世の中には春が訪れたというのに
一人だけ取り残されたかのように
生活に冬が続いている
わずかな陽だまりにその温かさを
見つめるしかない生活
小さな机の上には
灰皿と百五円の使い捨てライター ....
忘れてませんか
地球が
人にとって
母なる大地だという事

忘れてませんか
人は
地球に生かされている
という事

忘れてませんか
地球には
人以外の生命体も
住んでいるとい ....
{引用=
かりそめの
さようならに
わたしを
儚い者
と呼ばないでください

宴の余韻に身を任せ
ただこのまま
眠りにつく
しばしの別れ

夢を見る
子供の頃
夢の無かった ....
百年前、砂浜に寝そべっていたら
「カニだー」と言いながら幼女がわたしをつまみ上げた
「カニじゃない!」と一喝すると
幼女は両親の元へ泣きながら戻っていった
怒らなくても良かったかな、と少し反省 ....
また捕まってしまった。

笑顔で素直に話そうと決めてたのに
目を見ることすら出来なくて
いつもの作り笑い

糸に絡まって抜け出せない
抜け出せないのか抜け出さないのか

イメージする ....
どうしたらいいかなんて


全然 わからないんだ



伝えたいことは

山程あるのに



届かない




遠い 遠い


 み ち  ばかり ....
そこで見られた存在は
もしかしたら僕かもしれない
今部屋で焼酎を飲む存在は
僕でないかも知れない

唐突な疑問は確信めいていた
既に遠く闇に潜む影は
次第に理由すら覆い隠していく

 ....
僕らはさみしい子供だから
間違いだらけの夜更けの中で
雨の音を聴いている

最近雨が好きになったのだと
君は言う

明日も雨が降ればいいねと
僕は言う

壊れたテレビを何度でも
 ....
その列車に乗る人は
とうに生きる意味など
なくしていた
意外にも混んでる車内
空いてる席が見当たらない

物静かな車内で
誰かがつぶやいた
『ハレルヤ』
おい 今誰が言ったんだ? ....
   1


 ・
   ・
  羽虫の亡骸が
 そらに・うかんでる


     ・
   ・

     親指と
    人差・指でつまむ・
   ....
侘桜
春風に乱れ散り
色滴り 青き鳥
出会いと別れ
想い出の海に溺れ

蕾震え
桜舞い 空染める
散りゆく花弁が 梢震わす
それは誰かに会いたくなる
在りし日の景色

桜は葉桜 ....
人を羨むよりもね
自分のいいところを見つけてみよう。

人の真似をするよりも
自分にしかない個性のほうが
ずっとずっと、何倍も素敵だよ。
目の前が真っ暗になると
急に不安になって、寂しくなる。

でも

そんなときは泣かずに
前向いて、笑って歩いていこう。

だって

行動しなくちゃ
何も始まらない。
皆より
上手く出来ない自分が

嫌で、ムカついて、もどかしくて、情けなくて

つい
泣いてしまうけど

きっと

きっと

皆より上手くできることが
自分にもきっとある。
鍵盤の音を確かめるように
ひとつずつボタンを外していく

育ちすぎた夕暮れが息苦しそうに
僕らの仕草に耳を傾けている

一秒がいつでも一秒ではないように
僕らもまた危ういバランスの中で奏 ....
嫁の腹が日に日に膨らんでゆく。
検診に行くたびに倍の生命力で大きくなってゆく。
嫁は四六時中続く気持ち悪さを懸命に我慢している。
風邪を引いてもなるべく薬を飲みたくないという。
嫌いなニンジン ....
花曇の四月から
薄灰色の雨が零れる
桃や枝垂れ桜の
薄紅のあいだから
無垢のゆきやなぎは零れ
春雷の轟きに驚いてか
ちいさなゆき、を降らせている

その様子は
あまりに白くて
白、 ....
君は僕の恋人
高速道路を走り抜け
風を切り気持ちが良い
愉快な日曜日

今年のクリスマスは
楽しくなりそうだ
一族の結束は強い
敵から守り抜く

花を撒かれ
鐘が鳴る
車を走ら ....
何人目かのオンナが踊っていた


純粋だった景色も
捨てられた新聞紙のように
風に吹かれ、転げてゆく夜の雑踏

街は痛みも
嘲笑で、もて遊ぶ


ナマあたたかい酒を知り、

 ....
おとなになれば
どこにでもいける
なんにでもなれる
そうおもってた

現実にはそうじゃない
ただ、どこでも眠れるよ
通勤電車のかたい椅子で
午後の公園で

桜吹雪が舞い散って
花 ....
地下の中で入学式が行なわれている
これから一人前の石になるために
小さな石たちがコロコロと
地面の中を転がってくる
周りの大きな石たちが大きな拍手で
彼らを迎えている
巨大な石の挨拶は退屈 ....
この夜明け
街は忘れていた形を取り戻していく

影が生まれ
新しい気配が景色を横切る
一番透明な時間に
一番透明な予感が
僕を通り過ぎる
寄りかかった壁のその冷たさだけが
まだ夜に属 ....
道路のコンクリートから切り取った
ひとかけらの絶望を
coffeeの底に沈めて
ゆっくりと飲み干す

このたそがれの向こうに
また眠れぬ夜が待っていそうで
妙に気が急く

神への呼び ....
晴れた日に
ひばりの鳴き声を聞きながら
地雷を踏んで遊ぶ
僕らはまだ
子供のまま
誰が一番遠くまで脚を飛ばせるか
競い合って
ひばりの鳴き声を聞きながら
でも、もうちゃんは間違えて
 ....
{ルビ円=まる}く
操作場に日が満ちて
白く

陰影を見開きに

分けないので

水が貯まっていくように
温度は上がっていく

畳のめが潤みはじめ

いま
から
あのとき ....
花粉症で辛い。大丈夫?

杉花粉が憎い、、、 杉良太郎まで憎い今日このごろ。

ピーコの相方までも 憎い今日この頃・・・
卒業を間近に控えた僕らは
夜の学校に忍び込んだ
校庭のフェンスを飛び越えて
誰もいないグラウンドを走り回った

大人と子どもの隔たりは
いつの間にか消えてしまった
僕は助走が ....
還ろう


思いついたのは少しばかり前
私は未だバス停で一人
自分を運んでくれるものを待っていた

歩みを止めぬ私の足は
段々足元の土と飽和 飽和
それでもいいと思った
私にとって ....
目に映るものだけ追いかけて
いつの間に通り過ぎて
気付がいたら
手なんてとどかなくなってた

心とか想いとか
そんな大それたものじゃなくて
小さな気遣いとか
ささやかな優しさと ....
西の国の王様は嘆いた。
彼の一番に大切にしていた海より青く世界一珍しい、
自慢の鸚鵡が逃げ出したのである。
王様は独身だった。彼は早くに両親を亡くした。
彼は悲しさをわかりたくないと、その鸚 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
百五円の繰り返しぽえむ君11*07/4/9 22:29
勇気結華107/4/9 22:12
眠る緑さくらほ12*07/4/9 22:09
百年と女楢山孝介6*07/4/9 22:08
tatsuy...107/4/9 22:02
点と 線李伍 翔107/4/9 21:56
バイロケーション松本 卓也107/4/9 21:40
さみしい子供松本 涼1607/4/9 20:59
ハレルヤ トレイン黒い鴉107/4/9 20:56
ラジオと羽虫はらだまさる23*07/4/9 20:38
侘桜晴れるひと1*07/4/9 20:22
嫉妬愛心5*07/4/9 19:52
暗闇4*07/4/9 19:49
きっと3*07/4/9 19:47
夕暮れピアノ松本 涼1007/4/9 19:10
膨らんでゆく。もののあはれ28*07/4/9 19:09
春雷、残響銀猫19*07/4/9 18:34
僕の恋人ペポパンプ5*07/4/9 16:19
しわわら16*07/4/9 15:57
午睡水中原動機307/4/9 14:59
地下の入学式ぽえむ君8*07/4/9 14:25
夜明け八布1207/4/9 13:44
「P.M.5:20」ゆいしずと807/4/9 13:33
ひばりたもつ1607/4/9 13:01
春眠水町綜助15*07/4/9 13:00
花粉症北大路京介6*07/4/9 12:29
フェンス1486 1...5*07/4/9 10:37
帰還RIKU5*07/4/9 9:36
いつかの私へ優飛4*07/4/9 8:59
鸚鵡の偉業蔦谷たつや6*07/4/9 8:53

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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