脳梗塞と宣されて頭を下げることと
発見されなかった腫瘍に訴訟を起こすことに貫く
この世界に適合していたという家族たちのあくまで肯定的な評価は
死ですら自ら取り寄せなければならないという
自立の ....
それはなみだでした。
ひとしずく、
わたしをたたいたのは、
なみだでした。
それはぽろぽろと、
わたしをたたくので、
わたしはひとしずくずつ、
ひとに、
 ....
朝焼け

太陽

昇らないで

照らさないで

すべてのものを

痛みや傷や

不確かなものまでもすべて

無慈悲に

暴力的に

曝け出させる

暴いてしまう ....
野良犬が
尻尾をうなだれ
ふと 空を見上げる

ざわめきの中
鳥の鳴き声が
いやに 耳につく

鳥は 鳴く
ひよひよ ひよひよ
今日の日よ
ひよひよ ひよひよ
明日の日 ....
西の空に太陽が
その実を預けようと傾く頃
少女が一人
視線を ちに向け彷徨う
三歩四歩
前へ進むと 振り返りもせず
二歩三歩後ろへと下がる
どこへ 行くとも無しに
その姿はまるで 繋が ....
赤い風船は空に向かって上っていった
高いところから見下ろす風景を見て
ハイな気分になっていった
下から吹き上げる気流が
自分の足をどんどん持ち上げてくれる
もうすぐ雲に届きそうだ
すると雲 ....
青空なる
自由の大地から

この大地
上下東西南北なる
六種に振動し

法塔 出現し
殿堂なる 天空に
そびえ立てる

この宝塔
ゆうに この大地を おおう
釈尊仏の眉間より ....
やさしい風をつかまえたのか
狂った君にはできるでしょうよ

昨日の悪さを覚えているか
あの子の名前を忘れていたろう

そこに幾千の星が待っているのか
おいおい、じいさん長くはないぜ

 ....
フ と目の前に綿毛が飛んでいたので

ク とつかまえて離して見ると

それはチカリと赤い血の玉で

もう一度握ってはなすと

{ルビ捩=よじ}れてつぶれて菱形のいのちに変わった ....
ただいまご紹介に預かりました
重要野菜等緊急需給調整事業です

ただいまご紹介に預かりました
朝鮮中央通信です

ただいまご紹介に預かったんずや
東北大学ナノマシン工学科の中島だ

 ....
未来なんて見てきたもんだから
毎日が退屈になっちゃった

未来なんて見てきたもんだから
想像する楽しみが減っちゃった

未来なんて見てきたもんだから
選択肢がなくなっちゃった
 ....
 昔或る国が或る国を占領した 国民全てが捕らえられ 牢屋へ入れられた
 占領した側のお姫様は牢屋を見回っている時に 占領された側の王子を見た
 それは一瞬のことだった しかし永遠のものとなった お ....
 遠くの景色ばかり見る骸骨 人形
 ぺんぺん草が生えた土地にぽつんと一軒だけ立つ 露店と店屋
 この店は主に肉体を無くした魂や影によって賑わっている
 この近くで大きな戦争があった
 大勢の戦 ....
 私達家族がゆっくりと団欒できるのは決まってこの週末の土曜日である
 私は公務員で 朝起きてくる時間が違う所から一日は始まる
 まず 今年小学一年生に上がった5人家族の次男が午前7時にまず一番初め ....
鈍く 深く
光り出す、碧に
そっと手を伸ばして
触れる

小鳥たちが歌う
「ねぇ、今日は」
もちろん
これは想像の範囲内
なのだけれど


まだ
あの白は

寝ぼけている ....
どんよりと低い空に 
ふうっ、と 溜息をもらし
雨を吸った暗いモルタルの壁は
重々しい匂いを滲ませて湿ったまま

窓枠に収められた日々を嘲い
片付いた雑事に安堵を覚えると
たちまち、身体 ....
料理長は私に言いました。

「刺したいやつがいたら、この包丁をかしてやる」

ああ、料理長、
今すぐ私にその包丁を貸してください。
その包丁で、
自分自身を刺したいのです。
今日、バイ ....
少し遠くに執着が見える
何もないアスファルトへの
紐を引っ張られ、首輪で引き戻す
あの好奇心 あの自己主張

かつて共に過ごした老犬の気配に
身をゆだねてみる
成し遂げた人たちの無関心に ....
「リスト」




僕の昔の恋人に
いつも左手首に包帯を巻いている子が居た


最初は自殺未遂かと思ったが
そうではないらしかった
理由は訊かなかった


彼女は毎日包帯を ....
息を吸って
止めて
3秒
空を見て
太陽に勇気を貰って
小鳥さんにコンニチハをして
そっと
前を見て
渇いた眼球に
一度瞬きをして
口を引いて
目を細めて
全感情を注ぐ
 
 ....
亡霊を手に指揮棒を振るう老人の
ずれ落ちた眼鏡に映っていた。
風が鳥を離さないと同様に、鳥もまた
風から離れようとしなかった。
「魂のつがい」と題された音楽が聞こえた。
風の鳴らすシンバルと ....
ホルマリン漬けの妄想
強制終了かじりとった
だって、指生えたんだ。

だって、指が生えたんだ。
それを毟り取ろうにも
できないだって、指生えたんだ。

刹那を彩るには何色がよいかしら? ....
昨日は言えた
あなたに向って 
愛してる 
明日も言えるよ 
あなたに
向って 
愛してる 
今日だけは 
あなたを嫌いと 
言ってみる 
だけどネタばらししなきゃ 
あなたの涙 ....
夜の街で闇をさがし
身を隠す暗がりにも
灯りを求めたりして
中途半端なままだね
いつもぼくらは

   言葉の空白にふるえて
   粋な単語たちをあつめ
   草の実に糸を通すようにつ ....
例えば僕は、総合陸上競技場で部活があった帰りに、途中まで一緒だったタカ坊がなかなか来ないので、さっくんと一緒に自転車を押しながら何度も何度も後ろからタカ坊が来ないかタカ坊が来ないかと振り向いているんだ .... 弱ってた犬がいたので、蹴り上げました。
婆さんが道に迷ってたので、財布を盗んで手っ取り早く崖から放り捨てました。
コンビニのバイトのお姉さんが可愛らしいので、{ルビ輪姦=まわ}してマグロ漁船に放り ....
  「 ありがとうの詩 」

   

    ありが とおるよ こんにちは

    ありが とおくへ さようなら

    おひさま くれない 真っ赤っ ....
洗濯物が風に揺られて
乾きやすい季節になりました
洗う回数も増えてしまって
あなたの香りもすぐに消えてしまいます

四月の暖かさは
すべてを曖昧にしてしまうから
あなたと過ご ....
やめてくれ

勝手に髪を切らないでくれ
ナチュラルヘアーが好きなんだ

そんな紐で縛らないでくれ
そういうのに興味ない

名札なんかつけないでくれよ

名前 間違ってるよ
生まれた日に
燈る一本の蝋燭
その儚きこと

あの風前の灯になった日
時が経ち色あせて
病んだ夜に
誰もいない
零時過ぎの鬱病

膝を抱えて
笑う背に
忍び ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
大きくなるイダヅカマコ...207/4/1 13:12
「 ひと、しずく。 」PULL.14*07/4/1 11:29
BaD MoRNING三架月 眞名...3*07/4/1 11:08
鳥は 鳴く川口 掌5*07/4/1 10:53
在る 少女6*07/4/1 10:49
赤い風船ぽえむ君11*07/4/1 9:48
私説『法華経』アハウ6*07/4/1 8:25
川のそば蔦谷たつや6*07/4/1 7:38
1997水町綜助27*07/4/1 7:18
少年のようなものヌヌヌ307/4/1 7:05
タイムマシーンに乗って優飛6*07/4/1 6:04
お姫様と王子はじめ4*07/4/1 5:54
肉体屋 またの名をヤドカリ屋8*07/4/1 5:53
幸せな週末2*07/4/1 5:52
よあけ山中 烏流407/4/1 5:18
フレアスタック ★atsuch...9*07/4/1 5:10
ネガティヴ〜たった一つの失敗〜壺内モモ子2*07/4/1 4:48
まなざし木葉 揺10*07/4/1 4:06
「リスト」ソティロ16*07/4/1 3:58
ありがとうの言い方倉持 雛707/4/1 2:40
「あちらこちらで」プテラノドン5*07/4/1 2:06
リハビリチェザーレ407/4/1 1:39
Today is the day to love youユーヘッセ007/4/1 1:35
夜のかたちのピッテロビアンコ[group]たりぽん(大...12*07/4/1 1:34
僕はまっすぐに君を見ていたいひろっち3*07/4/1 0:42
やさしい風1+*07/4/1 0:39
ありがとうの詩ae96307/4/1 0:35
春の光なかがわひろ...2*07/4/1 0:32
嘆きの街樹207/4/1 0:18
無益な素行maynar...007/4/1 0:07

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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