電力不足が叫ばれるなか
私は解決策を提案したい
日本中から
自称詩人を集めて
自転車こぎ発電をさせるのだ
塩水と1日一食コンビニの
のり弁だけを与えて
24時間こぎ続けさせるのだ
力尽 ....
赤く燃える残照の地平に
片眼の巨人が座る
表層を掠めていく孤独
深まる陶酔の眼差し
彼は聴き入る
遠い故郷の残響を

わたしは ひとり ここにいる

隠された故郷の残響を聴きながら
 ....
傷付きたくないから
隠したり
ぼかしたり

いつか
モザイクの下に眠る
本当のことを

大きな解像度で
見る日が
来るのかな
熱のなかで
ほどけていくときに
みんな ひとつの 記憶でした

ひすい色の鳥
一切れの歌声
水の運動

ほんのわずかの 知っていること をとおして
世界をみようとするとき
 ....
このままの経緯で推移すれば……
ダメです、破滅しますっ
というシミュレーションから
落ちるさまを、ええ
ただ見ていたと

やれこうしてやろうとか
伸ばしてやろうとか
縮めてやろうとか
 ....
初めの一粒は丸みを帯びてさえおらず
二粒三粒とぶつかり合って砕けては
刺さりさえした

色合いはその都度変わり続け
真っ黒になった事も有った

増えていく度に刺さり続けていた硝子も
気 ....
ドイツ人がユダヤ人の商店を夜中に襲い
割られたショーウインドウの
破片が
舗道に散らばり
月明かりにキラキラと
輝いていたのが印象的で
その夜の出来事は
「水晶の夜」と名付けられた
 ....
奇異な金環食の貯金箱には未だ一円も入っていない、いないのだ。だがテレビの砂嵐の前では息が詰まる、つまってる、甘く湿気った菓子を求めて いつものひとの臭いがする。鎮痛剤を呷った。まだまだ殺されるために蓄 .... きみは心が弱いから
そんなウンコみたいな自称詩に
イイねを入れてしまうんだよ
奴らは
イイねを入れたら
お返ししないではいられない
きみの弱い心につけこんで来る
とっても悪い人間なんだ
 ....
部屋にいる
それだけで逃げた気分になるのは
わたしが臆病者だから

誰の気分も害さずに
自分の気分だけ害して
天井を見つめる

自惚れに気づくのが
遅すぎたのはわかってる

世界 ....




宙空の先のビー玉の喧騒
夢はわちゃわちゃ過ぎていき
白雲もくもく青空に湧く 

夏の街には太陽燦々
老婆と少女が手を繋ぎ
踊り廻るよ、廻り躍る

死の標的を撃ち抜いて
生の覚醒に眩め ....
なにもしようとはしないことをしようとしつづけるあなた


女のいない楽園で王を名のり その身に起きた 起こらなかったことのすべては
カラフルな電影にゆれる参道のウィンドウを行き交い
 ....
ここではないどこかで夜が終了しました。
子どもは朝を舐めてひとくち辛いといえば、
昼にはボールを蹴ってロケットだロケットだ、と
こぞって夜の空をゆびさしている。

サンドロケット、ぼくらは命 ....
あなたは何時も背伸びばかりして、足を吊らせては、また無理しちゃったなって思ってるけど、あなたはそうやって少しずつ持てる荷物の量を増やしているの。だから少しずつ歩いて行けば良いの。だけど気付いてほしいの .... ○「自画像」

僕の身体は無修正です

僕の頭はアナログです

僕の心は昭和のままです

○「田舎通信」
田舎はまだ年功序列です
だから若者は肩身の狭い思いをしています
田舎はま ....
ケ、
チャップは、
嵐の夜、
電動自転車に乗って
ポマードの匂いのする
男同士の海とサンバを踊る
ケ、ケ、
チャ、チャップは、
エアリンガスのエアバスA320にロッテ
スンドゥブチゲ ....
 私は 思われ人

 なに考えてるか分からない と思われ

 気が利かない と思われ

 国籍不詳 と思われ

 かつら付けてる と思われ

 いいか 悪いか抜きにして

 ....
「rain」

雨、という現象が
印象派の庭です
水の詩集をさらさらとめくる雨音が
萌芽の眠りを妨げて
やわらかく湾曲してゆく
午後からのカーブを描いてゆきます


「あの人は、光 ....
ちょっと仕事したり
仕事してるふりしたりした
死んだふりもした
疲れた

休日は
ぼろぼろに千切れた心
両手に抱えてあの世に小旅行


骸骨のフラダンスの曲、イヤホンで聴きながら
 ....
お菓子を作る私の横で

パソコンに向かう あなたのむずかしい顔

メロン色の誘惑に負けて

横目で眺めるあなたに

お茶を注ぐ、雨の午後
渦巻くような痛みのなか
見上げた空はただ
青かった
渦巻くような祈りのなか
見上げた空はただ
無関心だった

夏に
黄昏ゆく世界は
息を呑むほど美しく
わたしという存在が溶解し
 ....
ごめんよみんな
ありがとうみんな
どの道私も
そっちへ行くよ
それまで生きるよ



私は
バカを通り越して
パカになって
しまった
小鬼の私が泣いている



笑って ....
小指の腹から一滴
澄んだサイダーを下さい

また夏を生きられる歓び
その一滴に見いだしますから
韻律都市の夏へ
君が吹いたシャボン玉は
まるで水銀球のようで
それでいてふわふわと
街路を漂ってゆくのだった

それは
この都市の名うてのダンサーである
君が踊る姿にも似て

―― ....
一日が
終わっているのか
始まっているのか
わからない時間の中

目覚め
生まれて
眠りは


あるいは

眠りは
生で
目覚めて
終わる

至って普通の
 ....
二〇二〇年十二月一日 「年間SF傑作選7」


 きょうから、寝るまえの読書は、『年間SF傑作選7』の再読である。これは4作ほど憶えていた。バラード、ラファティ、ボブ・ショウ、バロウズの作品だっ ....
それから
100年も過ぎたような笑顔を見せた君は
振り返らなかった
ぼくたちの間には、鉄橋が
背の高い、ぼくの背よりも
ずっと、ずっと高い所にあって
ぼくたちの距離感をもってしても
届か ....
公園の、古い
石を組み上げただけのベンチで
左腕をだらりと投げ出して
男が眠っている
俺には確かに
そいつは
眠っているように見えた
なんなら
幸せな夢の中に居るみたいに

一 ....
統計

草むしり

にわか雨
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
電気人間花形新次122/6/29 21:10
王国ひだかたけし4*22/6/29 19:25
モザイクミナト 螢022/6/29 19:09
はるな222/6/29 16:48
つらつら思うにりゅうさん022/6/29 15:50
硝子一粒、海。武下愛3*22/6/29 14:30
クリスタル・ナハトTAT122/6/29 8:53
軌を一にするあらい022/6/29 1:11
返礼するな花形新次022/6/28 22:19
部屋TwoRiv...7*22/6/28 21:43
令和4年6月28日(火)みじんこ1*22/6/28 21:16
夏空(改訂)ひだかたけし8*22/6/28 19:43
それとなく別れてくらす末下りょう222/6/28 18:08
夜が終了するまえによるもと222/6/28 16:27
手紙武下愛022/6/28 16:10
独り言6.28zenyam...0*22/6/28 10:43
ケ、チャップだけのナポリたんatsuch...7*22/6/28 9:46
思われ人佐白光1*22/6/28 1:33
water-gardenちぇりこ。1222/6/28 0:34
小旅行◇レキ2*22/6/27 23:49
ティータイムナカツカユウ...122/6/27 22:03
OPEN THE FLOODGATES ひだかたけし4*22/6/27 20:37
※五行歌 三首「銀河の岸」こしごえ2*22/6/27 19:53
一滴クーヘン3*22/6/27 16:36
韻律都市の夏[group]塔野夏子3*22/6/27 11:19
一日の生シホ.N122/6/27 3:23
詩の日めくり 二〇二〇年十二月一日─三十一日田中宏輔16*22/6/27 0:01
鉄橋の下でちぇりこ。622/6/26 22:51
彼の欠片ホロウ・シカ...1*22/6/26 21:27
令和4年6月26日(日)みじんこ1*22/6/26 21:20

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