真夜中 虫の音
開け放したままの窓
隣室の両親に聞こえないように 慎重に抜け出す玄関

丸く光る街灯
深呼吸
花のような甘い霧
自転車
住宅街 公園
湿った草の匂い
合図の懐中電 ....
 僕の故郷(君の故郷)を時々思い出す
 澄んだ青空が僕の胸に吸い込まれる
 あの何度も塗り直されている鉄橋 あの春には染井吉野でいっぱいになる国一番の長さを誇る川の堤防のいつもの帰り道 夜を彩る山 ....
     パパpapaなんでトトロ
     はあーうーってゆうか知ってる?
アウ タ コタン  (アイヌ のコトバ)
隣  の 村
はあの世のことを言うけど アウ とは 会
 ....
ある筈のない
五行目をなぞりながら
レコードは音を紡ぎ続ける
 
私、と呼ばれる生き物は
禁断の実をかじりつつ
その音に
聞き入っている
 
 
ある筈のない
存在しない、五行目 ....
たった一人に揺るがされる自分に
少しだけ嫌気がさしてきて
ちょっと意地悪しようとしたけど
結局二人だとばれてしまう

あの頃は楽しかったけど
今は楽しかった?

好きな子はいじめちゃう ....
これから

私、という名の
暴走特急は

成長という駅へ向けて
猪突猛進
進んで、参ります


ですから


危険を伴いますので
窓からお手は
出さないよう

後ろを ....
かすかな朝のハジマリを 
食い入るように見つめてた
温めなおしたもやもやで
ほつれたシャツが膨らんで

春影 遥かげに 響きだけ求めて 
君ん家の前まで 花を敷き詰める

全て話したい ....
胸に刻まれた「罪」というなの華の絵を
あなたは鮮やかに染めていきます
生命を注ぎ込み
杯を重ねてゆきます

筆に乗せた想いは誰にも理解はされず
さあれどもあなたは走らせるのです
白き紙の ....
つかの間の安らぎの季節が
近づいている
湿った空気と渦巻く憂鬱の中でこそ
私は鮮やかに
笑い放つことができる
そして雨の夜の
ノスタルジー

あの街行く人々の
暗い顔が好きだ
あの ....
車窓の視界が
きらめく波でいっぱいになり
埠頭を渡る風の翼が
一瞬、かたちとなって見えた午後

岸壁の釣り人は
ただ垂れた糸の先と
深さの知れぬ水底近くを
くろい海水に遮られながら見つ ....
どれだけ昔だったかと
思い出せはしないのだけど

眠れない夜を過ごす事が
とても珍しくなったこの頃
ささやかに降る雨にさえ
怯えていた遠い日を思う

今が充実しているかと
あの頃に呼 ....
「海の中にいるみたいだね」って
会話が詩のようになる
あなたといるといつもこんな感じ

虹色の陽がさざなみのように揺れて
潮風に似た初夏の風が
午後の部屋を通り抜ける

乾き始めた髪に ....
帰ろうとしたら壊れていた
自転車
サドルが遠く 曲がって

きっと人ごみに
押されたのだろう
かたちあるものは壊れていく
いつから
怖くなくなったんだろう

父の記憶も
それに似 ....
            2007/05/04


短く言えば
ロック
手短にロック
川越線のロック
東北本線のロック
東西線のロック
埼京線のロック
西京漬けの鰆を購入
ボラの ....
目の前はすべて  
煙に覆われていた 
幾層も掻き分けた向こうに 
握った拳を突き上げた人影が 
腕を下ろすとこちらへ歩いて 
すうっ と 
わたしの内側に入った 

  * 

 ....
長い間 
「 わたしなんて・・・ 」 
と{ルビ俯=うつむ}く影を 
地に伸ばしていた 

ある晴れた日 
緑の{ルビ掌=てのひら}をいっせいに振る 
背の高いポプラ並木の道で 
ふと ....
ふと車を走らせて
海の見える道路で
車を停車させる
ある晴れた休日の昼下がり

静かに広がる風景よりも
近くにこんなところもあるのかと
そんな発見の方が新しい
風は冷たく強かった

 ....
つんつんと

たっているのに

どこか愛らしい

君に似ているよ

大人ぶってつんとしているのに

どこか愛らしい

どこか愛らしい
あまりに天気がよかったので
夫と息子と
公園に散歩にでかけました

そこは臨海公園だったので
たくさんの釣り人が
みどりがかった海に糸を垂らしていました

うれしそうに釣り人を観察して ....
愛されることに慣れてしまった僕は
不用意な言葉を君に投げかけて
信頼されていることに安心してしまった僕は
君を裁き続けることをやめようとしない。

ただ愛して欲しいと思う二人の人間が
 ....
 今日、本棚を探っていたら

 高校生の頃に作った手作り詩集が出てきました。

 懐かしく読んでいて


 つい 現代詩フォーラムに投稿してしまいました。


 若かりし頃 ....
■ どんなにカッコイイ言葉で着飾っても意味ないんだよ…

■ 去っていく貴方に言葉は届かなくて 後ろ姿をただ見つめてた

■ 消えた言葉 消えた絆 消えた温もり 消えた…君

■ 思 ....
見果てぬ夢を抱いたまま
いくつもの夜を越えて巡ってきた


摂氏34度
陽炎のような曖昧な輪郭
記憶と現実が交差して
今 密やかに始まる
8月の同窓会


かくせぬ僅かな緊張
 ....
とけない魔法 いつまでも
まぼろしのプールをおよぐ
ゆめの中 しあわせなのは
まぎれもなく君がいるから
汚泥のドブにうっ伏す
前のめりで
希望の中で死ね

万人に対する万人の闘争

自身の良性と悪性のせめぎ合いの
我が こころの有様

暴風に揺れ動く
巨大な霊樹を見た
鋼のように  ....
さらば地球よ

我が生涯に一片の悔い無し

夢のまた夢

ドラえモ〜ん

死ねばいいのに

どうにもこうにもまこっちゃん

一人はみんなのために、みんなは一人のために

死 ....
暗がりのなか 痛みを見つめる
舐めとるように
呑みこむように


ひとつの静寂と
ふたつの静寂を
片目は聴く


雨が近づいてくる
羽をひろげ阻む
丘に棲むけだもの
 ....
記憶のかたわらで
あの人の奏でる、ヴィオロン

夜想曲は、もう
恋のできない私に似合いね
と わずかに唇をゆるめてから
伏目で弾いた鳴きやまぬ、旋律
それはどうしても、波としか呼べなくて ....
たこの入ってない偽物のたこ焼きを
俺たち、食べ続け
成犬になるまで幼犬を
俺たち、育て続け
そのあとはライブハウスで
ヒトデの数を愛と間違え
隣の人に怒られている
ロック、俺たちのロック ....
吸い込んだ肺が
うすむらさきと群青のすきまで止まる
絶えられなくなって
風の匂いのせいにする

つめたいガラスが知ってる よるの密度
ひとつずつはがしていく
その指先で  ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
中学生のころのおもいでhaniwa607/5/5 4:10
故郷の回想はじめ4*07/5/5 3:52
リモートクリティック新宮栞1107/5/5 3:20
五行目山中 烏流3*07/5/5 2:36
淡色の生物チェセロロ407/5/5 1:47
成長山中 烏流707/5/5 1:02
ハルカゲもる307/5/5 0:27
T’s007/5/5 0:22
梅雨を待つゆいしずと307/5/5 0:20
夢釣り銀猫15*07/5/5 0:13
一人遊び松本 卓也107/5/5 0:07
ロマンチスト深雪507/5/4 23:42
素数uminek...17*07/5/4 23:19
詠えるロッカーあおば3*07/5/4 23:17
夢の人影 服部 剛9*07/5/4 22:44
空の波紋  7*07/5/4 22:33
一人鬼ごっこぽえむ君10*07/5/4 22:07
猫のひげ有扉なぎさ407/5/4 21:55
うみのそばの公園で万里307/5/4 21:43
星屑七尾きよし3*07/5/4 21:42
いつもの街ae96307/5/4 21:26
いちぎょうのうた7[group]朱華2*07/5/4 20:58
8月の同窓会渡 ひろこ5*07/5/4 20:52
とけない魔法ゆうと3*07/5/4 20:47
希望の中で死ね!アハウ207/5/4 20:42
情報操作太陽の獣207/5/4 20:38
夜へむかう木立 悟1107/5/4 20:03
渚のヴィオロンRin K29*07/5/4 20:02
詠えるロッカーたもつ11*07/5/4 19:46
夕風アオゾラ誤爆8*07/5/4 19:21

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