仏のようなよい人に
ゆるせぬ人がいるのなら
わたしに誰がゆるせよう
あの人がわるい
わたしがわるい
と
手にした糸を引き合い
こんがらがる
日々の結び目
力 ....
君の息の根が
僕の掌から
僕の体へと
あどけない
君の命の
木漏れ日で
僕の
瞳孔が収縮する
そろそろ
帰らなきゃ
震えが
止まらないほどの
孤 ....
無機質な
声が告げる
今日という
一つの時間の死を
抱き締める
さようならを
伝える 前に
過ぎ去って行く
一つの小さな
小さな 死を
抱き締める
....
そんな愛もあるんだと
証明してやるさ、疾走してやるさ、
モーツァルトみたいに
閉じかけて
影はすぎ
片目だけの
花が咲くほどの
遅いまばたき
まぶたの裏に葉音があり
色のかたちをくちずさんでいる
散る花 咲く花の響きがあり
手のひらを隠し
....
鐘が鳴る
1つ
2つ
夕日がやけにまぶしい
帰ろう
伸びた影とウチまで競争
いつも同着
大切なライバル
明日は負けないぞ
太陽の光がアスファルトに反射して暖かいが
ビル風が体には厳しい季節
ビルが立ち並ぶ都市部
エンジンの不快な音とクラクションのけたたましい音
排気ガスの黒い煙が立ち込める大道理
歩く人 ....
ひかりの 牽引が
ここちよい 日だった
つむじ風が 花びらを
まとって 帰ってゆくのを
ひねもす ながめていた
ハジメの一色は
空と同じ水色で
それを見つけた
他の色が
相談しながら
決めた7色。
雨上がりに
よく現れるのは
皆が空を見上げる回数が
増えるか ....
ギリギリでいつも生きていたいから
ミハエルは40にもなって婚姻契約を結んだ
それは男のケジメなんだそうだ
お相手は、上から88、56、87、69のナイスバディの持ち主
「やったな、ミハエル ....
平日朝八時から十九時まで
切り替えるシフトはピエロモード
何を言われても気にしないふりをして
切り裂かれた胸をガムテープで縫いとめる
休日の昼から月曜の朝まで
ネガティヴに振舞ってみたと ....
ジョイはちょっぴりおませで すこ〜し我儘な子猫ちゃん
大好きな小太郎さんに抱き上げられ
優しく全身を撫ぜてもらうのが日課です
ある朝いつものように抱っこしてもらえると思っていたのに
小 ....
朝 目を覚ます度
『なんで起きたの?』って
責められてるみたいに
思えてくるよ
・
誰にも迷惑かけないように
すみっこの方を歩いてきたのに
まきちらしてる生きてる痕跡
ほら 怒られ ....
誰かが悪者にならなければ
悪役を演じきらなければ
上手く回っていかない歯車だってあるはず
悪役と言うヒーローにしか成し得ない
荒療治がこの世には山ほどあるはず
欺瞞が蔓延して ....
確かに
夕に散らす
斑雲に向かって
君を探す
夕日に成れたらいいのにな
麗しい君を
ずっと見ても良い
特権を得た僕は
英雄みたいに気取っていたのかもね
不甲斐 ....
春の夜の公園は寒かった
暖かい陽射しに守られていた時は
ベンチに老人が座り
子どもたちが走り回って
木々も上へ上へと伸びていた
そこには春の温もりが広がっていた
日が暮れるとともに
公園 ....
一週間前に
吐いた言葉はもう
枯れて
愛されたいと叫んだ意味も
最早
分かりはしない
雨上がり 水溜まり
映る影模様
幾何学的に揺れて
意味を探してる
今の ....
悠々と二羽の鳥が、碧い空を裂いてゆく、
鮮やかな傷口を、
銃弾のような眼差しで、わたしは、追想する。
その切立つ空を、あなたの白い胸に、捧げたい。
・・・・ ....
ホライゾンブルー、が
白く、霞んでいる
まだ見えない 何も
終わらないみたいなハイウェイ
アクセル踏みつけて
もうべた踏み状態で
ガムテープでがんじがらめ
神様が 俺を呼んでんだ
....
「時空」がさがを育むから
いとおしくなるのだろうか
真昼の有機物も真夜中の無機物も
クロノスょ 黙殺しないでおくれ
カイロスょ 軽蔑しないでおくれ
尊い重力で遂に腎虚の身となった ....
いくぜー!
ウォー!
頭振り振り
守ってやる
悪魔と手を繋ぎ
快感を求める
良い子振るのは
疲れる!
スギャヲー!
サンダーストーム
楽しければイイ!
人なんてどうなって ....
西日が射している
ヒバリが飛んでいる
あ、誰か来た
青い屋根と黄色い屋根の上に
星が落ちました
僕の家の屋根は白いです
腕時計を買ってもらった
子供がはしゃいで
腕をぶんぶ ....
雀 東の空で響いて
朝の訪れを歌う
ひとつ囀り、遠く空へ
夕の幕が閉じるまで
澄んだ声で鳴いて
溶けていく夜の名残
昇る光、地平の先で
形作られる「今 ....
愛を一滴馴染ませて
晴れ桜 袂に滲む掬い人
花屑浮かび詠み返す歌
流れゆく詩達 恋の行方の様に
“さよなら”を知らない
湖に沈む月に咲く子供達
綺麗な形を愛と呼ぶ
水底に流るる ....
友達と呼ぶ時
少し気後れしてしまうが
知り合いと呼んでしまうのは寂しい
私に黄金町を教えてくれたのは五つ年上のKさんだった
女子高生が一人で歩くのは危ないよ
彼はそう笑った
駅の改札を ....
森本さん、
森本さん、
起きて下さい、森本さん
もう、森本さんったら
また薬飲み忘れたまま寝てるわ
しょうがないわねえ
....
{引用=サクラ
サクラ
サクラ}
包んでくの
私達の希望
いつか報われると
手探りで歩き回る
まるでママとはぐれた
小さな子供 ....
ふーる、fool、ふーる、who
可哀想に、ひとりぼっちの嘘つきが
櫻吹雪を降らすApril foolな日曜日に
ふっと、footがふと思い付いた足のあした
(そう、あなたはきっと無様 ....
宿題を忘れていった
先生にしかられた
ブランコを横取りした
けんたくんに絶交って言われた
プラレールで遊んでた
片付けなさ〜いって
ママが言うけど
とっても楽しいんだよ
そした ....
部屋には俺しかいない
本を読んでる俺を
あざ笑う声が聞こえる
お前誰だ
誰もいないはずの空間に向かって
ナイフを向ける
声は消えない
人生楽しみたいのに
邪魔しないでくれ
4730 4731 4732 4733 4734 4735 4736 4737 4738 4739 4740 4741 4742 4743 4744 4745 4746 4747 4748 4749 4750 4751 4752 4753 4754 4755 4756 4757 4758 4759 4760 4761 4762 4763 4764 4765 4766 4767 4768 4769 4770
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