スクランブル交差点の真ん中で仰向けになって倒れた
人々は僕を避けるようにして交差点を渡っている
信号が赤に変わった
地獄を渡りきった人々は僕のその様子をじっと心配そうに見ている
天国 ....
地球の人々は夜6時に起きて朝6時に眠る それに背く者は刑務所に入れられる
世界の王様が考え出した新しい掟だ
どうしてそんな掟を作ったのかというと 王様が夜が好きなのと 生まれつき夜行性である ....
下肢の無い僕はサーカスのピエロになりたくて 物心ついた時から 毎日車椅子を動かせて街に出て大道芸人の先輩の隣で滑稽なメーキャップとお母さんが作ってくれた服装でパフォーマンスの練習をしている
車椅 ....
「好き」だけじゃ
片付かない事も多いけど
「好き」だけで
片付く事もいっぱいあるんだよ
「好き」だけじゃ
許し合えない事も多いけど
「好き」 ....
寝息が聞こえる
12時、目をあけている
ピンクの携帯は鳴らない
あなたからの安心をまっている
あなたの言葉を頭でくりかえし聴いている
あなたが触った頬の位置に手をおく
....
「明日へと向かって、前へと歩こう」
って、きみがいうから、
ぼくもついていくことにした。
きみは
ずんずんずんずん進んでいって
だんだん見えなくなっていった。
きみとぼくは
はぐれて ....
すぐに煙草に火をつける
うすっぺらの下着をさがす
うすっぺらの何かをポイとする
水をゴクンと飲む
目はあわせない
キスはもうしない
ラブソングが申し訳なさそうにかか ....
うすいろの
はなびらが
はらはらと
散りゆくよう
なきぬれた
おもいでも
この春に
見初められ
ねもとから
べにがさす
わすれない
あなたのこと
....
整形美人で泣ける程
僕らの世界は
まだまだ綺麗で
実際問題
汚れてる部分なんて
全てを見れば
無いに等しい
鏡に
ナニガミエル?
(風向きはまだ、向かい風)
....
あなたはわたしの眠っている横で
わざとらしくページをめくる音
つよく立てて
降り始めた雨を受け入れる
くらいまぶたの中で
弾ける赤い頭痛
あなたの読んでいる一行が
鮮明に浮かび上がる 夢 ....
まだもう少し待って、とあなたに言うのですが
せっかちな人ですから
腕の切り口からはもう赤々とした血が
零れだしています
私は死装束をまだ縫い終わっていないので
すぐに追いかける ....
あらあらこんなに散らかして
歩く隙間も無いじゃないの
ちょっとコレ去年の雑誌よ
DVD返済期限切れてるじゃない
古雑誌を出す日は何曜日なの?
DVDはもう見たの?
このジュ ....
うしろに
おくってしまうのは
いやで
それでも
かついだままだと
つぶれてしまう
そこに おいて
じっと みていると
つらすぎて
だからといって
しまいこむと
いらい ....
ほんとうのことを
ほんとうのことばで
かいてしまうには
まだ はやすぎるので
いけのまわりを
まわるように
まんなかを
さけたことばを
かきつづけて
すこしづつ
ときはなた ....
ひとつ てのひらに
かすかな ひかりを
のせて
ただ それだけを
のせて
ひびの あゆみ
ゆるやかに
あおい そらに
くも しろく
しずまる ばかりの
みなもに
....
換気扇の音が気になって眠れないよ。
そういう君のいびきは換気扇の音よりはるかに大きかったけど。
僕は換気扇を止めてベランダで煙草を吸ったんだ。
角を取るなんてズルイ。
そういう君には一 ....
(1)
あかるい
闇。
あしおとが
だけが
3分の4歩 すすみ
7ブン の5 ホ もど
るるるるるるるるるるるるる
光は
くらい光を駆逐しそれはさらにあかるい光によって
な ....
そりゃ笑顔をつくんなきゃだめだってことはわかってるよ
一度習ったことは覚えなきゃならないってのもわかるよ
でもオレ疲れてんだよ
疲れてんのに
笑わなきゃいけねえんだよ
正確にスピーデ ....
そう そこに意味はないんだよ
ソーダの泡 はじけて
いつか 消えてしまうように
あるがままに あり
消えるがままに 消えていく
だから 光 とろけるように
のみこん ....
ぼくの目の前にある
かつて生きていたもの
世界に居場所を占めていたもの
首を斬られ
もがれ
焼かれ
また斬られ
飾られ
ぼくの目の前にある
かつて風を感じていたもの
ぼくの ....
土はそこから動けない
花もその場所でしか咲けない
水は下へしか流れない
猫は歩くけどなわばりを守る
鳥も飛べるけど巣へと帰る
魚もふるさとを忘れない
動く範囲のサイズは ....
2007/04/03
同人に
駄作と言われ
項垂れて
今晩寝ないで書き直そうと
とぼとぼと帰宅する
明日の朝
早く起きて書き直しても良いのだ ....
大都会
アスファルトの照り返し
ビルの光の反射
遠くに見える陽炎が暑さを誘う
ビル風の心地よさ
空を見ればビルが空を切り取り
電線が雲を彩る
僕は電車に乗る
加速していく風景
....
遠くの月が淡く光を放ち
少し風の強い街の中を
一人歩いた
僕はもう
この街をあとにして
君のいない街に行かなくてはならないよ
さっきの君の涙に
しばらくは縛ら ....
灰いろの街の つましい
空をめくり やせた銀の鳥を
調達する 雨の歌の
粉をまぶし 油であげて
こりこり 食べる
朝刊から目を離さずに
気の無い空返事
それは。あなたの得意技
わたしが何を考えていようとも
お構いなし
空気のような存在
親しすぎる関係の果てに待ち受けるのは
そんな空虚さだ ....
炎は燃えてはいるものの
心底では完全に冷めていた
自分にとっての熱とは何なのか
光とはどういうものなのか
疑問とともに不安が吹き上げ
自分を見失ってしまったのだ
炎はゆらめいている自分の姿 ....
狂っているのは私なの?
貴方を奪っていくものが 正しいはずなんてない
敬礼したその腕は壊すためじゃなく
私を護るためにあるのだ と 言ったくせに
それなら一緒に逃げてくれれ ....
刀折れ矢が尽きても
倒れられないことがある
身は魂魄に成り果てても
走り続けなければならないことがある
愚かなことよと罵られても
信じるということは疑わないということだ
たとえばそれ ....
いつもの公園を
いつもの様に通り抜ける
春のやさしい風が
耳元を摺り抜け
急ぐ足を止めた
宙を舞う花びらが
諦めかけた夢
明日への希望
冷めかけた愛
失くした情熱
....
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