月見て一杯 花見て一杯
六甲卸を耳にし 乾杯

寝起きに一杯 寝る前に一杯
浮世を笑って 一杯二杯

酒代 かさんで 家賃滞納
これが お酒と 生きる道



冬は熱燗 行き見て ....
君が声をあげて駈けてゆく
たくさんの声のなかから、私はたった一つの声だけに引き寄せられる
どこへいくのか、
だれとなにをしているのか
気になるのは君が楽しいかどうかだ
いやな気持ちを味わって ....
乾いている
乾いているんだよミスター何たら
イメージは安易に砂漠
モニターに映った静止画像
手を突っ込んで
五指でしっかり砂を掻きつまむ
冷たい感覚
おもむろに口へ
舌へ
涎の代わり ....
{引用=
  ? 風



何の拘りの
色調もなく
届けられた
薔薇の蕾

花言葉を探してみるが
ほのかに匂ふのは
五月の風


旅の君の便りからは
いつも金色が
 ....
しろ
とおもっていました
はいをゆきにまきました

とけてなくなることは
ないのです

そのしみに

ああ 


こえがもれました



{引用=fromAB ....
屈折していることを誇ってみなよ。
頓挫していることを誇ってみなよ。
依存していることを誇ってみなよ。

優しさを武器にしてみなよ。
残酷さを武器にしてみなよ。
曖昧さを武器にしてみなよ。
 ....
アングロサクソンの夢が
世界を変えてしまった
“もうしばらく綺麗でいさせてくださいな ”
僕は高度化した資本主義社会の末端で喘ぐ
心に持つ宗教の神様仏様は
名前なんてついてない
エロティッ ....
猫たちが
しっぽを揺らす街道に
昨日の音がゆるりと転がり
厚いお揚げが
二階の子どもたちを誘いだす
握りしめたガラス瓶を放り出し
世界を開く勝手口まで競争した
あの砂利道を覚えている ....
からからに渇いてしまった
言葉の欠片に
涙を落として潤いを
忘れかけていた何かが
滲み出てくる

わずかに残ってしまった
言葉の欠片に
手を触れて温もりを
失いかけていた何かが
思 ....
フワフワと昇っていった太陽が
正午を待たずにフラフラと墜ちていくと
祖父は老人の特権を振りかざしてぼやく
「昔の太陽はこんなものじゃなかった」とぼやく
かといって、一日中大空に君臨し
見 ....
確かめるように差し出した
金魚引換券は
手のひらの熱で
もう、よれよれだ

  (ううん
  (いちばん小さいのがいいの
  (だって
  (いちばん大きくなるでしょう?

わがま ....
君の汗は苺ジャムの味がするのだろう。



君の後を一年と半年追いかけて
ようやくこの夏一瓶つくれそうだよ

きゅるきゅる

蓋を回す
ゆっくりと恥ずかしそうに

ぴんく色
 ....
皮をはがれた空
君の頬は青ざめて泣き出した

その向こう側に歩いていけない
地面を這い蹲って
シャッターをひたすら切った



鼻の奥が冷たい

空はどこまでも青く遠い ....
時折、
ぎゅっと胸を締め付けるような寂しさが襲ってきてやって、
つんと涙がこみ上げてくる。
このどうしようもない寂しさに抗うすべを
わたしは知らなくて、
ただ、寂しさの渦巻く胸を押さえ、
 ....
鳥の声
若葉の陰
見えている
見えている


まるい晴れ間
地をすぎる羽
曇のかたち
飛び去る声


灰に引かれた
緑の線
唱がひとつ
はじまるしるし

 ....
目覚めの 朝に

草木を愛で
背を丸め
水やりを始める

一息
空を仰ぎ見ると

気配がする
透けて見える
巨木が 視線の行く先々

それは 圧倒的な存在感を示し
それは  ....
厳しい冬の間、世界はモノトーンに塗り込められる

やせ細っていた山々が
一雨事にむくむくと緑色に膨張を始めると
徐々に華やかに色を咲かせる、こちらテラ

cherry & berry、 ....
ななかまどの実は優しい
目覚めるにはまだ早いの、と
種を包んで眠らせる

外は雪、小鳥たちには信号
わたしはここよ
赤く光って合図する

ついばまれる実
やがて種は
生まれた場所を ....
壊れかけた自分の欠片
肌についた悪意が零れ落ち
散乱していく
例えるなら塵とでも名づけましょうか
俺も「世界」も汚れているのだから


殻を投げて
逃げられない籠の中で
錯乱した模様 ....
 時計の針は静かにキャベツを刻んでいる
 僕は暗闇の玉を抱えて外の世界と限りなく近く相対的な関係を保っている
 深夜の間は僕は自由に動けるのだ ドラキュラのように昼間は思うように動けないのだ 僕は ....
この国は子供の国だ
銃を持ち弾をこめ
その引き金を引くか引かないか
その責任から逃げているか
その責任から目を背けているか
その責任から詭弁を呈して逃れている
無責任な大人ばかりだ
だか ....
たくさんのひとがとおった

ひとつのみちに

ぽつんとたつわたし

ふりむけばあったはずのあしあとが

かぜにもうけされてた

だれももうとおらない

わたしだけ ぽつん
どうだっていいやなんて、
よくもまあそんなこと―

いや、いや、わかっかちゃいるのさ
どうでもいいはずがない

だけども、もはや、日は短いのだ
どうにも、僕には残りがないのだ


 ....
いつからうまく歩けません。
なので下を見て歩いていたら
あなたにぶつかる午前0時。

なにもなくても躓けるので
平坦な道なんてありえない
それにも飽きて午前2時。

朝露があたって
 ....
セミの死骸。

セミの死骸。 セミの。

ここにも、死骸。

ここにも、

セミの死骸。



コンビニエンスストア
ファンダメンタル
スピリチュアル
ひよこ饅頭
山本 ....
「シエスタ」





ふたりでシエスタ
手をつないで眠る
肩が重なるくらい
寝息が前髪を揺らす、くらい


ぼくら同位置に同時存在できない
だからせめて、出来るだけ近くで
 ....
燃える夕霞に 背を攫われる幻覚を見て
衝動に任せて其の腕を引いた

振り返る
何もかもが鮮やかに赤い
其の目も 肌も 髪も口も凡て
名前を呼ぼうとして
ああ と思う


ああ 夢だ ....
産まれた日の自分からすリ抜けようとしたんだ
そして向こう側へ適応しようとしたんだ
ネイキッドな美しさに
そのつど足して大きく膨らましてゆく
それでいいんだと思っていた
それが正しい ....
シルクハットを鏡のなかに投げ入れると
鏡のなかのじぶんが投げ返してくる


さみしい 中年詩人の ひとり遊び


ある朝 いつものように あいさつがわりに 
シルクハットを鏡のなかに投 ....
夕暮れ時に
死体が上がったと
町の漁師たちが言っていた

私はきっと
昼間のあの旅人が
死んだのだろうと
思った

きっと彼は海を見つめて
スケッチブックを開いて描 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
お酒の歌北大路京介9*07/5/8 14:20
息子の声美砂4*07/5/8 13:29
漏砂秋也007/5/8 13:06
五月のまどろむ海月17*07/5/8 12:53
灰と雪AB(なかほ...607/5/8 12:52
自分がわかる?うおくきん2*07/5/8 12:52
乾杯おるふぇ207/5/8 12:25
蹴飛ばす夕暮れiloha4*07/5/8 11:59
言葉の欠片にぽえむ君7*07/5/8 11:56
出来損ないの太陽が地上に墜ちてくる惑星にて楢山孝介5*07/5/8 10:11
春金魚佐野権太29*07/5/8 9:51
苺ジャムki107/5/8 9:45
君が泣いた日107/5/8 9:37
[ 寂しさ ]渕崎。107/5/8 9:31
ノート(灰緑)[group]木立 悟507/5/8 9:28
霊樹が見えるアハウ407/5/8 8:36
*瑠璃色苺大革命*かおる8*07/5/8 8:08
ななかまどの実は北野つづみ10*07/5/8 7:33
閉ざされた小屋-自室の憂鬱-流希-Яuk...207/5/8 7:22
君の街からはじめ5*07/5/8 5:31
この国は子供の国だジム・プリマ...007/5/8 5:09
足跡優羽3*07/5/8 4:24
思考(にせもの)蔦谷たつや2*07/5/8 3:35
オンタイムそらいろ☆コ...2*07/5/8 3:16
エロディひろっち3*07/5/8 3:03
「シエスタ」ソティロ10*07/5/8 2:57
夕闇に君の名をヴィリウ007/5/8 1:42
ハロゲンmaynar...107/5/8 1:36
ゲームの規則藤原 実4*07/5/8 0:43
旅人の死体なかがわひろ...3*07/5/8 0:33

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