いつも笑顔の人だった
まるで陽だまりの様に暖かく 明るく
僕を暖める君の笑顔 声 話
自分を持てないことがとても悲しくて
それは君を変えてしまう青き春
春のようだった君が
夏のよ ....
靴を履くと 去年より身体が重たく感じる
あれ? 今年はまだ一週間も経ってないのに
支えてくれている 両足に感謝 謝謝
曇天より快晴 と僅かな雲を望む
小さな石に何度も転ぶ 何度も ....
武器の名は『名刀山葵』
やまあおいでは無い わさび
攻撃力は3
耐久力が低く 火に弱い
非常食 可
付属効果 殺菌作用
魅力はその付属効果
敵の心から 邪悪な個所を消し去る
....
あなたがどうしているのか 気になる
夜が来ました 待っていました
あなたがどうしているのか 気になる
ちょっとだけ 少しだけ ほんとうは とっても
あなたがどうしているのか 気になる
圧縮していくモニター
収縮を繰り返し
トグロを巻くガラガラ蛇
光を閉じる
乾かないようにと舌を出し入れ
砂を戻す
砂を払う
ミスターエンド
ミスロスト
舌を交わす
抱擁
砂のよう ....
春の雨が
細く断続的に降る
風が吹いて
竹の葉が軽い音をたててはじく
雨の音は
こまやかに落ちる
しまい込んでいた
奥底の溝に
いつの間にか濡れる
銀色の針のようなしたたかな ....
偶然にも君と同じこと考えていたから、君が気になったの
そんなことだけど
愛なんて近くにあったのね
ねぇ見てていい?
いいでしょ?
ねぇなんか喋って?
なんでもいいか ....
風景の細胞を
ピンセットでつまんでいく
ひとつずつ
はつかねずみの
白さの雲
実験された
はつかねずみの
電動ではない
ツバメ
電動ではないのに
背中にスイッチ
オン/オ ....
小学校になる前
僕はここで育ったんだ
あれから10数年
すっかりとこの街は高いビルが立ち並び
昔の面影を消そうとしていた
僕の成長に合わせて
町も成長しているのが分 ....
あなたとわたし
たちきれない おもい
じかんは こくり こくり と
ぼくたちを のみこんでゆくけど
ぽとり ぽとり とは おとしてくれない
じわり じわり と しみこんでゆくのだ
....
何も書かれていない
真っ白な紙
はじめは何かを記録したり
伝達するために
その紙は使われた
やがて人はその紙に
美しいものを求め
美しいものを書くようになった
その美しさは一つではなく ....
夜の はざま はざまに
夢のうしおが 満たされて
今日という『事実』が
完璧な微笑をたたえて
夜のみぎわが ざわめいた
今日の風はどうだった?
帆船が白い帆をはり・・・
七歳
私は一人急な坂を自転車で転がりおちていった
あまりにも急だったので、ブレーキをかけたとたん
自転車ごとひっくりかえり、天地がさかさまになったと思ったら
膝からなめらかな血が、信じられない ....
朝、平日の朝
住宅街を歩いた
洗濯の匂いがした
ツツジが鼻先をかすめた
鳥が鳴いている
掃除機の音がする
新緑が風にゆれている
遠い記憶のようだ
意味は重力だ
イメージは重力を分解したベクトルだ
イメージは拡散してゆく
パラパラ漫画のように
意味に収束されてはなるまいと
今夜のすき焼きの
厚焼き豆腐としら ....
既視感とは記憶の再現のことだ
ぼくらは記憶の再現に癒されるのだ
自分以外のなにものかに癒されるより
ばくらは自分じしんに癒されるべきだ
あの頃を承認するのはぼくらの行為だ
....
図書館の学習室
女子高生が英語を
勉強している。
体力がある。
外人は英語の本を読み
中年の人は資格の勉強
私は化学の勉強
のどが渇く
思いが苦痛を超える。
今になって初めて ....
春がじかん切れとなり
贅沢な地下鉄のゆれにまかせて
それぞれ 肩から鳥を逃してゆく
そらにまいあがれ、ちぎれないままで
そらを
みじゅくな鳥が
春の隅っこを
ゆっくりと ....
光を見る眼はもう外れたよ
今私が見ているのは心の中
昔の話が全てを創っている
昔の話は夢の話
祈りは宙を舞って時から逃げていく
永遠と引き換えて手に入れたもの
取り返しのつかない卵
....
2007/05/09
彼処に
白い雲が一つ見えます
窓の外を指さして
所感を述べる
君は表現が正確だねと
ニコニコしながら
先生は相づちを打つが
求人に来た社長 ....
不純物ゼロの氷の様な悪があったんですよ
歪な貌ではありますがね
私も迂濶で、指を切ってしまいました
しかし、この切り口も見事なものでね
当たり前の様に皮膚と皮膚とが離れていって ....
取り違えられた
緑
色の壁
名前を聞かれて
「青」
と答えてしまう
投げた
配水管の中に
あいまいな
猫が
右目がつぶれてしまって
横たわっている
弧を描いたらしい
血が ....
とうめいな、
くうき。
とまる、
おんど。
しろになる、
せかい。
{引用=
*
*
* * ....
「もう二度とこんな思いはしたくない」
そう思うぐらいつらい出来事でも
「いつかそんなこともあったなあ」
そう思える日が意外と近いことを
僕は知っている
それが ....
帽子の話はひととおり終わり
白い塀が先の方まで続いています
突き当たりの干物工場を右に
道順を教えてくれる指先は節くれだっていて
足元には重いものに潰されたような
カマキリの一部が残っていま ....
暖かい丘の 暖かい風に抱かれて 僕は眠りたい
幼き日に見た 夢の続きを のんびり見ていたい
「恋する乙女の 視野は狭くて 困ってしまう」と あいつが言う
「そんなことは僕には ....
心理さんはココリさんと読む
肩こり首こる背の高いデスクワーカーだ
彼女にはまだ子供がいないので
子供がココリコさんと呼ばれて
いじめられるようなことにはなっていない
心理学に詳しそうな名 ....
ありとあらゆる 方法で お前を試したのに
生まれる餓鬼は 悪意に 飢え
ましてや! 福音を
若き女の 嬌声に 変え
おれに いやなものを 押し付けようとしている
それは 一次元上の 快 ....
いずれにせよ桜は散っていく
まるで、まわりくどい恋文のように
あなたと僕の間を、{ルビ廻=めぐ}っていた感情は
不意に来たあなたの訃報でかたちとなって
ただ、ひたすらに他人でありつづけた奇 ....
頭がかち割れそうな響き
喉が締め付けられるような苦しみ
胸が苦しくなるほどの罪悪感
ナイフで自分を刺したくなる衝動
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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