夕暮れ時の、



金色の窓




息を吹き掛けて




拭いて





うっすら汚れた




そのガーゼを






 ....
俺は木が木であるように

俺は俺なのだ


大地に生えた草を

毟り取って行くような作業

それは切なくて儚くて辛くて尊い


俺と言う木を

目立たせる ....
 突端
人間、 あ

突端
私がも少し大人なら

そ知らぬ顔していられたろ

誰かの湖ぬらしても

ほとりで長居も出来ただろ
権力は好き?

僕はママの作るオムレツが一番好きだよ

そう、いい子ね

でもママが好きだって言うなら
僕もその権力を好きになるよ

そうね

権力っておいしい?
 ....
菱形の額縁に入れておいた
つぶらな瞳をもつ心臓が
ある日 部屋からいなくなっていた
少しばかりそのあたりを探したけれど
見つからないので
仕方なくいったん部屋に戻って
お茶を飲んでいると
 ....
七夕の笹

願いごと書かれた短冊いっぱい

欲望のかたまり
  
         火 を見れば体の中でスパークする
        光 と色と微かな音が変化し変化する
         恐 れと喜びと懐かしさと新しさが
           現 れて ....
石鹸は邪悪な念を持ち始めた
毎日のように汚いものに接しているうちに
その心が侵されてしまったのだ
穢れがなければ自分の存在はない
穢れとともに生きてゆくことに
生きがいをもつようになった
 ....
春風に 舞う
たんぽぽの 綿帽子

大空に向かう
綿帽子の旅

太陽に 銀色にみゆる
綿帽子

風にゆられ ふわふわと
海の みゆる あの

公園に 休もうか
芽が出て 蕾になり
黄色い 夢の花

 ....
日曜の朝
一人の娘が固まっている
俺の妻だ。
枕元に携帯電話が二つある
電池パックを入れ替え
その機種でしか出来ないゲームをするらしい
いまはモンスターハンターというのをしている。
雨が ....
なんとなく目覚めて

カーテンの向こう

寝静まる夜の静けさにだけ

そっと響く雨音のように


偶然でもなけりゃ

気付くことのない

ナミダがありました




 ....
前略 手紙は届きましたでしょうか?
お読みになられたなら
そのまま捨ててくださって結構ですので


夢を見ることしか許されない街
標識も消えた交差点
重ならない夜 肩を寄せ合いながら
 ....
会えないときに
あなたがくれた ライオネスキャンディ
ひとつぶ
そんなもので
そんなことで
会えないことになんの変わりもございませんが

あなたのお好きな ライオネスキャンディ
子供の ....
            白いひかりが
    かわいた歩道を暖め始めるころ
     その一角で二人の保育園児が
          子連れでなければ
 独身にさえ見える長い髪のママたちと
 ....
夢見て追い掛けた
君の背中

夏雲
鮮やかに
生きた日々を照らすよ

僕等それぞれ
描いた未来を
確かめ合いながら
風を追い越そう

幻が永遠というなら
重ねた日々の
虚しさもきっと
空へ還るだろう
 ....
いいトシこいて
朝の5時にヘロインなんか聴いてるわけだ
効いてるわけじゃないよ聴いてんのだ
おらおらおらおら口があんなら怒鳴れ
耳があんなら尖らせろよ
カエルどもが土から出てくるまえに
長 ....
枯れない花にはなりたくないと

そう思えたなら

きっと美しく咲けるのでしょうけど
 二番目の故郷の街を君の死で飛び出して 神父か詩人になるかで悩みながら 各地を放浪し この街に流れ着き 答えが出ないまま この街の神学校に通い 僕はミスター・ドーナツで働きながら詩を書いている
 詩 ....
 停車中の自動車の排気ガスが螺旋状に吹き出ている
 中華料理屋の近くの排水溝から白い煙が温泉の湯煙のように湧き上がっている
地面が雪が凍ってコーティングされていて ネオンや電球で照らされている ....
君を信じた瞬間に
 僕は極寒と殺害の恐怖と閉塞した絶望の中へ突き落とされる
 僕は身を縮め吹雪に耐えながら
 誰が来るわけでもないのに襲われる妄想を胸に抱き 狭苦しい空間がぴったりと全身にく ....
聞かなくてもわかってるくせに

確認するようなことして。


やきもちやいてるのが可愛い。

そんなとこも好き。
かつてここには。
かわなめしがすんでいたという。
やぼようのときだけあしばやに。
よそものたちがとおりすがり。

うすぎたないしゅうきょうとほこりにまみれたまち。
ごうごうとうなりをたて。 ....
意味もなく 

ただ 

視線を合わせては 笑いあう。

それが幸せだったりする。
ありがとう。

支えがないとダメで

時にそれを 依存というのかもしれないけど

ただ単に一途とか

それでもいいんだ

想っている

想われている


ずっと ずっと
 ....
あたしたちは
同じ模様を背に宿して
血の繋がらない双子のような
そんな気分で生きていたよね

くすくす笑ったり
さめざめ泣いたり
いつも一緒だったから
身を切るような孤独があっ ....
ぬるい香り
何かを思い出しそうで
その曖昧さに脳が少し離れそうになる

裸足にそっと伝うのは
こっそり夜中に会いに来た
春の温度

脳の裏側をゴシゴシしたら
すーっと剥 ....
遠慮の文化も
終わりを告げ
 
都会から田舎まで
世界は徐々に黒色に
 
未だかつてないほどに
世界は汚染され
 
今では
年の功も役立たず
 
現代人の
流れは強く
 
 ....
どんよりとした午後
気だるくジャズを聴きながら
ふと コーヒー・ミル引く手を休めると
ポツポツと出窓を鳴らして合図する
気まぐれな訪問者がやってくる

いつのまにか
部屋にながれるジャム ....
残された心は
たとえば
音楽の中に
ただよっている

たとえば
風景のように
遠く 
かすんでいる

たとえば
言葉の行く先を
ぼんやりと
指し示している

残された心は ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
金色ビーチ2*07/3/25 17:34
巨木maynar...107/3/25 17:32
海 孝太郎207/3/25 15:48
初恋小宮207/3/25 15:42
権力と、母との会話なかがわひろ...2*07/3/25 14:13
春の額縁[group]塔野夏子6*07/3/25 14:06
七夕の笹北大路京介7*07/3/25 13:45
火は[group]ふるる907/3/25 13:20
汚れた石鹸ぽえむ君14+*07/3/25 12:41
たんぽぽの夢鈴鈴9*07/3/25 12:23
石神井日誌馬野ミキ16+07/3/25 12:10
寝静まる夜の静けさにだけyaka3*07/3/25 12:03
公園とスニーカーと旅立ちの空イヴ4*07/3/25 12:02
ライオネスキャンディyaka5*07/3/25 12:01
広がった空信天翁307/3/25 11:48
ストーリー和森朱希12*07/3/25 11:23
自分自身への命令佐々宝砂5*07/3/25 6:30
花一夜優飛5*07/3/25 6:13
ツー・スリー…はじめ6+*07/3/25 5:48
風のブブブ4*07/3/25 5:47
極寒と殺害の恐怖と閉塞した絶望4*07/3/25 5:46
きみのことだよ。空 春色4*07/3/25 5:24
なあ、おい!猫八百6*07/3/25 5:06
ほほを染めて。空 春色2*07/3/25 4:38
そばにいるだけで。2*07/3/25 4:34
キスロリータ℃。5*07/3/25 4:14
春の思い出なかがわひろ...3*07/3/25 3:55
ゼブラ瑛治107/3/25 2:36
雨だれシンコペーション渡 ひろこ9*07/3/25 2:15
残されたこむ3*07/3/25 1:50

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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