揚子江のほとりで
あなたは生きてください
わたしは揚子江の様子は知らないけれど
多分あなたも同じくらいに知らないでしょうけれど
揚子江のほとりにも花は咲くでしょう
この年になっても花の名前は ....
恋の始まりは 単純で 突然。
気がついたら 好きになってた。
瞳で追ってた。
探してた。
何気なくしてもらったことがうれしかったり。
名前で呼ばれてうれしかったり。 ....
僕たちは隙さえあれば
何かしてやろうと思いながら
毎日をコンビニの弁当で過している
たいそうな理念を抱いた五分後には
ビデオの中の女に抱かれている
ニュースが映し出した世界を憎んでは
公園 ....
春の雪
青空の 雲の隙間より
ひらひらと 降る粉雪
桜の 花びらが
舞い散るような
雪の華
ライトで見ゆる
彩りの雪
冬を忘れ 春を思い出す
雪の妖精
春の光に なごりおしむ
春の雪
....
君を失ってしまった
ある日急にいなくなったのだ
警察にも捜索願を出した
けど七年経っても見つからなかった
結局死亡届が出た
僕と君は結婚していた
収入は無くても僕と君は一緒に ....
現実と現実の間 それは夢
僕は現実と現実を鼻の先 夢を喉の奥に感じる
現実と夢を物体化している 世界は全て僕の頭の中か
君と切磋琢磨したい 僕はまだ山の麓にいるのだけど
宇宙は世界を ....
僕は君を見ていた 君は夕日を見ていた
凄い早さで燈黄色に焼けた雲が流れていく 君は美しい
「この丘、夕日がとても綺麗ね。なんだか心が洗われるよう。海に沈んでいく夕日を見たのは生まれて初めてだ ....
覚えているか、あれは
そう四月のことだ
この街へ来た、電車で来た
覚えているか、それは
都市を走りぬけ
トンネルを抜け、春の中で
ありがちなおぼろげな夢の中で
あぁ、覚えていないこと ....
一人 飯食い糞して寝る生活なんて
独り 糞喰い召してHELL性渇じゃん
エロテロ発生 泥泥男性 口口女
エロテロ蛮声 Chu☆Chu 咽in淫
ゲログロ免罪 潤々遵守 自由郷
....
真夜中の見知らぬ町を
自転車で走っているのは
即ち、愛に他ならず
思想が違うから
時間をおいた方がいい時もあると思うの
真摯な言葉が
どうぞ真っすぐ届きますように
駆け引きす ....
あれ?
此処は何処?
あれ?
俺って誰だっけ?
なにもわからない
あれ?
何してたんだっけ?
あれ?
あんた誰だっけ?
なにもわからない
あれ?
なんで苦しんでる ....
なんて見送りやすく、なんて放しやすい手だったか
そしてその事実の残酷さを
一生忘れない
いつか会えなくなるのは分かってた
2人ともきょとんとしてばかりだったから
それでも触れたのは
触 ....
H2O
H2O
この{ルビ地球=ほし}を巡り廻る旅人
H2O
ぼくのからだにも流れてる
何度も夜中に目が醒めて
冷蔵庫を開けた
ペットボトルのキャップ外し
そのまま ....
たとえ私が貴方を
忘れる日が来ようとも
確かに存在した愛の日々を
ここに印しておこう
今私は貴方を愛してる
貴方も私を愛してる
この愛を永遠という言葉で包み込み
深い海の底に沈めよう ....
先生は
花瓶に一輪の花を持ってきて
作文を書けと言う
こんなやつでも先生になれるのか
僕が代わって授業をしてやろうかと思った
考えても考えても
頭の中の言葉たちが整列してくれない
....
辛い 辛い
辛すぎて…
もうどうしようも無いぐらい
深い絶望
苦しいこの苦しみは……
なぜ…?
僕は何一つ悪い事なんかしてないよ…
自分で自分の腹を殴り
自分で自分の首を絞 ....
ふと目が覚めると
深い森の中
木の葉のざわめきが
悪魔の声に聞こえ
薄く雲のかかった月が
湿った地面に影を落とす
叫び声を上げようとしても声が出ない
微かな声で名前を呼ぶけれど
....
東の空が明けるころ
あなたはまだ
真綿の中で眠っている
朝の日のひとすじが
あなたの頬を
さくら色に染めて
はやく春がみたい
と言ったあなたよりも先に
春をみた
カミソリみたいな風が
叩きつけるみたいに吹いてて
シアン100%のウルトラブルーの空には
殴り書きみたいな雲が
でたらめな速さですっ飛んでいく
そんなわけで
寒くてどうしようもないので
....
出合って間もない頃
キミは言った
人が両手で抱えられるものは
とっても限られていて
だからボクは
守りたいものはいつでも守れるように
つねに片手は空けておく
そう言って手を繋いで ....
シーラカンス
なんてお馬鹿さん
まずそうな肉に覆われた体
誰も食べてくれないわ
シーラカンス
そうやって
太古、過去、現在を生きる
本当なんてなんて
お利口さんなの ....
こころは
変わってゆく身体から
出来ているので
たとえば
川の流れから
聞こえる音と
変わらないものです
たとえば
空にあふれている光と
同じようなものです
たと ....
ボクにしてみれば其れはタダの絵に見えた
出口も入り口も見えない
こんな部屋がどこかにある
でも窓を開けばそこはキレイな景色が見える
生い茂りながらも整理された緑の自然
疎ら ....
キエテクレ
アナタはあそこで死んだんだ
キエテクレ
アナタはあそこで消えたんだ
誰もいないあの場所で・・・。
癒えた傷から出る苦痛
浮き上がる消えたはずの血痕
....
猫になりたい
と思った
近所の公園に行った
が、逃げられた
ので不採用
魚になりたい
と思った
海に潜った
が、溺れた
ので不採用
学歴はあった
求人雑誌ひろげれば
....
約束の指輪は捨てました
繋いだ手は離れていった
渡す言葉もいえぬままに・・・。
意識も想いも遠すぎた
存在だけは確認できる
この小さな機械だけが
唯一の繋がりだったんだ ....
包み紙を、外す
独特の
ぱりぱりって音
もう
聞き飽きてる
口直しにカルキ水
まだ、甘ったるい
口内がだるい
包み紙を、捨てる
隣で
....
止まらない衝動は
真っ白な闇と
薄紫の空気を運んで
力尽きた身体を
ゆっくりと
撫ぜて行く
視線の先の
鏡に写った自分の顔は
酷く醜くて
酷く美しかった
....
一
日々を連写して
間違い探しをする
遠浅の青に
いつもの魚が溺れている
鱗がまた一枚なくなったこと
それを除けば
昨日と今日の境界線はゆるい
魚は、な ....
バラバラになっていく
そんなことぐらい無能な僕でも
わかりきったことだった
僕が閉じたはずのマブタの裏には
僕だけの星空が広がっている
1リットルの涙が必要いじ ....
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