僕は冬の1月の5時31分にベッドに倒れ込んだ
朝までカラオケはきつい 更に酒まで入ると
 始発の電車に乗ってようやくマンションに着く 真っ暗な空からはべた雪が降ってきた 髪に付いた雪が溶けて ....
 いくつもの物語を奏でる人生オーケストラ
 奇跡の影に追いつけないまま
 狂い咲きする情熱の炎

 垣間見る景色は虚ろ気に

 咲いた花は散っていく
 涙もみせることなく

 果 ....
青い顔をした海が言いました
そんなに思いつめて
どうするんだい

あんたの顔色に比べりゃ
幾分かマシさ
私はそんな風に答えました

海の中に太陽がジュジュジュと沈んで
 ....
あんたが欲しがるもんは
全部あげた
せやろ?
欲しいもんは
全部あげた

あんたが欲しがるもんを全部あげたら
あんたはもう何にも欲しがらんようになった
あたしが何を聞いて ....
 少女はさっき、
エクスタシーを迎えた。
昇天、
男は吠えた。

少女は処女。
男は笑った、
男は少女の性感帯を知り尽くしている、
少女は知ってしまった、悦びを。

七月の男の部屋 ....
店内の
モーツアルトのBGMが
私の聴覚を虜にして
友人の言葉が耳に入らない

窓の外の
通りを歩く人々の営みが
私の視覚を虜にして
友人の顔が目に入らない

いま目の前にある
 ....
恐怖は暗いところにある
昨日まで少しの光を与えることに必死だった自分
今日追い詰められた自分
考えたのは周りへの迷惑と相手の顔
自分を保つことできない
なさけねぇ

断崖絶壁 背水の陣っ ....
くぐる
くぐもる
声にもならない

ずっと夢見ていたら今朝
魚になってしまっていた一番の引き潮

うろこがくすぐったい
尾びれが不慣れで痛い
肺呼吸が懐かしい
それよりも
水平の ....
よく覚えていないが
知り合いの知り合いが盲いたそうだ

その機には親族が集い
里芋や菊の花を毟ったものを
軽々しくさっくりと揚げた

盲いた知り合いは油モノは苦手だったが
その日だけは ....
いまさら詩人になりたいなどと
言われたって遅い
きみのして来た事がきみの今だ
時間が過ぎれば何だって腐る
ロープだって約束だって


あの顔をまた見るようになった
自分でも忘れていた悪 ....
漏れるように現れる
過剰な知識
まるで栓を抜いてしまったよう
瞬く間に成る物は
世界一の噴水
残骸の泉


私の細胞一つ
地へと降り立ち
必死に押さえようとする
僕も僕も私もと
 ....
天井に針
眼前には死海
ポチャン
たすけてくれ
きっと

いつ出会っても

どこですれちがっても

過去でも
未来でも

北の国でも
南の国でも

何度生まれ変わっても

すぐにあなただとわかる

そして

私は ....
もう何万回も木の上を見上げているけれど
マンゴーはまだ落ちる気配を見せない
時代遅れのカリプソなんて聴きながら
シオマネキと王様ゲームをして時間を潰してみる

マンゴーは歴史を溺れさせた人間 ....
きれた風が コップの中
五つの渦を 見上げている

行きつけの船の舵取りにしか
読めない星雲

人指し指をやめない
子守り歌は
コップのガラスをまわり

砂丘におちていく蝶の
石 ....
朧月
空想の羽ばたき
漆黒に眠りつきそうな 月

静かな 夜を巡る 
思いは宇宙に溶ける

平和に 一日を過ごした
感謝の思いを御本尊に報告しつつ
午後十時の唱題は声を細めた

 ....
染色体が夕日に染まる。
染色体がミートボールを{ルビ咀嚼=そしゃく}する。 染色体が明日のスケジュールを確認し、染色体が今を生きる。

生きてみて、

月夜の闇が煙草をふかす。 いつになく哀 ....
昨日は
今日とは違う景色
(で、した。)
 
明日も
今日とは違う景色
(だ、ろう。)
 
 
変わらないものなんて
何一つ
何一つ、無いこと
分かっていて
 
独りぼっち ....
もうすぐ、生暖かい夜が
苦いクスリとともに
グラスに注いだ水と一緒に
――やって来るョ。

窓の外は今しも
オレンジの火炎に包まれ、
妖しい空へと
黒煙を立ちのぼらせては

昨日ま ....
 
 
落ちてきた雨粒が

ゆっくり夕暮れとまざりあう

窓越しに見える

はちみつの海に沈んでしまったような

コハク色のいつもの景色



どれもがみんな

だれも ....
素晴らしい名曲を
聴くことは大切だけど
自分の歌を口ずさめば
それは生きている
たとえそれが
上手く歌えなくても
それは生きている
自分の意味が生きている

感動した言葉を
覚える ....
びたーとひっついて
おれの腕時計の時間を自分のそれに合わせる若い女
かるく頭突き

痛い

唇を盗む

やっとかい

唇を盗む

おせーよ

無駄にした時間を取り戻せるか
 ....
システムを開発する
一言で生業を説明すれば
それで済むのは分っている

予算は幾らか
工数はどれほどか
テストと納期と
自分の人生

どうする事で生活を得ているか
何をする事で報酬 ....
独りだけじゃないさ 
        夢見ているのは
希望は 捨てないで
        いつか叶うはずさ

天国なんか
何処にも無いと

勿論 地獄も
何処にも無いと

    ....
プルルルル プルルルル

リリリリ リン リリリリ リン

知らない人こんにちは 初めまして
番号一つ前ですね

プルルルル プルルルル

リリリリ リン リリリリ リン

知ら ....
眩暈に似た痛みが広がる
右手の人差し指を中心に

(歪に屈折しながら
(彷徨を(彷徨し
(彷徨っている
 左右円滑に回転する
 首の骨/球体A
(貴方が可能な限り速(早く
(振ってく ....
新しいピアスをつけてみた

高校の時のクラスメイトに
興味本位で空けてもらったピアスホール

その友達は 今はもう
結婚してしまって

眩しいほどの 幸せな輝きを放っている
指輪をつ ....
Oh マイ シューズ

かっこいいぞ マイ シューズ
かわいいぞ  マイ シューズ

傷だらけのお前もいい感じ
安物だとバカにされたって
俺が履いてるんだから関係ねぇ

これからもう ....
風が彼女のスカートをまくって、ぼくらも重たいコートを脱ぐ。
春は最も残酷な季節。地球はぼくらの悪意で回転している。
ぼくらは笑い転げる、不衛生なガード下の無重力と危険なほどに流れる鼻血に。
「踊 ....
「まだできないの?。」
と訊かれたので、
「まだです。」
と答えると、
きみは、
すたすたと怪人の手を引いて出て行った。

それから。
ぼくはずっと、
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
ある独身サラリーマンの土曜日の朝はじめ3*07/5/1 4:01
風船山崎 風雅507/5/1 2:50
明日の海なかがわひろ...4*07/5/1 2:36
最後のお願い2*07/5/1 0:42
 少女つぐこ107/5/1 0:30
シックスセンス小川 葉207/5/1 0:13
現在じゃなく未来という名の道tatsuy...007/5/1 0:05
誰も本当の私を知らない夕凪ここあ207/4/30 23:58
陽が沈むころ錯春407/4/30 23:40
創書日和「縁」 伏線[group]大村 浩一7*07/4/30 23:38
被害妄想RAVE2*07/4/30 23:37
毒色ルリコ107/4/30 23:37
桜子4*07/4/30 23:26
マンゴーを待ちながらシリ・カゲル107/4/30 22:57
古蝶石杖砂木12*07/4/30 22:56
今日を閉じるアハウ407/4/30 22:53
染色体が夕日に染まる明日の午後にはひろっち3*07/4/30 22:50
ふるさと山中 烏流4*07/4/30 22:44
寝たきりの言葉。atsuch...3*07/4/30 22:35
はちみつの海美雨407/4/30 22:31
自分の意味が生きているぽえむ君10*07/4/30 22:10
楽園の鳥A-290*07/4/30 21:59
システムエンジニア松本 卓也307/4/30 21:29
望むだけでも構わないのならば[group]板谷みきょう0*07/4/30 21:27
アナログコミュニティ酸素の枷107/4/30 21:17
fASt AS yOU cAn.結城 森士3*07/4/30 21:13
ピアス有扉なぎさ107/4/30 20:47
バトンタッチ酸素の枷107/4/30 20:16
ぼくんなこたーな...207/4/30 18:41
「 まあだだよ。 」PULL.7*07/4/30 18:39

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