいろ話したいのに
お腹いっぱいしか言えないよ
....
手をかざした
手の向こうに天井
天井の向こうに
星空を思い描いた
・
天井と壁があるだけの部屋
例えるなら
僕の部屋は小さなテント
そう思えば ほら
何もない部屋だけど
少しはわ ....
今日、世界が終わるとしても
教えないでいてください
怖いからではありません
やっぱりわたしは
明日の約束をしたい、あなたと
交わされることのない言葉
くちぐせのような夢 ....
立ち止まらずに振り返って
転んでしまったような朝
あなたに見せたかった景色は 今どこに在るかな?
キスマークも青たんも
同じ内出血だ
血は出なくても
胸が 痛む
....
雨が雪になって冷たくて
心の中まで染み渡って行く様で
風がはらはら雪を運んで
僕の息に解けて地面に墜落する
愛は
哀は
Iは
逢い
それは鮮やかな光を差し込 ....
凄い口説き文句。
くらくらする。
まるで現実味がない。
だけど、現実と言葉は本来繋がりを持たない。
だから愛にはリアリティがない。
ないしょばなし、ボリゥムさげて、伝わる振動だ ....
絵本の側で
子供が頭をあわせ
内緒話をしている
二人だけの秘密は
二人だけの秘密のまま
やがていつか忘れられてしまう
僕らは今日必要なことを
ひとつひとつ整理していく
特別なことはない ....
僕と君のあいだで
羽布団は日々炸裂する
パンキッシュな鳥たちの
朝の銃撃戦の中で
あと一歩のところで
見られることのなかった
夢たちをデフラグして。
安吾がありったけのはっか煙草を持って私の部屋の押入れに住み着いた
部屋がヤニ臭いのは元からだからまぁいいとして
夜中に私のビールをくすねるのはやめてほしい
安吾、安吾
なん ....
彼女が好きなそのカフェにはいつも
雨が降っていた
店内はびしょびしょで
暑くて
植物が生い茂り
肉厚な緑の葉の上で
色とりどりのカエルが跳ねた
極彩色の鳥達が
テーブルの下で睦 ....
おとといの
夕暮れかけた空
君は
夏の底に
沈殿していったきり
西の夕焼けが
音をたてて色あせていく
手のひらの温度を確かめたくて
軽く握ってみても
汗ばんだ夏の終わり
いつだって ....
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