カードを出すと敵が倒れる
カードを出すと私が笑う
私は悪魔の顔をしている
私の中には誰もいない
私の後ろに誰かがいる
後ろを振り向く事が出来ない
恐怖のあまり
背中が硬直している
辺り ....
僕達が暫くの間歩いてきた細い道の意識はとうとう砕けて、
女は僕の横で微光点在する白昼の花々を避けて廻り始める、
言葉を 一つ 一つ呪うように吐き出しながら ....
日が暮れて今日も塩屋に
ナメクジたちが集まる
口々に死にたい死にたいと言いながら
塩を求めにやってくるのだ
けれど感情が昂りすぎて
みな自分の流した涙で溶けてしまう
翌朝塩屋の前は
粘液 ....
ぼくらの夢が一つ消えていった
ずっと空き地だった場所に
高層マンションが建つらしい
みんなでゲームをしたり
自転車で走り回ったり
喧嘩になったりもしたけれど
いつも気軽にみんなが集まって
....
寝っ転がってると殻に当たった。
殻の向こうでは大きな嘴が、
こつこつと、
ぼくを喚んでいる。
ごめん。
午後の昼寝には、
少し遅れてしまいそうだ。
....
三毛猫は憩う
幻燈の夜
羨望にすました
猫の瞳に膨らむ
ブリキの月
悪戯な黒雲が
月光の尻尾を隠し
この乳白の森を
蒼い舌で塗らしてく
魔法が解けてくようだと
きみは云 ....
君を思う
とき
上と
下に
僕は
引かれて
風も冷たく高く高く上り
落下を予感する
ケラの様に深く僕を隠し
浮揚のしかたを知る
地平からすれば同じこと
君から ....
高曇る
淡い灰色の空
ほどよい
緊張と弛緩
パステルで空に
輝く雲を 描いて
金色の輪郭を 希望で埋めつくしたら
そっと 諸天 善神が めくばせをするから
微笑みのなかで ....
読まれて落ちる卵には、
きっとわたしの顔は付いていない。
だからどうぞお好きなように、
割って食べてくださいませ。
わたしの伺いしらぬ、
卵でございましょう ....
東京の地下鉄に乗っている
端の席について鞄を下ろす
平日の昼間は人が少なく、ゆったり座れる
斜め向かいに杖をついて立っている老人と目が合った
グレーの少ない髪は電車の速度に ....
自分の事を大好きになれたら
自分の為に笑えるのかな?
あなたの事が大好きだから
私の為に笑ってくれないかな?
周りがみんな笑ってるから
私だけが淋しいのかな?
....
動物の顔を剥ぐ猟奇事件。頭、ではなしに。顔だけを剥がれた動物たちが彷徨う。犯人のプロファイリング。しかしながら、profileとは本来、横顔、あるいは顔の輪郭を指す言葉である。そもそも犯人は顔を有して ....
久しぶりに聞いた
あなたの声
優しい声
笑い声が風にのり
幸せを運んでくる
いつも元気で 強がってるけど
ほんとは とっても 寂しがりや
私に見せてくれる その一瞬の素直 ....
なにものかのとおったあと――
古色蒼然とした部屋に大小様々な地球儀がいくつか並べられていて、地球儀はそれぞれ貫通するようにくりぬかれている。まるでなにものかのとおったあとのように。物質は色を持つが ....
ぎゅってしてください。
何も聞かず ただぎゅって・・・
そのまま深い眠りにつきたい。
新しく始めようとするもの 始まるもの
すごくたくさんのエネルギーを費やし
小さなものが だんだんと大きくなってゆく
大きな夢を
シビアな現実を
安らぎと不安
....
地下鉄に揺られています
あなたは今何をしていますか
僕今ちょうど北大路駅
あなたは今どこにいますか
僕が揺れる地下鉄は
君がいるような夢心地
君の笑う顔が
僕の頭の中を巡るよ
....
今年はいっぱい詩を書いたなぁ〜
でもイチローの安打数より少ないな〜
約半分ぐらいだもんな〜
でも詩とヒット数を比べるのもなんだな〜
あっちの方が断然難しいし
あっちはそれでご飯食 ....
踏切前のジュースの自販機の横にいつも君は立っている
全身の血を抜かれたような青ざめた顔でじっと僕を見ている
何か懇願しているように見える
僕は足早に立ち去る しかし君は視線で僕の腕を離 ....
記憶と夢の中でしか君に会えない
潮風に髪の毛をはためかせ 海の声に耳を傾ける君
何と君に囁きかけているの?
君の命がもう無いことを神様はどう思っているのかな?
ただの運命だとしかお考 ....
誰かのテリトリーで踊っている気分
手の平の上とかそんなちっぽけな場所ではないよ
もっと狭くて悲しい世界
一喜一憂の原理を利用して息をする
苦しくなったら吐いて
嬉しくなったら全てを飲み込んで ....
一人暮らしを始めるにあたって
無理をして
セミダブルベッドを買った
食器やスプーンも2つずつ
テレビもレンジも買えないのに
馬鹿な子
白い壁
冷蔵庫の音
じっと ....
あのね
あそこにいるひとがね
ままはあしたしぬから
そのことをつたえておいてねって
いってたよ
しらないひとについていっちゃいけないって
まま、いってたから
おはなしだ ....
誰も ぼくのことを呼んではくれません
でも 一番初めにでていきます
けっして 前座のつもりはありません
なるほど メニューに僕の名はありません
ときどき 僕をいらないという人もいま ....
歌を音を色を光を愛せば永遠だ
壊してしまいたい
あなたにウィスキーを投げつけてしまいたい
あなたのちっぽけな愛を恥ずかしめてしまいたい
ずっと一緒にいたい、よりあなたが憎いと言 ....
沈んでしまった
沈んでしまったんだよ
波は驚くほど冷たくて
足はガラスの欠片か何かで深く傷ついて
白いワンピース
ガラスの欠片
そのシルエット
日は音も無く哀しい程静かに
沈ん ....
「おいしい。」よりも
笑顔が溢れる
アイのコトバ。
雨が降ってた ・ シャワー
雪が積もった ・ かき氷
晴れ間が差して ・ ライト
並んで踊った ・ ワイパー
ふたたび雨が ・ 涙の雫
そして ・ アンド
木々を剪定した ・ ....
ときどき
本当にときどき私は身体と心が千切れて離れてゆく感覚に
襲われてしまうのです
身体の芯から崩れてゆくような気がして
私の身体は
私の手足は
力なく横たわってしまうのです
....
今日もキミは待ち合わせに遅刻する。
次もきっと遅刻するだろう。
今日もキミは友達のイライラをボクに言う。
明日もきっと言うだろう。
今日もキミは帰りたくないと言う。
....
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