夕暮れ誰かの輪回しが
カラカラカラと泣いていた
知らない少女の影法師
カラカラカラと泣いていた
だあれもいない街の角
人恋しいと泣いていた

街の広場の古井戸が
カラカラカラと泣いてい ....
また忘れそうになる

朝のほんのわずかな時間だけ、星が猛スピードで動く

いつ死んでしまってもおかしくない

でも、いま死んでもいいと思える朝方の奇跡が起こる

落っこちるのならこちら ....
月の明かりが猛獣の目のように
この街を怪しく照らすよる
一台のバイクが唸りをあげて
幹線道路を駆け抜けていく

正義も悪も無いというなら
戦う事に意味はあるのか
考えるほどに ....
今日の日の出の時間は五時二十七分
これから毎日一分毎に日の出の時間が早まって一月後には日の出の時間が五時になる。それでも一番早起きのお日さまは四時二十五分、それより早起きする事は無い。一般的に昼 ....
君は、恋人なくて
君は、友達なくて
君は、親兄弟なくて
君の中には、誰もいなくて
僕は、そんな君に憧れた

君は、恋心なくて
君は、友情なくて
君は、家族愛なくて
君の中には、なんの ....
強い風のあと
無残な散り様
何にしても
まばらだということが僕の慈愛をかきたて
暗い中に泣いている葉桜の
そのいでたち

みかん色の朝日を二分する電柱をフィルムに焼いて
人間の身勝 ....
さよならというやまいを
君と生きよう
ふたりが
気付かない夕暮れを

公園の遊具は
動物の姿で
昨日もそこにあり
明日も

なんてゆるやかなさくらの空

さよならというやまいを ....
いつもだったら泣いてるのに

いつもだったら僕が謝るのに

君からの ?ごめんなさい?


ホントは僕が悪いのに

ホントはわかってたのに

君からの ?ごめんなさい?


 ....
 君に逢うために生まれてきた 夢の中では隣にいるのに 目を覚ますと君はいない
 僕は必死になって夢を見ようとする しかしなかなか夢を見れない
 僕は失望する そして君のいない空洞を抱き締める 止め ....
 実に心地良い時間帯だ
 僕が瞼をゆっくりと閉じると 世界の重みが瞼の上に乗っかる
 それで僕はとろりとした透明な水の中に浸ることができる
 僕は息をしながらプールのような底で静かに眠っている
 ....
 夢の中にあった電話帳に載っていた電話番号に夕方に電話をかけてみたらなんと君が出てきた
「あなた夢の中の電話帳を見たのね。改めて言うことじゃないけど、夢の世界っていうのは全人類に共通した世界なのよ。 ....
           
          2007/04/02
また一日が過ぎた
杉田君、一日が
一日が空しく過ぎたのだ
君の性だ
どうしてくれる
損害は莫大だ
一日の糧を空しくして ....
珊瑚のオフィス街で
一人のヒトに会った
彼はサザエが大好きで
毎日毎日 サザエを探していた
 
せかせかと過ぎる時間
仕事に追われ
思い出と反比例するだなんて
せかせか人には
わから ....
四月の一日から友人夫婦の修羅場に呼び出され
よくわからないままに俺も怒鳴ったり泣いたりして
俺なんてなんの関係もないのにね

かえりみちで
ずいぶん簡単なことで幸せになってしまえるひとた ....
私は小鳥。

ぴぴぴ
ちちち

天使のような歌声だと
よく言われるけれど
妖精のような小さな体だと
よく言われるけれど

私、本当は悪魔なのよ。
「かわいい」だなんて言われ飽きた ....
死んだオルガン
蜂の巣を味方につける

骨を奪われた孔雀
地面を這い湖へ向かう

上昇する若い胃袋
頭から犬を喰べ尽くす

口のなかの未来
咀嚼して全部吐き出す

指先に飛び出 ....
花を摘んだ
小さな
嘘をついた
魚になりたい
そんなもの

月のない夜
寝返ると
水の底で
泡してる

パパも
ママも
いない
でんぐり返る
せかい

朝もやで
目 ....
ある夜ふと私は眠り方を忘れてしまった
思い出そうと頭を振り絞ってみたけれど
それほど易しいものではないようだ
私の眠り方は私しか知らない

何日もすると
私は眠り方を忘れた自分に ....
君の目に落ちた月を

僕はまた欲しがってる


巨大な流れに飲み込まれ
ひたすら君に泳ぎ着きたい

息継ぎすらできずに
バカンスの深みへ 沈む 

唐突に夜を認識すると
空を見 ....
あなたにもらった指輪が
指から抜けなくなりました

そう言うとあなたは
ドスンと私の指を切り落とし
そっと指輪を抜き取って
大事そうに血をぬぐいました

優しいあなたは
 ....
夜のなかを流れる夜、橋上を吹きぬける無色の風。
 暗い浴室の排水口。サーチライト、夢遊病者を追跡する。
紙幣を数え直す音。こめかみに突き刺す人さし指。
 刃こぼれした剃刀の反射に、鏡のなかを流れ ....
江戸川の彼岸で
血に餓えたトッポジージョ人形が夢に酔って愛し合っている
ガードレールに近付き 嘲り
侮蔑し 向こうに遠退き
此岸でストリートチルドレンに源泉徴収されている俺を指差して 笑っ ....
大きな円を描いた
いつか消えてしまうけど
ぎこちなく描いた線
ここから始めるんだろう

橋の下ながめたら
夕暮れ間近だよ
帯がほどけるように
全て消えてしまいそうさ

並べた二つの ....
はるうらら。となりでかけている子におおごえではなしながらきょうの御弁当を詰めて歩いていこう 。  なんとなく面倒くさくなって
なんとなく振ったあいつが
いつのまにかいい男になっていた。

女子大の彼女ともうすぐ半年
あたしはあれ以来作ってないっていうのに。

急に悔しさが込み上げ ....
何がご不満ですか? いつも尖らせた口唇
拗ねるように媚びた其の視線
あたしに何かを求める合図でしょう

何がご不満ですか? ひとつ吐きだした溜息
欲しい答えじゃ無い落胆
あたしが期待は ....
             2007/04/02


椎の木林のすぐ傍に
小さな小山がありまして
小さな杉の子育ってた
育って育って大きくなって
美しい御国のためになりますと
 ....
ビニール傘さしてぼんやりと空をみあげてた。
ぽたぽた落ちる雫、ひとつひとつに混じって白い絵の具の水玉模様が描かれていく。

-たったそれだけの時間。

一人で酔い冷まししながら見上げる ....
キミよ 幸せになれ

キミよ 幸せであれ

誰よりも 誰よりも 幸せであれ

キミと 幸せ になりたかったのは

忘れられるだろうか



キミは サクラに 愛の{ルビ詩=うた ....
二章.断片と静



僕しか居ない部屋でピアノの音を描いてみる
奏でる事が出来ないからCDで聞いてみた
指が少し震えて
音を辿った

流れる音と
自分の流れにそって
新しい音
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
夕暮れ誰かの輪回しが[group]未有花22*07/4/2 10:17
エイプリルフールの真実猫のひたい撫...507/4/2 9:40
傷だらけのヒーロー1486 1...6*07/4/2 8:59
*五時*かおる7*07/4/2 8:58
なくて少女うおくきん307/4/2 8:35
螺旋階段[group]田島オスカー107/4/2 7:10
さよならというやまいuminek...16*07/4/2 7:09
ごめんねが言えなくて優飛3*07/4/2 7:04
夢で逢いましょうはじめ4*07/4/2 5:56
AM6‥00 または実験的感覚的その5[group]2*07/4/2 5:55
2*07/4/2 5:54
唐様あおば5*07/4/2 5:44
サザエ男柴田柴助207/4/2 5:12
四月の綺麗事れつら1007/4/2 5:01
悪魔ごっこ壺内モモ子6*07/4/2 4:03
19 very short storiesв+в207/4/2 3:21
淡水魚夕凪ここあ1207/4/2 3:11
眠りなかがわひろ...2*07/4/2 3:07
P.B.207/4/2 3:03
左手の指輪なかがわひろ...0*07/4/2 3:02
ある夜んなこたーな...107/4/2 2:36
Not YABUSAKA in EDOGAWA人間3*07/4/2 2:36
片結び粉末407/4/2 2:28
春うらら。   すぬかんなが...107/4/2 2:18
4月1日蒼依207/4/2 2:00
独立107/4/2 1:47
噛みつく童話あおば14*07/4/2 1:40
酔桜607/4/2 1:35
ふたつのサクラヒロセ107/4/2 1:33
Crystal流希-Яuk...007/4/2 1:08

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