春はすぐそこまで
来てるはずなのに
冬と談合してるんだな
雪でも降りそうな空だ
ジャスミンティーは
飲み飽きたから
ほうじ茶を飲んでる
眠気ぬぐえなくて困るな
近頃デジャヴはも ....
まっすぐ伸びた茎に
まだ開ききらない
若いガーベラ
その素直に親しみ
その芯を持て余した
ガーベラ
まぶたの間に
顕れた苦しみ
黒目を大写しにする
苦い海水のような涙
喉に ....
何も変わらない街並み
古びた家々の塀を猫が歩く
穏やかな陽射しが満ち
平穏の昼下がり
縁台から君の好く吸う
煙草の匂いがした
だけど
君はもういない
坂道を駆け ....
会いに行かねばと思う
30年経った父は老けたと思う
母が老けたからきっと父も老けたと思う
会いたいなんて
これっぽっちも思っていないと思っていたと思う
少ない記憶の中の彼は
またがる肩 ....
判断基準は自分で
作り上げるもの。
他人の意見は参考にしかならない。
あなたを満足させるのはあなた。
何をしている時が幸せ?
誰と居る時が幸せ?
これはあなた自身が
一番よく知っているは ....
死んだ人を愛することは
じゃんけんに似ている
思うことは
与えてくれたものには勝てず
与えてくれたものは
あなたには勝てない
そうしてあなたは
思うことに勝たない
しらけた草とは
うらはらに
澄んだ大気に
映る青
ますます薫る陽の光
からだの温もりをなぜてゆく
すずやかな風へ
ひとつ鼻歌のせたみち
雲
あんまり空が
低いので
私は泣いて みたのです
いいえ私は泣きません
ひとつも涙は零れません
とけてゆかない成分だから。
ひとり
あなたをきずつけぬよう ....
向こう岸で
いちゃついてるぜ
あいつら
自由って
けっこう寒いんだね
秘密も
けっこう寒いんだね
そんなことを
ひそひそ話しながら
おれたちも
あったかい場所で
....
とにかく科学は驚かせたかった
品種改良を重ね続けて
完成したのがこの
菜の花ピーマン
黄色と緑のコントラストはもちろん
春と夏が同じ種から生み出される
収穫時期はどの季節も対応できる
世 ....
さようなら
その言葉だけは使いたくなかった
もう二度と会えなくなる気がしたから
赤城颪に背中を押されて
僕らは学び舎からと飛び立つ
ごめんね
泣かないって約束したけど ....
日曜日の朝は陽が昇るまで
貴方とベッドの中
寒い朝も貴方の温もりに包まれとけてゆく
朝はマーマレード
挽きたてのコーヒーの香に
広げた新聞の上から覗く貴方の笑顔
お腹を壊してしまった
深い夜の谷底で
誰もが一人きり
カーテン越しに光を放つ
あれは確か電灯だ
冷気が身を纏っても
焼け付く陽光が注いでも
その場所から逃げられず
私だけではな ....
始まりも終わりも
甘く溶かしてゆく
アルコールランプほどの温度
喜びの果てで悲しみの底で
君はいつまでも恋のまま
歴史は退屈なだけ
予言も信 ....
澄んだ青空
光る木漏れ日
隣に、たんぽぽ
とっても
いい気分
募る気持ち
会いたい気持ち
隣に
あなたがいたらなぁ
とっても
切ない気分
おまえの乳房の形をたどって
月が闇に向かって死んでゆくぜ
ほら
見上げなよ
あんなにも
雲と星屑に讃えられて
死んで
このふしだらな世界からいなくなっちまうなら
....
朝のファンファーレとともに
花が撒かれ
食事が始まる
プールには水が張ってある
王冠かぶって
朝風呂に入る
毛皮を着て
外出だ
ベンツのs500に乗り
今日の予定を聞かされる ....
今日という日が重いのは
明日が軽くそれは人差し指に引っ掛けられるほどだから
今日という日が重いので
僕は日向にしゃがんでそこに唾を吐く
少しでも削れればいい
冷たい空気の中でも
太 ....
閉め切った部屋は
つんとした匂い
年に一度の大掃除
何故か三月のこの季節
お気に入りのぬいぐるみは
部屋の一番目立つところ
読み終わった雑誌は
一つにまとめる
....
凛として
力強く
胸を張って
やや斜め上を見て
威風堂々と
歩いて行こうと
決意した
春の日
風暖かく
頬をくすぐる
....
星も見えない
どこまでも暗い夜
ごうごうと唸る夜の咆哮と
草原を吹き渡る風の音だけが響く
僕はひとりきりの部屋で
夜が明けるのを
時が訪れるのを
ただじっと待っている
わずかに僕を ....
毎日 毎日
少しずつ
お出かけしにいくのに
気にしなかった
最初はたくさん居たんだろうね
今じゃ 残り少ない
『行ってきます』
今日は何時に帰ってくるの?
『わからない』
そう ....
Why you will be so upset?
Because you don’t know what this feeling would be …
Every time when you ....
行かないで、お願い
そう言って小さな女の子が俺の手を引いた
夕暮れ 海に落ちてゆく日は
どうしていつもあんなに決定的に
強烈に
美しいのか
海辺の教会から ....
僕とクラスメイトの彼は困っていた不思議なお爺さんを助けて月から行く不思議な世界のことを教えて貰った
不思議なお爺さんは実はサンタクロースで 翌日僕らの家に不思議な世界への乗車切符が届いた
....
雪が解けたら君の街まで行こう
晩秋の夜に君と春までのお別れをしたんだ
動物達は冬に備えて食料や栄養をたっぷりと蓄えていた
植物達は短い一生の終わりに未来へと繋ぐ子孫を残していた
....
心が乱れる
生活が乱れる
煮詰まってくると 部屋に物があふれる
片付けても 片付けても 減らない
自分の状況が 自分でもよくわかる
家に帰ってきても 安らぎがないと ....
人の為に詩を書くなんて
気分が悪い
それは自分に自信が無いからだ
もっと勉強すればきっと自信もつき 上手くなるはずだ
そうすれば胸を張って人の為に詩を書くことができる
無限の創造 ....
言葉にはできないものがたくさんありすぎて
どうしていいかわかんなくて
そうすると 自然に涙がでてくる。
ポロポロ零れ落ちる涙は
私の感情のひとつひとつなのかなって思う。
....
時に毒となり
傷ついた心に 沁みこんでいく
ぬけない毒は
心を支配し 体を蝕んでいく
わかっていても
求めてしまう 弱い意思。
4771 4772 4773 4774 4775 4776 4777 4778 4779 4780 4781 4782 4783 4784 4785 4786 4787 4788 4789 4790 4791 4792 4793 4794 4795 4796 4797 4798 4799 4800 4801 4802 4803 4804 4805 4806 4807 4808 4809 4810 4811
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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