泣けば 勇気

笑えば 幸福
熟して溶けた果実のような

あなたの心の滴りは

何をも変える才知の媚薬

甘い一滴 舌先で

受けたとたんに

遠い彼方の記憶の底へ

解き放された魂は

螺旋を描き
 ....
昨日、親が泣いてました。

何が理由かわかりませんが。

笑顔は無かったです。

僕は、何とも無く。

兄が、横たわってました。

僕と兄は。

兄弟という繋がりに縛られてまし ....
やたら愛したいと
願った朝に
透き通った
感情が薫って
 
くすぐる
(柔らかい、場所)
 
 
それはきっと
一粒の涙よりも
純粋で
濁りきった
 
色で
(それは、透 ....
「あんたのこと嫌いや
大、大、大っ嫌いや
もう一緒におりたくない
一生おりたくない
ほんまに嫌いやからな!」

シャイなあんたは、アタシのことぎゅーってして

「俺も嫌い
たぶん ....
機上の子供は
小さな窓から海を見ている

初めて触れる景色のような動悸を感じ
ひじ掛けにしがみついたまま
見えない何かに縋る目を
深い青から離さない

雲はビスクドールを彷彿させる程白 ....
沢山の人をあいするあなたは、

私に使うじかんがないのではなくて

あなたにはじかんを贅沢につかいましょう

そう、言われたようで

勝手にですが、あんしんというやつをするのです
現実が想われた幻想
現実に崩された幻想

虚無が叫ばれた真実
虚無に壊された真実

暗闇が創られた光輝
暗闇に崩された光輝

人間が生まれた地球
人間に壊された地球

矛盾 ....
みどりを

曇り空においた公園

そのよこで

昔の女からの着信を

押していた


しゃべることは

たくさんあるはずなのに

最近のことばかり

でも、変わらない ....
未来と希望がついにかつての方角に行ってしまった
自分たちのことを、あまりに抽象的に語る若者たちに辟易したのだという

「僕たちはもっと実体を持った形而下的存在だ」と未来が苦虫を噛み潰したような表 ....
デザートワイン
貴腐ワイン
とろりとした
はちみつ色のワイン

それはそれは
まったりとした
甘く
優しい味

・・・・頭が痛い
あまりに甘く
優しい味
 ....
空が青いから
僕は屋根を焼く
焦げて崩れたその隙間から
青かった空を覗く
思うほど息苦しくもない午後
崩れた屋根は既に屋根ではなく
いつまでも煙を空へと飛ばし続ける

僕は灰空を見るの ....
うすももいろの、想いを。

((ざわめくんだ 花としての 行く末
 湖面に映る すがたと映らない 決意と
 花弁のひとつ ひとつが 私を構成し
 世界を 季節をまたごうとする 
 おおきな ....
空、止んじゃって
飲み込みの悪いびしゃびしゃ
その青さなんてどっかいっちゃって
仄明るいコンニチハ。

響く草の根
落ちた地面に
染み渡るその震え。

【春】だなんて言わないで
も ....
桜はあきないのだろうか

雪が溶ければ 蕾をふくらませ
陽が高く昇れば 花びらを脱ぎ散り
銀杏が黄金に染まれば そのおすそわけを頂戴し
人間がせわしなく動き始めると ペースを合わせて葉を手放 ....
あの日振り払った手
君が僕に差し伸べた手
今はどうしているだろう

痛んだ君の傷口を
僕は抉ってしまった

あの時手を取っていたのなら
その傷も傷つける障害からも
君を守れたはずなの ....
あの日の夕陽を覚えているかい
部活の帰りに一緒に歩いた川の土手を
手をつなぐのはいつも君の方からで
ぼくは何気ない顔をしていたけれど
いつもしっかり強く握っていたね
土手から見える神社の桜が ....
吹雪を歩む子の喉を
ぬぐうようにすぎてゆく火
忘れかけた尾のかたち


飛び立てずに泣く夜の
足もとに凍り重なる光
土の底の根を照らす


波も血も笑みも
こがねと涙 ....
植木鉢に身を{ルビ埋=うず}め 
体中に
針の刺さった 
裸の人形 

{ルビ腫=は}れ上がる両腕のまま 
{ルビ諸手=もろて}を上げて  
切り落とされた手首の先に咲く 
一輪の黄色 ....
  あいつは、いつも、うそばっかり

  ゆびきりしても、だいっきらいっていっても、うそばっかり

  今日も、うそをついて

  「今日はなんの日だ?」

  「あんたの日よ。4 ....
      恥を忍んで、昔書いた連作詩篇を投稿しようと思いま
      す。一九九七年から翌九八年にかけて、「歌う川」と
      いう総題のもとに十七篇の詩を書きました。今回はそ
     ....
愛のこくはく

抱き合ってもいいのに、そうしないと決める

そうしないと言い放つ

体を共有しないことが愛しているということ

わたしと、あなたにとって
たとえばね、このレンズ越しに見える世界が愛に溢れているものだとして、
世界の境界線が濃くなっていくから
この空の青だとか
花の薄紅だとか
草木のざわざわりとした、
鈍い銀がった緑とか
 ....
春という季節は
いつでも液状にデフォルメされてゆく
匂い立つ色彩が
にじみ流れ溶けあい渦巻く
私の輪郭もそのただなかに
半ばは溶けかかりながら
けれど決して溶けきることはなく
冬をいとお ....
モアイはいつも静かにバス停で待つ
腰は下ろさない
いつも少し上を向いているのは
首の小じわが恥ずかしいせいだ

{引用=モアイですけど何か?}イースター島には桜はありませんが
ここからは桜 ....
ブロッコリー
とてもきれいな
グリーン
グリーン
まぶしいほどの
グリーン
グリーン

ブロッコリー
地面に植えて
水をやったら
森のように大きくなったらいいな

茹でてマヨ ....
      いのちの微妙なシルエット
  死んだのは色物への泥酔した執着か
それとも白物への酔い醒めた意識なのか
       透徹の限りないかなしみ

        いとおしい片影の消滅 ....
何故だろう 今夜はいつもより長く感じる
まだ起きているかな もう少しだけ 話そうよ
背中合わせじゃなくて ちゃんと 見つめあってさ

僕の鼓動 君の呼吸 君の声 僕の声
まるで全てが一つにな ....
行ったこたあないけど

信濃町のさわや

彼女はひとりで生きてゆけるという

じぶんのために祈るのだという

蕎麦を食いながら

しゃべると軽くなるからという


ああ、ひと ....
取引先と切れた
親友が転勤で遠くに行った
母が再入院した
そして今、
花見をした帰り

前を歩くわが妻
うまくいけば
子ができて
うまくいけば
その子は老いた妻を
今の私と母のよ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
ナキワライOrange...007/4/2 0:59
メビウスの滴り渡 ひろこ4*07/4/2 0:46
うその日。狠志207/4/2 0:23
まどろみ山中 烏流107/4/2 0:15
優しいエイプリル・フール愛心6*07/4/2 0:13
空の子供[group]士狼(銀)17*07/4/2 0:00
手紙をありがとう猫のひたい撫...107/4/1 23:54
崩壊ガジェット神音107/4/1 23:53
春のよこで吉岡ペペロ307/4/1 23:46
未来と希望シリ・カゲル1*07/4/1 23:46
ベーレンアウスレーゼmuriel2*07/4/1 23:39
カラスは空にいない12*07/4/1 23:25
さくら前線なつ407/4/1 23:16
はるさめチェザーレ307/4/1 22:44
蝶子3*07/4/1 22:25
罪と罰 tatsuy...207/4/1 22:17
あの日の夕陽を覚えているかいぽえむ君9*07/4/1 21:51
ノート(こがね めぐる)[group]木立 悟507/4/1 21:38
さぼてん 服部 剛12*07/4/1 21:21
うそつきのエイプリルフール逢坂桜14*07/4/1 21:13
連作「歌う川」より その1[group]岡部淳太郎5*07/4/1 21:07
こくはく猫のひたい撫...207/4/1 19:07
いろめがねR607/4/1 19:04
春の抽象[group]塔野夏子10*07/4/1 18:36
モアイで待ってますたにがわR307/4/1 18:29
グリーン壺内モモ子2*07/4/1 17:09
隻影信天翁107/4/1 16:01
90%の愛情と10%の未来蒼穹3*07/4/1 15:59
信濃町のさわや吉岡ペペロ107/4/1 15:05
バス停から玄関まで七味とうがら...14*07/4/1 14:16

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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