枯藻にまじる幾許かの誇りさえ
今は乾涸びて横たわる巨体
眼の放つ一瞬の光さえ砂に埋もれ、
青き海原は穏やかに空を見上げつゝ
波に穂を浮かべては露な境に遊ぶ

儚く岩礁にとぶ飛沫、
仰ぎ見 ....
舞い落ちる花びらの
ベンチに腰をかけ
風に吹かれていよう
夏を過ぎて
冬を越えて
くり返し来た道の
くり返して行く道の
途上でしばし
風に吹かれていよう
降り積もった荷物を
少 ....
わたしたちはいつかきっと死ねるのだから
ジム・モリソンもシド・バレットも
ヴォネガットだって死ねたのだから
今は死ねなくても
こころさわやかに朝の唄をさえずろう
ゆっくりと自分を殺してゆくた ....
3・28

 あなたが、いつも吹いている口笛の音律が、耳から離れないから、わたしは今日も眠れないんだ。窓の外には、春と呼ぶには早すぎる、マイナスの風が吹きすさぶ。けれどそれすら、今のわたしに心地よ ....
暗黒の司祭たちが黒い法衣を垂れ、
死んだはずの神の声が鈍く響く白夜の時代、
そんな時代がいままた再び到来しようとしている。

人々は生殖を強制され、
ただひとつの神の声によってコントロールさ ....
 時折顔を出す
 おまぬけな自分
 注意をしてるつもりが
  
 ポロリ

 と
 顔を覗かせる

 いつまでたっても甘えん坊
 いい歳になったのにね

 今日も恥をかいち ....
人間に恋したカメレオン
叶わぬ恋だと知ってはいたが
毎日毎日恋焦がれるうちに
想像妊娠をしたカメレオン

二人分たくさんご飯を食べなきゃならない
二人分たくさん水を飲まなきゃなら ....
冷えた両手に
掴み取ろうとした風
吹きぬけて
君のもとへ

星の囁きが
くすぐったい空は
変わらず今日も
僕らを見守ってる

憧れを追い掛けて
走った日々を
今も
思い出せる ....
ゆきふらしはやっとこさ
目を覚ました
去年頑張りすぎたから
いつもよりたっぷり眠った

朝ごはんを食べて
歯を磨いて
お出掛け用の一張羅の服に着替えて
今年も仕事に取り掛 ....
軍鼓とラッパのリズム乗せて
列を成してパレードするかのように
顔の角度は45度
上にも横にも45度
ライフル掲げて磨き上げられた靴履いて
ビシッとキメて誇らしげ
それは言われた ....
今はもう
落ち着きを取り戻した
ネオンたちが
 
まだ 空を
侵食している
 
 
その事実を知っていても
 
僕は
何をする訳でもなく
 
36℃の体温と一緒に
ベッドへ ....
 今まで信じてきた世界が

             いきなり泡のように消えていった・・・

  もう何一つ信じれない。
 
            怖いから・・・・

   ....
あの混沌の時代に
息の根を止めておくべきだったのだ
60年を経てまたあの怪物が
蠢き始めている
母の愛を踏みにじり
子の命を食み殺す
あの怪物が再び

われらは
民主主義を手にしたと ....
          死んだのは
  色物への泥酔した意識なのか
白物への酔いざめした我執なのか
    透徹の限りないかなしみ
いのちのデリケートなシルエット
     ★
   いとおし ....
砂漠の中にあるらしい
あるオアシスの物語
湧き出る泉は澄みわたり
ほとりの木々には鳥が舞う

砂漠の中を旅してる
ある男性の物語
砂漠を越えてやってきた
長い渇きに苦しん ....
べらんだでは
せんたくものが
かぜになびいていた
にわのしきいしを
あるけば
かげがおちた
さいごのひ
しらないおじさんが
ちちとはなしをしながら
いえをのあちらこちらをみて
しき ....
放り込むカプセル
ブラウン管の中が歪む
部屋の壁が襲う

トイレに行っても小便は出ない

換気扇の回る音が
ヘリが近づいてくるよう

萎縮する筋肉
鼓動は速くなる

目を閉じよ ....
パリよりも中東が相応しい―
ホテルのバスルーム式のやり方で、
公園のベンチにMessageを遺した。
彼女はパリに向かった。
月が影に隠れる頃
桜は涙を流します
はらはらと落ちてゆく
一粒一粒の涙は
地面に落ちて
道に溢れてゆきます
桜の涙はやがて川となり
月を追いかけて
どこかへ消えてゆきます
きっと春の ....
ざあっ と花びらが揺れて散る音

いくつものいくつもの花びらが終わる

どうせ散るなら咲かなければよいものを

そう考えるのは愚かだが情緒的だ

桜が散りきる前に僕たちは別れましょう
 ....
何もかもがいやになって
下を向いて歩くのだ

メールを
打つふりなんかして
詩を書いたりしちゃうのだ

幸せな人は詩を書かない
というのは本当です
だけど
私の不幸など
ありふれ ....
手を繋いで



離れてしまわないように



強く強く


握りしめて












信じてないわけじゃない





けど
 ....
泣きたい




こらえて

袖を惹いた


仕合せ



霞んでゆくから



千切れる想い

影に溶かして



あとどれくらい

幻の傍で
一人になって
ふと疲れを感じる昼下がり

もう数えていないのと
ぽつり呟くあなたを
抱きしめたら壊してしまいそうです

指先で宙に描く願い事
それが何だかわかりませ ....


昼寝でもしたくなるぽかぽか陽気だ
ぽかぽか陽気に抱かれた町で
電信柱の黒い毛に結ばれた商店街の
のんびりとしたアスファルト
のんびりとしたアスファルトの上で
サディストがマゾッホを ....
「春風」






よく晴れた
からだごと奪うような
つよい風、の
朝に
最上階へ昇る
屋上は閉まっているから





エレベータに乗っている間
次の季節や
 ....
冬空をながめ宇宙のはて‥
暗闇で 過去を見 未来が見えず
朦朧と 渦をまく

涙がひとしずく 流れるたび
心が溶ける‥春の雪どけ

氷つく 滝ツボが 一滴一滴
太陽と木々の反射の光に 
雪わり草を ....
 朝起きると
 そこはひかりの園だった
 すべての不浄なものは
 洗い流され
 新しい一日に
 なだれこむように
 時間は太陽の昇る速さに合わせてる

 なだらかに穏やかに
 過 ....
昨日の未来は
今日はまったくなかった
あれだけはっきりと
見えていたはずだった
昨日の未来は
初めから存在していないかのように
今日には現れなかった
その代わり
今日の未来が創り出され ....
はざくらがきれいだった
るうとのけいさんはいつも
にがてだった
すしやにかくまわれてる
ごうとうのせんたくものにも
すずしいかぜがふいた

+

ははに
るびいをかってあげた
に ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
瞳を染めてatsuch...4+*07/4/15 3:25
風と夜と雨とyaka5*07/4/15 3:05
モンキーハウスの朝の唄佐々宝砂1707/4/15 2:40
ダイアリー・ダイアリー 3・28平山ネムデ207/4/15 2:17
闘争への序曲黒猫館館長107/4/15 1:43
おまぬけ山崎 風雅407/4/15 1:30
想像妊娠カメレオンなかがわひろ...3*07/4/15 1:09
時と想いと和森朱希407/4/15 0:32
ゆきふらしなかがわひろ...2*07/4/15 0:28
パレードmaynar...007/4/15 0:20
都会の夢山中 烏流407/4/14 23:28
—壊—‡ё夢花ё‡007/4/14 22:54
民主主義の挫折ゆいしずと007/4/14 22:40
軌道のそよぎ信天翁107/4/14 22:05
「旅人とオアシス」広川 孝治107/4/14 21:35
ひっこしたもつ807/4/14 21:28
カプセルブル・リー307/4/14 21:23
[:shortプテラノドン0*07/4/14 21:21
桜の涙ぽえむ君9*07/4/14 20:42
サヨナラザクラ4360*07/4/14 20:09
スピカuminek...13*07/4/14 19:06
繋ぐ蓮未2*07/4/14 18:39
*幻影*ちと6*07/4/14 17:40
「今日生まれたあなたへ」 (青年詩片)ベンジャミン7*07/4/14 17:28
小春景色チグトセ5*07/4/14 17:26
「春風」ソティロ6*07/4/14 17:08
天使…鈴鈴6*07/4/14 16:17
完食山崎 風雅307/4/14 16:05
未来たちはぽえむ君4*07/4/14 15:22
春に過ごす[group]たもつ19*07/4/14 15:14

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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