海が みえるよ
海が みえるから

砂浜に座って
雨が降るのを待っている

海に
海に
 新緑に冴える風景の中に飛び込んで
 心に積もった埃をぬぐうように
 青い空のした
 駆け出した

 扉を開けようともがいた寒き日の記憶
 心まで凍えそうになりながらも
 残り火を絶やさ ....
五月のあいだは

まぶしいけど

風に吹かれて

わからなかった


この六月の

乱反射する鏡の河に

吐き出した


五月のあいだは

まぶしいけど

風に ....
今日も太陽は昇らない
誰も守れない空は
哀しそうに雨を降らした

全て包み込んで抱きしめてあげる
僕はこんな考え方続けて生きている

「明日は晴れるさ」

僕は祈る
皆の祈りを僕が ....
あのドアを開くのは貴方
ほら 早く
後ろがつかえてる ドアは一つ

つま先をどの方向に向けましょう
この人は東 あの人は南
後ろから押し出される ドアは一つ

ここを出れば 貴方は二本 ....
微動だにせず
私をのっめり
包みこむ
この体温のような 空気

体がてろてろのゴムのように伸びきって
あくびが地面にのたくる

開け放たれた こころ
ネコがゴロゴロ

この体温の ....
小さな一本のカーネーションをあげたころから

私はずいぶん大きくなりました

おこづかいが増えたり

バイトを始めたりで

年々プレゼントも 豪華になりました


でも 一番嬉し ....
とおい記憶の
ちいさな電車
だいすきな
祖母といっしょに
がたんごとん
たんぼと空
いい空気
おひさまの光
まぶしさに
目をつむる
みっつかぞえて
目をひら ....
約束、という響きに手繰り寄せられたつもりで
何かを手繰り寄せようとした
霧の先
眠い、眠い、と繰り返す手鏡は
いつここへ置き忘れていたのだろう
授けたのだ
俺の全てを授け
君は成功した
そして俺は全てを奪われ
抜け殻になった
俺はどうやら
君に心まで授けていたらしい

君はそっと離れていった
さざ波を立てずに ....
ミッキーマウスが好きだっていうから、とりあえずネズミさんの格好をしてみたんだよ。

でも、これじゃぁ ミッキーマウスじゃなくて、”ねずみ男”じゃないかい?

うん。知ってる。
君が大泉洋を好 ....
君は何も言わなかった
初めて会った時も

ただただ僕を見て
ただただ体が冷えていた

泣き顔とも笑顔とも言えない顔をして
こっちを見て
白い息を吐いていた

朝は朝もやの寝巻きを羽 ....
胸の中の灰色の重たるい空に
気怠く浮かぶとりどりの飴玉のような
飛行船の数を数える
数えたそばから何度でも忘れるために
朝日さえ当たらぬ 
この長い廊下 
軋みだけが
響き渡る



売られて連れられ
廓の網 
格子窓から
手を出して
遊客に色を売り 遊客に色を売り

組み敷かれ色声
漏ら ....
彼女が悲しい嘘をつく前に
どうかあの紅色ルージュを塗った唇を
塞いであげて

もう彼女の恋は
海の一番深い場所まで沈み
眩しい眩しい愛が届くのを待っているだけ

「優しさなんて…」
 ....
何で我慢するの?

男だから?

かっこ悪いから?

弱いと思われたくないから?

良いじゃない

泣いたって

ベタな例えかもしれないけど

あの雲だって

貯めこめ ....
全てがはかないのはいいことだ
諸行無常だからこそ俺たちは進歩することができる
切ないってことは切(キリ)がないってことだ
夜を夜を夜を 感情を感情を感情を突き抜けて
今日も明日も俺もおまえも花 ....
誰にも遠慮せずに優しさを開放した日は遠い過去のこと
今はまた 心を閉ざし優しそうな人でいる
穏やかで誰も傷つけず、誰にも傷つけられず
平和な日々を送っている

あなたはどうですか?

自 ....
関節なんて邪魔くさい
骨なんて無ければいいのに
今度は臓器が重いな
臓器もいらね
心臓も一緒に捨てちゃえ
脳みそ残して眼も捨てちゃえ
鼻も耳も
感覚は要らねぇな
やっぱ脳みそも捨てちゃ ....
あの日 すれ違った 君に


さよなら を 言えなかった


口ずさんだ 歌


いつしか 涙 零れて


君 を 好き だった 僕 を


みつけた


 ....
夜遅くまで純情で

不倫な運動つまんでた

夜明け前を

軽くなって別れて

高速道路ぶっ飛ばす


風が好きだ

まだ夜だ

音と匂いが耳すべる

家路をたどる
 ....
大雨が降ると川は決まって氾濫した
田畑や家はその度に浸水した
人々は土嚢を積みポンプで水を汲み上げたりしたが
結局は自然に水が引くのを待つしかなかった
ある年、河川管理者である県によって
大 ....
{引用=


  ? 彼



味噌っかすの子でありました

家での安らぎの場所は押入れの暗闇
たいていそこで うつらうつらと

青空と雲
黄昏の風と 夕焼け
を眺めている ....
人の ぬくもりに うまれた

人の やさしさに 育てられ
人の よわさに 試され
人の おろかさに 堕ち
人の つめたさに 知り
人の かなしみに 歩きつづけ

あなたはよく 言ってい ....
祖父は戦争で韓国から強制徴用され
月も眠る夜に専制君主の目を盗み
田舎の山奥の炭鉱を逃げ出した
今は亡き祖父の苦労は想像することも出来ないが
ある頃に祖国の弟にトラクターを贈ったらしい

 ....
門限を破って忍び足で帰った玄関先に
どっしりと仁王立ちしていた母も

どんないたずらをしたのか
子供をガミガミ叱っていた怒り肩も

男の不実の証拠を
ポケットから見つけちゃった隣のお ....
曇った空の中で
光を探したけれど
どこにも見当たらず
心の中までもが
曇り始める
花も下を向き
自分もどこなくうなだれる
アスファルトの道が重い
自分が重いのかもしれない
進む道は常 ....
 泣いている声
 穴が開いたように
 暗い底から聞こえてくる
 だけども姿は見えない

 夜の東京
 もしかしたら聞き間違いだったのではないのか

 射光する物体が通り過ぎ
 ネオン ....
空が横倒しになり
星が包まれるとき
そのとき私は

包丁を刻み
煉瓦で川をつくり
小麦で塔を建てるでしょう

そしてできた塔にお客をお招きし
窓際にテーブルを置いて
楽しく喧嘩する ....
言葉という和音


目でとらえて

気付けばリズム

耳で追いかける


イメージ広がって

やがて

一つの世界


時に不協和音

リズムの向こう

 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
佐藤伊織4*07/5/13 19:14
靡くカーテンと透明な気持ち山崎 風雅707/5/13 18:54
鏡の河吉岡ペペロ307/5/13 18:47
天空〜夢見た後で死にましょう〜流希-Яuk...107/5/13 18:09
目線は彼方へ酸素の枷1*07/5/13 17:06
てろてろの空気アハウ707/5/13 16:49
5月 第2日曜日ななこ707/5/13 16:43
電車小川 葉5*07/5/13 16:32
貝だったらど...207/5/13 16:10
maggotmaynar...1*07/5/13 15:51
みっきーまうす北大路京介13*07/5/13 14:57
冬、春、君テルテル坊主3*07/5/13 13:20
春の消閑[group]塔野夏子17*07/5/13 13:05
大門通の白石遊郭秘話[group]板谷みきょう2*07/5/13 13:04
彼女おるふぇ407/5/13 12:52
泣けば良いテルテル坊主4*07/5/13 12:50
花火新守山ダダマ107/5/13 12:37
【開放された優しさに】つむじまがり1*07/5/13 12:23
邪魔なんだよ、これ太陽の獣3*07/5/13 10:38
a/LIVE 〜 F style李伍 翔2*07/5/13 10:23
夜明け前をゆく吉岡ペペロ207/5/13 10:03
やわらかい肩たもつ1107/5/13 9:42
ある親友まどろむ海月14*07/5/13 8:55
人の間yaka3*07/5/13 8:54
不細工なカーネーション快晴7*07/5/13 8:22
*やわらかい肩*かおる9*07/5/13 7:53
曇った空の中でぽえむ君11*07/5/13 7:22
いつまでもdoon107/5/13 7:14
対岸ロカニクス4*07/5/13 6:57
言の葉優飛6*07/5/13 6:05

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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