ありとあらゆる 方法で お前を試したのに
生まれる餓鬼は 悪意に 飢え
ましてや! 福音を 
若き女の 嬌声に 変え
おれに いやなものを 押し付けようとしている

それは 一次元上の 快 ....
いずれにせよ桜は散っていく

まるで、まわりくどい恋文のように
あなたと僕の間を、{ルビ廻=めぐ}っていた感情は
不意に来たあなたの訃報でかたちとなって
ただ、ひたすらに他人でありつづけた奇 ....
頭がかち割れそうな響き

喉が締め付けられるような苦しみ

胸が苦しくなるほどの罪悪感

ナイフで自分を刺したくなる衝動
私は思い出す――

寒い国にいて、音楽を勉強していた頃を
凛とした空気のなか
ファゴットを抱えて走った
トロンボーンの青年と恋をして
生まれ変わっても会おうねと約束した

また、暑い国 ....
君がもし
朝焼けから夕暮れまで
じっと海を眺めて過ごせる人だったなら
僕は君と
果てしない路程を
ずっと黙って歩いたっていい

君がもし
焼き魚を
芸術的なまでにきれいに食べる人だっ ....
玄関の扉を開けると
君がいた
僕の姿に驚いて
まっすぐに電線へ
驚いたのは
僕の方だったというのに
さげずむような視線で
僕を見ていた
まるで僕が
劣った動物のようだ
そんなことは ....
飲み干した缶のウーロン茶

無くなってしまったベンチ

夜の自動販売機

高校生の襟首

まっすぐな

まっしろな

失敗をしたことのない

厳しいあなたのことを

た ....
寝起きに、桃を探してしまった

腐った桃の匂いがしていて

いつかの甘いあの味が、

まだ、口の中を漂っていく


まだ食べ終わってもいないのに

あの桃は捨てられてしまったんだ ....
ほんとうはね
「ほんとうはね」っていう言葉が嫌いなの
何だか嘘をついてたみたいじゃない

たしかにね
「ほんとうはね」って言う前に言ったこと
やっぱり嘘になっちゃうかもね

でもね ....
蒼穹はさらに深く
眩い雲はほのかに流れ行く
若木の緑をそよがす風は
初夏の薫りを匂わせながら
見晴るかす彼方へ消えて行く
雲のまにまにのぞく{ルビ天色=あまいろ}に
いつか見た白い炎が燃え ....
あの
光る目を盗んで
チョコレートを
口へと運ぶ
 
事実
今は授業中なのだけど
私は自分の
欲望に忠実なので
食べてしまう
 
 
生産者が
緑色の板に向かう間は
絶好の ....
丘の上で一匹の
蝶を追いかけていたら
普段はだれも寄りつかぬ
樹海の入口に立っていました
樹海の奥から声がして
その声に誘われるように
ついていくと
大きな沼が目のまえに拡がりました
 ....
心も身体もピンク色

女の子だからピンク色

どうしてもって言うなら

私のピンク

あなたにだけ

こっそり見せてあげても

いいんだよ?
          2007/05/09


ポイントはありません
小さいご不在連絡票が
黄色い髪の毛を立てて
吠えるように伝える
こだわりを捨てて
気密服を脱いで
カプセルに滑り込 ....
嫌なことを沢山経験して
大人になっていくんだよ
って、あの人が言った。

自分の弱いとことか
ダメなとことか
そういうのって悪くない
って、あの人が言った。

そうか、そうか
と私 ....
リップスティックを欲しがってる
乾いた唇を補いたいんだろ
ペットを欲しがっている
あの憂い無い愛にやられてちまったんだろ

俺のせいじゃない
こんなの俺のせいじゃない
俺たち ....
夏になると暑い暑い言うけれど
後何回暑いっていえるんだろね

だから寒い夜と同じ様に
私はあなたの顔ばかり見る

私とあなたは後何回顔を合わせられるだろう

もし、明日私が居なくなると ....
過去に戻れることが出来るのならば
五秒で良いから戻りたい
そして、一言を交わして
元の世界に帰りたい

其処に変化がなくても
心の奥底は変化しているはず

誰かが手を差し伸 ....
そこの匿名希望のおまえ!
おまえはそれでいいのか?
おまえの希望ほど間単に叶うものはない
匿名希望って言うけど匿名と言った時点でその希望は実現されてるんだ
希望ってそんなものじゃないだろ!
 ....
蚊に咬まれたとこを
ぽりぽりかくから
皮膚がぼろぼろと落ちてくる
勿体無いから
集めて、練り固めて
ちっちゃいあんたを作って
あたしのペットにする

ペットは飼い主に似る ....
回らない風車を地図に向けてみても
夕凪にバスは来なかった
型通りの挨拶が一通り続いた後で
輪郭だけを残して帰っていく
人、たち
まだ捨てる場所があるということは
まだ軽くなれる僕らがいると ....
淋しいからひとり


サンダル履きの公園の夜は

ぺたぺた鳴って

つきあかりの ひとつ ふたつ

ジャングルジムに落ちて さらさら


こねこのあばらは細く細くて

何度 ....
今見えるのは
閉ざされた光
真っ暗な、闇のなか
 
アタシは
なにしてる
 
上手に笑えてますか
 
 
指を頼りに
温もりを探し
 
軽やかなリズムにのせて
貴方を探す
 ....
この森は光が差す

世界は途方もなく広がっていて

この森だけに光が

聞くところによると

遠い昔に神様が祝福したみたい

えこひいきだ

光は森の奥に行けば行くほど明度を増 ....
さあさあ始まる、始まるよ
嬢ちゃん、坊ちゃんみんなおいで
ほらほらお菓子も売ってるよ
最後までいた子にはただであげるよ

ほらほらみんな喧嘩しちゃいけない
おじちゃんの話をよおく ....
 常口アトムの綺麗なお姉さんにアパートの一室を紹介され連れてきてもらった
 3月は雪解けが激しく 道路はぐちゃぐちゃで いたる屋根から水滴がこぼれ落ちていた
 西日が部屋全体に入ってきていて 大き ....
{引用=HOME}

見慣れた
日常が
HAPPYに
感じるくらい

格好つけなくても
君に
会えるくらい

君の
見え透いた
嘘に
甘えられるくらい

君の
何気な ....
陸橋の金網の
(一区切りの)
空の一つ一つしか
知らなかった頃の
純粋を

誰かが
破いて開けた
抜け穴から
飛び出せずにいた頃の
痛みも

どこへ
渡ろうとしていたのかさえ ....
夢の中のぼくたちは二人で歩いてるんだ
でも途中で道が裂けてしまって
僕と君は離れ離れになってしまう

君は僕の事を振り向きもせずに前に進んでしまう
必死で声を張り上げた時
そこで夢が覚める ....
作為的な空き地の周りに
張り巡らされた高いフェンス。
荒涼感を誤魔化そうとするように
洒落た街並みを描いた大きな看板。
通りに並ぶスナックやら寿司屋やらは
口を板で打ち付けられ、沈黙する。
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
きゃ〜つよぽん5しゃいばい♪ たくしーでおうち帰るとこでしゅ ...奥津 強607/5/9 13:04
訃報たにがわR1307/5/9 12:27
衝動優羽3*07/5/9 11:55
越境下門鮎子3*07/5/9 11:49
君がもしヰズミ007/5/9 11:38
鳥かごぽえむ君10*07/5/9 11:35
_猫のひたい撫...207/5/9 10:22
007/5/9 10:21
「ほんとうはね」 (青年詩片)ベンジャミン5*07/5/9 9:48
白昼夢未有花14*07/5/9 9:23
いたちごっこ山中 烏流8+*07/5/9 9:06
土曜日の王国村木正成5*07/5/9 8:55
女の子の秘密優飛2*07/5/9 7:24
右肩あおば5*07/5/9 6:28
step by stepそらいろ☆コ...5*07/5/9 4:20
duck villemaynar...307/5/9 3:31
停滞mac207/5/9 3:15
視線、嘘吐き。海月4*07/5/9 2:32
名を名のれ新守山ダダマ0+*07/5/9 1:47
あいのうた[group]なかがわひろ...2*07/5/9 1:17
旅人霜天207/5/9 1:12
公園407/5/9 0:42
夢人めーぷる307/5/9 0:39
光の森狗の骨207/5/9 0:33
死神おじさんの紙芝居なかがわひろ...3*07/5/9 0:27
3月の不動産屋に紹介された部屋の日溜まりと外の風景はじめ7*07/5/9 0:02
帰りの方が早く感じる043BLU...007/5/9 0:02
錆びてるけどまだ在る107/5/8 23:56
正夢、その続きテルテル坊主1*07/5/8 23:46
「焼き鳥『しげ』」ゆいしずと307/5/8 23:44

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