何回も
何回も何回も何回も
『すき?』って聞いちゃうあたしを許して
疑ってるわけじゃないの
むしろ
あなたの愛は痛いくらいに感じていて
この胸から溢れてしまいそうなくらい
....
三月三十一日は
なにかしら
ほっとした
ぼんやりとあかるい
さびしい一日だ
徒手空拳の毎日にいると
一年はあっというまであるのに
十年にも思えるほど遠い
....
嬉しかった
あなたが私に気付いてくれて
初めて私が
私という存在が
認められた気がしたんだ
ありがとう
嬉しかった
....
見たこともない絵を描いて
聴いたこともないメロディに乗せるの
感じるのは心
明日の空を想像しましょ
きっと曇りのち晴れ
ララ ラララ
太陽のかけらちりばめて
風は ....
間違って配達されたのが原因だけど君から手紙が届いたのが始まりだよ 手紙の最後に君が好きな人宛に書いた詩が載っていたよ とても感動したよ
僕は他人宛の手紙だと知りつつも何百回も詩を読み返したよ そ ....
第三次世界大戦の最中のある国の海軍の巨大航空母艦に所属する彼は 大の中トロ好きである
敵国の日本の文化が大変好きで 特に寿司を好んでいる
この空母で日本が好きなどころか寿司が好きな者は彼一人 ....
こんな空の夜には詩を書こう
蝋燭の炎が微かに揺らめいて蝋燭の液状が受け皿に垂れていく
部屋の暖かい闇が蝋燭の炎に合わせて揺れていてその存在に気付くと僕と一体になる
窓からは満天の夜空が覗 ....
たまには 人を描いてみたいナ、と。
音楽を持った人、それで
赤ちゃんの丸みを内包している、
肩をいからせた男、それで、
右手を失くした、それで、
ピアノを身体 ....
顔を見たとたん 安心して
今まで張り詰めてたものが 切れるように。
「がんばってるよ!」って 笑顔で
ううん 笑顔は作っていたのかもしれない
心配かけたくないか ....
何回占ってみたところで
どうも結果は変わらないらしい
それは今までの歴史を見れば分かる
決して短くは無い道を歩いてきた二人
分かり合おうとしない僕と
それを知ってて手を繋ぐ君
ならもう少し ....
曙興産営業二課の青野君29歳は今年入社三年目を迎えた。社内で彼はみんなから青ちゃんと呼ばれている。彼、青ちゃんは世界の平和を守る為に、日夜命を懸けて戦い続けようと心に誓ったばかりである。
先 ....
それは奇跡の季節
花や草が一斉に芽吹く
あちらこちらで聞こえる音は
寝起きの悪い生き物の声
毎年やってくるただの循環の季節なのに
何かが始まりそうな気がするよ
君を見つめる ....
バラードが知らん顔をしている
白けたい私
白いシーツの隙間
白んだドレス
切ない食べ物の味
天井へとんでゆく意識
自意識が東京タワーまで飛んでゆく
慣らされた ....
一人ぼっち寂しそうね
そう言って目を細めた
こんなにもきれいな夕日だけど
太陽の本音を君は知っている
柔らかな暖かな
風が撫でる君の赤い頬
夕日を映した様に
それはとても可愛らしくて ....
駅には
西口と東口があるけれど
どっちに行けばいいの
陽が昇るのは東だけれど
どっちに行けばいいの
僕たち迷子だ
生まれたときから
古い月を見ている
古い星を見て ....
昨日までの
話を 聞かせて
明日からの
未来を 聞かせて
抱き締めた時に
零れない
ように
昨日までの
過ちを 聞かせて
明日からの
....
ある
ありふれた
想い
という
呼び名の比喩が
争え
という
プログラムの元
生まれて初めての出航をし、
次の刹那
辿り着いた先が
温かい
実は
腹の上
だったと
結局
....
何が起きたのかわからなかった
地鳴りと轟音とともに
その瞬間
すべてを失った
激しく燃えさかる炎と
黒煙の中
太陽は赤く揺らいだ
衝撃と
悲しみと
脱力感の中に
いた
茫 ....
詩人はピッコロ大魔王
口から言の葉ならぬ
詩という名のマジュニアを
ゴボゴボと生み出す
詩人はピッコロ大魔王
マジュニア達を
時に天下一武道会で戦わせたり、
能力を褒めあったり批判し ....
二階から、
木漏れ日が差し込む無人のロビーを眺める。
これがぼくの仕事なのだと言い聞かせながら。
それから退屈が巻き起こす余計なものに
飲み込まれる。書類にじっと目を通す。
窓の外からまぎれ ....
波打ちぎわに
光る、{ルビ蟹=かに}
蟹をみていた、飴色の
もう、よしてしまおう
人間なんて、よしてしまおう
古いじてんしゃのように
朝が下ってゆく
風邪声の
のどに ちいさなにがみと
這いつくばるようにおとずれ
さらさらと消えゆくよるを
くちびるに
にじませ
朝が下ってゆくと ....
風やひかりにお任せして
すべて水いろに忘れよう
春とすずしい素肌には
こどもが銀河の鉄道に
夢や死のあと残します
それでも明るい花々は
身の丈少し揺らします
....
不思議だね 断られたはずなのに
今こうしてふたり 笑いながら歩いてる
擦れ違うひとはどう思うのだろう 君は気にならないのかな
気持ちを言った後からとても親しくなって
付き合うわけでも ....
家に入ろうとして
スネを打って ころんだ
敷居が 育っていたことに
気がつかなかった 女房のあたまにも
ツノが生えている
カナリヤの歌が聞こえる
あなたには、聞こえない
わたしには、聞こえる
葦原を吹き抜ける風の音に混じって
低く、すすり泣くような旋律
私は言葉を持たない
歌う ....
月曜日はたいてい歌を歌う
声に出さない時だってあるけれど
火曜日はだいたい宇宙人の夢を見る
色んなカタチの宇宙人と僕は出会う
水曜日はなんだかちょっぴり泣いたりする
訳も無く切なくな ....
石鹸のなめらかな泡をたてて
顔を洗うとき
庭を凍った光が照らし
月面車が路面をこする音のような
タイヤの音の向こうを
電車が北へ走る
ひよどりが横切る一瞬の
黒い影の気配とともに
....
ある日、ドアを開けるとそこには
私の知らない、子供が2人居ました
わがままで
まだ大人かどうかも分からない曖昧な存在の私に
自分の弱さを訴えてくる子供達
面倒な子ねと切り捨てることは ....
言葉をその形のまま
受け取れない僕は
苦しむことがない一方で
君と同じくらいには
生きにくさを感じていたりするんだよ
そういえばいつか
「医者は美味しい物ばかり取り上げていく」と
目 ....
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