雲一つない秋晴れの
きれいな青空が広がっている

だけど青空は
なぜか寂しそうだ

ついさっきまで浮かんでいた

白く高く輝く
美しい雲たちが

あっという間に
風に吹かれて
 ....
どこかで夕暮れの虫が鳴いている

ある駐輪場にはいくつもの自転車が放置されている
打ち捨てられた自転車のカゴには蔓が絡みついている
ハンドルの接合部、ネジ、チェーンには赤褐色の錆が目立つ
忘 ....
香る。見える。
金木犀と遠く突き抜けるような空
何年経とうが鼻の奥に、目蓋の裏にあるのだから

泣くほどのことでもない。
「思い出す」と書くには頻繁すぎるほど
些細なことが引き金になって
 ....
八朔が食べたい
いまは季節じゃない
けれどそう思ってしまった
こうなるともう
居ても立ってもいられず
ただただ八朔が食べたい
近所のスーパーにも
コンビニにもデパートにも売ってない
遠 ....
青だ
眩暈するような青空が
地震の翌日に広がって
雄大な弧を描き
流れていくいわし雲
金木犀の大木が
あまやかな匂いを散布して
のどかな秋の日を彩ります

街の機械工場の昼飯時
サ ....
近所のじいちゃんのお葬式があった
自治会長から受付を頼まれたので
引き受けた
ところが故人の親戚で兄弟みたいにしていたじいちゃんの姿が
見えない
おかしいなあ?どうしたんだろう?
と思って ....
スーパーから貰ってきた氷を入れた
砂糖入りのアイスコーヒーを飲みながら
これからの未来について思いを馳せる
日本の食料不足の問題が
深刻な状態にならないことを強く願いながら
食品の値段が上が ....
 仕事を終え
 帰宅した父は  
 酒とテレビと新聞で
 眠りました

 引っ越しの際には 
 3階への踊り場から
 下りていきました
  
 車の運転席に戻ると
 静かに ....
 

 嘆く人の呟き
 呟きのなかの

 きみはきみの
 多様を生きる
 
 その眩しさの
 一つ眼を閉じ

 指に照らすは
 その人の見る
 行ったことも、きっと行くこともない都会の駅は
 そのことばで
 ジャックとやらをされたのだという

 〈今日の仕事は、楽しみですか。〉

 はい、わたしの揚げているこのコロッケが
 今 ....
夜の空気
夜の雰囲気
夜の独特な世界

窮屈に感じない静寂
寧ろ開放感に浸れる

不思議な夜
独りでも寂しくない
想像力が豊かになる

テレビはつけていない
つけると気が散って ....
戴帽式だった。
みんなが楽しそうに浮かれているなかで、
1人この時間を呪っていた。
時間か過ぎることは知っている
それなのに嫌な時間というのは、逃げ場がないだけに、
永遠に続くかのように感じ ....
タバコも
甘いソイ・ラテも
氷入りのコーラも
あるのに
何故か、心は晴れない
今日は嫌なことから片付けよう
ご飯、食べたくなかったら
食べなければいい
コーラ、飲みたくないなら
飲ま ....
ときの過ぎゆく速さを
だれに
訊ねれば、いい?

嘘ついてんだろッ!
ってくらい
今もう秋になってる

優しくて、暖かい人もいた。
私の最愛の。


うそみたい。

 ....
漫然と

漠然と


左側が痛むので


大丈夫?



なんてとりとめのない問いを飛ばす
パブロはそこで待っている
ディエゴと向かい合って
ホセがやって来るのを
フランシスコは鏡を見つめ
デ・パウラはコーヒーをすすり
ホアンは角砂糖をかじり
ネポムセーノはタバコをくわえ
チプ ....
汗が滴る
額を伝う
首筋を伝う
背中を伝う
汗が滴る
暑さを覚える
日差しが照りつける
気が遠くなる
汗が滴る
影を見つめる
夕焼けを眺める
一番星を見つける
汗がおさまった
開かずの間とは、既に中身を失った空間のことをいう。
脱出成功した私の前のドアの向こうにもはや過去は存在しない。
あの人は少なからず蜂蜜のように私の心に残っていて、
私は時々それをこそげて舐めてい ....
風の旋律
青が立つ
駆けた約束
果てしなく

目眩覚えた
無地の花
想いが魅せた
朝露が
そっと花びら
染めた空

自然と共に
歩む日々
見上げた意識
堕ちる意思

 ....
明日なんかもうなくなってもうた後の
最後の郵便局へ
俺は行ってきた
それでも速達で送る小包を
預けて帰ってきたんやった

もう朝起きんでもよくて
今日夜寝んでもええとなると
不眠症なん ....
帽子の似合う
あの子のように
騒がしさを操る
子供たちのように
誰かを怖がる少年は
ただ夢の中にある
全てを持つ少女に惚れていて
憧れと賛美を所持し
行方を求めていた
あの時のことは ....
今 私の中に
祈りにも似た感情がある
光有れと叫んだ時
光は此処にあった
青空にも届けよ
我が祈り
天空を越え
宇宙にまでも届けよ
出来る事なら
君と和解の為の旅がしたい
なるべく遠く
ずっと遠くへ
あの時謝れなかった事
あの時言えなかった事を
誤魔化さずにちゃんと話して
今から新しい関係の友達として
人生を生きて ....
いちまいのやわらかな和紙だったね
わたしたち
淡い夕空に星の 輝くような
やぶられて
ふわふわの 端っこが
互いに 手を差し伸べても
又 一枚になれることは
わたしたち
ないのだね
 ....
ときおり
訪れる
叫びの衝動
だけど
そいつを
信じてしまったら
たぶん
終わりの始まりだろう


暖かいとも
冷たいとも
言いがたい
どっちつかずの夜
寝床の中で
 ....
ちょっとした工夫で
大変だったシェーバーの手入れが

驚くほど楽になった

使っているのは
PHILIPSのシェーバーで

小さな円形の刃が3つのタイプ

剃ったひげクズが
すぐ ....
犬が吠えている
熱する陽射し
蟻たちが隊列を組む
したたる汗

動かない空気
ぼうと
天を仰ぎ見る
眩めく視界
どよめく一日

過ぎゆく時の間に間に
救われない思いを浮かべる
 ....
だれに泣き言をいえばいいの?

気がつけば、そういうことをいう相手が
いなくなっていた
たったの一人も、だ。

うそみたい。

この夏になって気づくなんて。

今まで、 ....
宵の口に、自分の弱さを詫びる
馬鹿でも少しは酔えるということを紐解いた装飾で
少しだけ天を仰いだのが
この贅沢な陽だまりに老いて笑壺ということになる

ぉお、これこそが郷里だ

乙女は腐 ....
石地蔵と夏
ゆうだち

金木犀のこぼれる石畳
空に続いてゆく秋

ちゅーはい飲みながら豆を摘んでおもった
僕をつまんでくれたきみを摘んだ僕
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
僕は青空君は雲st321/10/9 9:06
駐輪場・幼稚園中村春彦221/10/9 2:13
秋の。印あかり12*21/10/8 22:56
八朔食べたい坂本瞳子321/10/8 22:36
地震の翌日にひだかたけし421/10/8 22:20
晩節zenyam...1*21/10/8 21:56
ほんの一時の快感に酔う秋の夜ジム・プリマ...2*21/10/8 21:28
父のこと津煙保存2*21/10/8 20:54
人の光5*21/10/8 20:29
コロッケ譚平瀬たかのり4*21/10/8 19:54
不思議な夜夏川ゆう321/10/8 18:21
戴帽式杏っ子221/10/8 12:52
煤けた部屋で一人、唇を噛みしめるジム・プリマ...2*21/10/8 12:46
ただ、過ぎゆく時の速さを秋葉竹121/10/7 23:47
めもうし021/10/7 23:03
ピカソに寄せて坂本瞳子121/10/7 22:45
121/10/7 22:35
開かずの間と蜂蜜と杏っ子121/10/7 21:05
櫻花 葵121/10/7 18:45
明日なんかなくなってしまった奥畑 梨奈枝321/10/7 18:28
無念の夜更けmoote121/10/7 17:11
無題渡辺亘021/10/7 16:15
和解021/10/7 15:25
北へ田中修子521/10/7 11:13
ありがとう、おやすみホロウ・シカ...4*21/10/7 9:40
楽になったシェーバーの手入れst321/10/7 6:35
熱射ひだかたけし421/10/6 20:20
こぼすな、涙秋葉竹121/10/6 20:17
可視化風声あらい021/10/6 19:32
ゆうだち梅昆布茶1121/10/6 9:13

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