まいあさ 鏡を割り
若くして わたしが
老いた まさにその日を
しのぶ よすがに
花鳥に 水をやる
生まれ出る感情は
どこから湧いてくるのか
わからないけれど
森の中の泉のように
こんこんと
形を留まらせずに湧き出して
全身に流れてゆく
ある流れは海のような夢へと
広がってゆく
あ ....
風が強い日は

色んな想いが

空に舞う。

誰かの元へ

届いたり

そのまま

消えてしまったり

想いの連鎖は

繰り返す。
あの日
彼は消えていった
 
一億人以上の
小宇宙から
 
確かに
ひっそりと
消えていった
 
 
私は
傍らで
それを
眺め
 
 
その日
空は鈍く澄んで
 ....
デキる上司と デキる後輩に挟まれて 
「まじめに生きてますよ」と 今日も一生懸命な姿だけでもアピール

上司に媚売るぐらいじゃ 出世できない御時世です
胃も荒れて なにもかも悪くなるばかり 
 ....
空につるされた
大きなはねがまわる
からおとたてる
かいてんが どこか
はげ落ちたがいへきのさびしさ
人の形をしたうすいかげが
つめの先にあつまる
ことばを探している
おびえてかくれた ....
頼むから
「お宝」なんて言葉は使わないでくれ
宝に「お」を付けるのはやめてくれ
なんか下品じゃないか それでも宝なのかって
ありがたがる気持ちはわかるけど その敬意は卑しいぞ
みんなが「お宝 ....
クレパスを持つ
春の手のひら
細雨に包まれて
風が囁き虹の出番
すくった水に日のカケラ
見上げた空に青のサカナ
濡れた画用紙乾かして
透かして見えた
春の手のひら
腕まくり緩 ....
いまここに
来たるべき夜の紺青は
誰しもの
奥深くに眠る
逃れられない
悲哀の色をして


春はいつのときも
悲しみ覚えたかたちを
おぼろに映すから
すこし涙もろくなる

さ ....
  


不在に打ち震えとんのや
誰もかれもが
ひとりや


コップ、まだ洗い終わってへんねんって、
やめろって、水かけんぞ、ボケ


AIWAのCDデッキに
ジャック・ジョ ....
僕の役目は 終わってしまったみたいだから
なんて そんなこと言うんですか

私は 君の役にたちましたか

もう 解雇ですか
ごめんなさい



ごめんなさい



好きになっちゃって
ごめんなさい




私達は(仮恋人)
ほんとの恋人じゃない
カモフラージュのために付き合ってる


 ....
薔薇色の大理石の壁
ふりそそぐシャンデリアの光
ペルシャ絨毯の幾何学模様を踏んで
白いドレス姿の君が浮き立つ

言い知れぬ暗みと喧騒の中を
艶やかな笑みとともに君が通り過ぎる
氷を砕き、 ....
   びいどろの中でしか生きられぬ


無縫の衣
纏い
舞う
御姿    艶めかし

  ゆるり 
            ゆらる

煙管より一燻
放ち
湿る
御御脚  い ....
かしましい

と、鼻で笑うか。
構ったことじゃない。

一羽の兎が駆けるのよ。
雪肌の兎が跳ねるのよ。

 あちらからこちらへ。
 こちらからあちらへ。

草原を鳴らせ。
きゃ ....
あの日の誓いは 忘れるんじゃないよ



お前は私に服従と忠誠を誓い 私はお前に命を与えた


私はお前を支配する


お前は私に従うんだ


求められたら 差し出しなさい
 ....
カタコトカタコト カタコトカタコト

ホキャ

           ホキャ

                        ホキャ

鎮めて
誰か僕を鎮めて
キミでもいい
薬 ....
身を削るようにして 人を思いやるところがいいところだと
君は私に言ってくれる

でも 削られた身に自然治癒力はないみたい

不細工に 削ぎ落とされた私の身体を
埋めてくれるものが 私の傍に ....
気の毒な君に手を出したのは あたし

「君は 食ってるんじゃない 食われているんだ」

そんな風に言わないで

あたし 吹き飛ばされてしまう
ただ ゆるりゆるりと流れる中で
時計の針しか停められなかった僕の手が
次に停めたのは
貴方の積み木を積む事と
紙飛行機を飛ばす事でした

僕の部屋は床が見えないくらいにそれらがありますが
 ....
なかったことにして、アルミ缶の中にポイと捨てたもの

もう二度と缶の淵で手を切らぬよう、上からガムテープを貼る

急いで貼ったので隙間からいけないものが漏れている

水蒸気になり、手で掴め ....
 ひりひりとした皮膚の隙間から
 言葉や感情が飛び出していく
 熱を帯びた体はなすすべもなく
 意識の遠のきかけた瞬間にまた
 大事にしていた言葉一欠 飛んでいった
 
 空に溶けていった ....
公園の砂場で
車のおもちゃが死んでいた
一度も生きたことがないのに
もう自ら動くこともないのだ
近所の庭に咲く
キンモクセイが香っている
今まで見たことのある死体と同じように
嫌な匂 ....
五本の指に
五線譜を例え
かなでるピアノコンチェルト
指輪で装飾し
弾きづらくなる私は
リストにも
ショパンにも なれない
 
白と黒との鍵盤で
困ってしまったベートーベンは
怒り ....
たかいとてもたかいところで
鐘が鳴って
響いてふるえ
始まったんだろ
どんどん共鳴して
音があたるから
どんな形かわかって
反響して
わかってきて
まだ目もひらいてないけど
柔らか ....
「あれ?黒髪に戻したんだ?」
「うん、就活が忙しいからね…」
オシャレに余念の無かったあいつも
忙しさのあまり我を忘れている

「あれ?ピアス塞いだんだ?」
「うん、そろそろ卒業 ....
お日様の下
おまえはかたく焼かれてしまった
ただ真っすぐ
地中から這いでてきたおまえは
涙をながす瞳さえ
持って生まれてなどいないのに

かたく焼かれたおまえの
その真っすぐな身体
それを泣いてや ....
新緑の歩調に
風のブーケが踊る
朝が来たのなら
花通りの空の
あたらしい風で顔を洗おう

うららかな候は
群青の筆をとり
太陽を描き始めた花の街へ
きみは、ハイカラに萌えて
モダン ....
鬼籍のオヤジが生前自慢していた
「オレは覚え易い千九百年生まれだ」と
息子のセガレも自慢げに喋っていた
「オレの齢も昭和の年号と一緒だ」と
だが平成になって
セガレの口癖は不通となった
ま ....
 砂時計という名の{ルビ幽閉=ゆうへい}を描くべき色彩に迷い、
 指先ひとつで幾度も幾度も
 流れをもてあそんで
 みる

 (ここは、アトリエ・スロウ
 (時の許しに並ぶ場所

 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
そろもん(日課の話)みつべえ207/3/27 22:30
生まれ出る感情はぽえむ君8*07/3/27 22:20
想い連鎖來稚3*07/3/27 22:15
リアリィ山中 烏流2*07/3/27 22:08
さらりぃまん北大路京介7*07/3/27 21:49
スラッシュトレード及川三貴13*07/3/27 21:45
新守山ダダマ5+07/3/27 21:39
春の手のひらススメ507/3/27 21:34
夜光LEO36*07/3/27 21:20
コパ・カバーナに連れてってはらだまさる11*07/3/27 21:13
解雇スプートニク107/3/27 20:59
世界一大好き[group]愛心7*07/3/27 20:58
The Butler's in Love ☆atsuch...9*07/3/27 20:43
*金魚*ちと4*07/3/27 20:40
*かしまし兎*8*07/3/27 20:37
女王と下僕007/3/27 20:07
クレイジー カタルシスけんご3*07/3/27 19:16
削れるスプートニク207/3/27 18:47
007/3/27 18:38
午前3時07分紫苑7*07/3/27 18:28
あたしが捨てた缶の中猫のひたい撫...107/3/27 17:43
蒸発茉莉香6*07/3/27 17:11
キンモクセイたもつ1607/3/27 17:00
2つの世界柴田柴助307/3/27 16:28
空気見てるみたいに音の中に水町綜助16*07/3/27 15:31
茶髪1486 1...9*07/3/27 15:06
みみずの涙ベンジャミン4*07/3/27 14:57
印象派たね。9*07/3/27 14:34
confession信天翁207/3/27 14:21
アトリエ・スロウ千波 一也18*07/3/27 13:57

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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