隣に座った旅人に
何処に行くのですかと聞いたらば
にこりと笑みを返された

なんだかそれがとても
尊い物のような気がして
私もご一緒していいですかと
たずねた

旅人は笑って首を振っ ....
            2007/05/08


灰神楽の三太郎とは
私のことかも知れない
共通点は3男の戯け者か
実在の人物か分からないけど
昔、浪曲師相模太郎がよく演じてた

 ....
あまがえるたちの追悼の合唱が
真夜中の公園に響く

ゲコゲコ、ゲコゲコ

とても悲しそうな声に
僕は胸が詰まりそうになる

ゲコゲコ、ゲコゲコ

音が止む

黙祷 ....
僕は寝るのが好きだ

でも夢を見る事があまり好きではない

特に良い夢が、だ

いやな夢は
夢の中で「何で俺はこんななんだろう」
と苦しむだけである

良い夢は
夢の中での幸せの ....
高いビルが立ち並ぶ町
そこには夜がない
一日中街を機械制の蛍が飛び交い
一日中機械製の蝉が鳴き続ける

全く
落ち着かないじゃないか
どこか遠く静かな場所へ行きたいよ


そう思っ ....
他人の詩 自分の詩
他人の詩 自分の詩
今日 自分の詩よりもすばらしい詩を発見した。

他人の詩 自分の詩
他人の詩 自分の詩
今日 自分の詩よりもすばらしくない詩も発見した。(失礼!)
 ....
同じところにいるんだ、って
わかった瞬間に
綻ぶ表情とか

同じところにいるんだよ、って
教えたくなる瞬間に
動き出す指とか

全部 その人は知らなくて

こんなにこの上はむず痒い ....
何の前触れもなく
唐突に
涙腺が緩み始めた

止めどなく溢れ出てくる様子は
雨の日のマンホールのようで
なんだか笑いそうになってしまったけれど
それでも
引きつらせてしか笑えなかった
 ....
歴史から自由であった個人がいないように
バナナから自由であったサルはいないのです。
例えは不自由かもしれませんが。

原因から自由であった結果がないように
ハチミツから自由であったミツバチは ....
時間が解決してくれる、なんて
分ったように口にしてみても
わだかまりが心に降り積もって
いつも同じ映像を追いかけるだけ

夢になどもう出て来やしない
昨夜は世界から見捨てられたし
一昨日 ....
何もしなければ
後悔することはない
安堵という道も
選択の一つだろう
けれども
やはり生きているのだから
一度きりの人生なのだから
損得だけを考えて
行動することよりも
自分の意志に ....
魔法使いという名のおばあさん
今日もゆぅらり揺り椅子で
黒猫撫でてお茶飲んで
お日様相手にうたた寝してる
空飛ぶ箒に引っ掛けた
雨呼ぶ帽子もゆらゆらと
風に{ルビ戯=あ ....
地球が死んだときいて
さみしくて
空のかなた
ふわり

元気出そうと
冷え切った夕焼け食べたら
{ルビ愛=かな}しかった

{引用=
だけどふわりした

胸が熱くなって

 ....
ゆらりと揺れた雑草の陰
白い花びらなんの影
るるると鳴くのは{ルビ何=なに}の声
るりりと鳴くのは{ルビ何=なん}のこえ

ゆらる花びら白い影
るるりと草が鳴いている
明日は雨が降るろう ....
言葉が僕たちを汚さなくなって
久しい
お悔やみに
少し遅い桜の木の下に
鉛の文字を埋めてみた


泥が手にはね
鉛の文字は
薄荷棒のように冷たい
桜は八重だったと見え
あれよあれ ....
久しぶりに会った。
君はすねていた。
プレゼントを渡した。
手紙を読んだ。

背中でキスを
せがむんだ
君は「すき...」と言ったまま
黙ってしまった。

もどかしい思い
どうに ....
かならず行きます
ステップ踏みます
  百倍わらって
 mihimaruだって
    歌うから

        勇気はないから
        きっと言えない
        
 ....
振り回される老人

死の角度

思想の発射速度

穿たれたもののきらめきはどこへ行った

世界中のタバコはいっせいに情欲の疲れ

ボクサーがみる千分の一秒にニクイアンチクショウ
 ....
モスグリーンが青と黄にちらちらと分解していくのを
みていた
あるいは
    モ、と、スグリーン、に
    モス、と、グリーン、に
    モスグ、と、リーン、に


中央から
突 ....
どこかへ軽々しく飛んでいくから
  スパゲティの紐を結んでおく
   晴れた日には雨が降らない
   哀しい夢を見てしまったら
      こちらには戻れない
 可愛い女の子の歌う歌は哀しい ....
火は熱い
氷は冷たい
石は硬い
マシュマロはやわらかい
斬鉄剣じゃ、こんにゃくは斬れない

そんな感じで君が好き
影を追った 皐月

 梅雨はまだ来ないね

もう一度 駆け出して

 もういいかい

翳りの無いコンクリートは
熱に浮かされて
揺れる

霞む影

 まあだだよ

幻に ....
お客さんはこの近所かい
俺は二・三年前は
西新宿あたりでよく飲んでいたものさ
都市再開発とかいうやつで
空き地と金網ばかりが増えていって
小さなスナックやら寿司屋やらが並んでいたのが
一軒 ....
ぼくだけの世界
浮かべて沈めて遊んでた
バカなことだと思うだろうに
勝手なぼくは生き急ぐ



つまらなくなったら、終わりだ
だったらぼくは、何度終わったのだろう


この手の平 ....
違いがわかんないよ
もう一回言えよ

胸が詰まる

エスカレーターに乗れって誰が言ったんだ
そうだ 全ては思い込み

思い出せ 思い出せ
走る感覚
あつくなっていく皮膚の息

思い出せ 思い出せ
掴む ....
夜中に雨が通り過ぎた朝
近くの林から
夏が歌っている
共に生きていることを
呼びかけながら歌っている

昨日が雨だったことを
忘れさせるような昼
川の中から
夏が歌っている
自分が ....
床下の古い梅酒の甕の中に
老女が一人 ちんまりと正座している
皺だらけの顔でにこにこと笑いながら
一匹の小さな透明な竜と遊んでいる

琥珀色に澄んだ酒の中で 軽く竜を弾く
竜 ....
秩序を作ることはない
世界は
混沌としているのだから
わたしも(  )で括って
きれいに
因数分解することはない

上澄みをすくい上げることで
失われてしまうなにか
砂金の粒が沈んで ....
裸をわしづかみにする彼のことを

ひとびとは

才能と肉体の絶倫者と呼ぶかも知れない

それは間違いだ

彫刻とは

宇宙に開いた精神の運動のことだ

あえていうならば

 ....
ロダンの作品にはエロチシズムがない

クリムトとはそこが違う

彼の作品には

恍惚を浮かべる人物の造型がない

内なるものを見つめる精神性しかそこにはない

異様にでかい手や足
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
隣の旅人なかがわひろ...8*07/5/8 0:22
灰と雪あおば6*07/5/8 0:08
あまがえる、追悼なかがわひろ...2*07/5/8 0:04
見る夢テルテル坊主2*07/5/7 23:58
都会中毒1*07/5/7 23:36
【私は詩を書きたい】つむじまがり2*07/5/7 23:34
wwwチェセロロ407/5/7 23:21
水中マンホール零椅3*07/5/7 23:18
詩は解放されないブルース瀬戸...4*07/5/7 22:48
夢は僕を救わない松本 卓也107/5/7 22:29
失敗を成功させるぽえむ君5*07/5/7 22:25
優しい魔女狩り朝原 凪人5*07/5/7 22:13
僕が世界を見捨てた日ゆうさく2*07/5/7 21:50
いうぐれ[group]プル式5*07/5/7 21:22
鉛の花フユナ11*07/5/7 21:10
バースデーペポパンプ6*07/5/7 21:04
真っ赤なミニの高槻 空2*07/5/7 21:01
獲れたてTHANDE...1*07/5/7 20:10
モスグリnm6607/5/7 20:00
messo pianoピッピ707/5/7 18:50
わかんね太陽の獣4*07/5/7 18:14
*影追い*ちと3*07/5/7 17:43
「焼き鳥しげ」-酔っ払いバージョン-ゆいしずと1*07/5/7 17:37
真実不適応者おるふぇ207/5/7 16:11
答えがないソラミミサイ...207/5/7 15:30
夏が歌うぽえむ君7*07/5/7 14:01
古梅酒リーフレイン10*07/5/7 13:17
法則北野つづみ6*07/5/7 12:45
ロダンという男吉岡ペペロ307/5/7 12:10
内なるものへ207/5/7 12:03

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