きょうハルミちゃんがくる
あたしにはおねえちゃんがいないから
ハルミちゃんがおねえちゃんのかわりとか
そんなたるいりゆうじゃない
だって妹にとってあたしはそんななまやさしいものじゃないし

 ....
あかあおみどりまぜんたしあんき
震える色の後光を射して

さようならなんて手を振ると
いらっしゃいと手招いた

ひゅうひゅう揺らいだ放物線
かたすとろふぃ待っている

さいごのかお ....
目を閉じて
深くふかく
海の底に潜れば
もう何も見えません

潮騒もかもめの鳴く声も
そうして人魚の姿すら
目にする事はありません

真っ暗な海の底で
すぅっと通り過ぎる
真っ白 ....
有楽街の小便通りを右手に曲がると
ひなびた並びの中にあるお店
Oh ヘンリー
久し振りだね聞かせておくれよ
JOHN COLTRANE
客は悪いがオイラ一人さ
今度はヤツも 連れて来るから ....
いつもの時間に起きて
いつもの電車に乗って
いつもの決められた勉強をして
いつもの電車に乗って帰る

いつもの時間に
いつものことをする
何の変化もないように見えて
これは大変なことを ....
80と書かれた小さなギザギザの紙を
昨日拾ったんだけど用途がわからない
お母さんに聞いたら
あんたそんなもの何処で拾ってきたの!!?
と剣幕を立てられた
その後辞書で調べると
これは郵便物 ....
 
思考を止めて海で暮らす。 
 
『海と宇宙は双子なの』と、晩御飯のホッケが最後に言ってました。 
 
 
信じない僕は、
健全や偽善に塗れたまま。 
 
だって、まさか、ねぇ。
 ....
せり上がる この気持ちから ABBAの 韻律かなた 伏せる月 犬狂い 伸び


る影 とどまることなし 音見えず 残念ながら 調律も 得るものなし 水


晶で 網膜赤い 刃入れ済む  ....
咲いた
咲いたよ
黄色い光が一面に

これが初恋というものでしょうか
泣いて
泣き濡れても
涙が止まらなくなりました

風が吹き
風が吹けば
あなたに悲しい雨が降り
わたしの涙 ....
手が届かないというから
かわりに蛍光灯を換えてあげた

堅くて開かないというから
かわりにフタを開けてあげた

重くて動かないというから
かわりにソファーを運んであげた

うまく出来 ....
冥王星の外側に
準惑星が発見され
エリスと名づけられた

ギリシア神話の不和と争いの神なそうな

結婚式に招待されない腹いせに
「最も美しい女神に」と書かれた
黄金の林檎を宴の席に投げ ....
ゆれる水面
熱帯魚の揺れる背びれ
ゆれる赤色
書類の山を照らす明かり

時間だけがうつろに過ぎる
タンバリンの音
流行の曲を口ずさむ
余韻だけが響く

私の性感帯が背中である事を
 ....
歩むこと を忘れた
病院の 白い壁を
今 希みが 昇華していく
難治の 告示も
闇の 恐怖のように
何度も何度も
襲い掛かったとき
人間は 
道や 水路や
野の花を 破壊する衝動の果 ....
夕闇せまる中
水面にゆらり ゆらり
満月に近い月が
ゆっくりさらさらと
映っている
それは
雲が少し出ていたので
淡く光る月だった
そんな中私たちは
海の中を
 ....
ひとつ、落とされた
おまえは、今ここにいることを
ひとつだけ、落とされた
おまえが、明日笑っていることを

ひとつだけの、空が包んで
ひとつだけの、大地と挟んで
サンドイッチ BLTどこ ....
あなたの手が私の肌をすべる

なぞられるだけで
震える身体に

唇を這わせて

反応を楽しむなんて
反則でしょう

冷たい肌に張り付いた髪が煩わしいから
紐で結わえて持ち上げる
 ....
肌が、
ぶつぶつとつぶやき始めたので
泳ぎに行った海で

クラゲに刺された、
心臓は一言も発しなかったので
メッセージボトルを拾って帰った

家で、
妻は小学生になったばかりの子供た ....
天使と悪魔の話しでございます



天使はいつも皆が幸せになることを願っていました

悪魔はいつも自分が幸せになることを考えていました

天使は悪魔に言いました
「あなたの幸せを皆に ....
帰宅してみれば白い豚がゐるわけです
我がもの顔でテレビを見てゐるのです
えへらえへらと笑ってゐるのです
手と口がギトギトしてゐるのです

日本語を喋りますが通じないのです
「出テ行ッテクダ ....
素面のふりした大酒のみの{ルビ商人=けちんぼ}たちが
貧相で乱れた俺の姿を
{ルビ無料=ただ}で否定するならば
吹笑するより他にない

ケララ ケラケラ ケケラララ

聖徒を気取った薄学 ....
ここでは稜線をつよくなぞるようにして吹きつける風が、けし
て浅くはない爪跡を至るところに残している。砂混じりのかわ
いた大気に、あれた山肌に、つつましい色を放つ丈の低い植生
群に、かるくひび ....
まっすぐにそそり立った夜から
はねあがるようにおきた明け方
まだ覚めきっていない体の白身を残して
黄身だけが流れだし
キッチンの冷蔵庫におさまってしまう

白身は悠長に時間をかけ ....
                2007/05/16


八雲立つ出雲八重垣妻籠みに八重垣作るその八重垣を
中学を退学して古本屋に丁稚奉公して年期が降りて
小さなお店を持ちたいと父に借金を ....
電信柱の影で
身籠ったおんなが
ロシア製の粗悪なピストルを構えている

臨月に近い巨大な腹が
電信柱からはみ出しているのも気にせずに
震える手で
ピストルを構えている

揺れる銃口の ....
グラスが傾いて
傾いたグラスが床に落ちる
テーブルから床に落ちるまで
床に落ちるまでの一瞬間に
夜はその牙に磨きをかける
夜はその牙に磨きをかける

食用アスパラガスを添えたサラダ
が ....
私が眠りにつくと
病んだ人間が
独りでに年を取っていく
切り刻まれた心を支えながら
膿んだ傷口を
立ち止まって縫い合わせても
病状は変わらないと言うのに

時を歩くゾンビ ....
いつの間にか罪は始まっていて
罰が訪れた時に気づく
自分が愚かだったことで
代償を背負う者も
背負わない者もいるだろう
罪を刻み付ける者も
刻み付けない者もいるだろう

 ....
    舌打ちしたくなるような音を立てて
    床が渦巻いていた
    噛み切ろうとすると(それは
    音なのか、床なのか)
    自分のためのベンチを探して
    歩き ....
はつ夏は今年も空から降りてきた
すこし遅参だった
寄り迎える雨と

春の安らぎは訣せられ
季節の溜りから
そっとこぼたれ

そぼ濡れる外火のふるえながら吐息する
犬も女もさみだれ ....
「愛してるよ」と言われると、沈黙してしまう

わたしにとって、愛は、無償で尊いもの

以前、本で読んだ台詞を思い出す
{引用=

   愛っていうのはね なくならないんだよ

  ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
あたしがハルミちゃんをすきなりゆう美砂5*07/5/16 22:54
the swing of the pendulumICE3*07/5/16 22:53
銀のスプンは深海へプル式4*07/5/16 22:34
味源[group]板谷みきょう2*07/5/16 22:34
いつもの一日ぽえむ君11*07/5/16 22:24
80円切手[group]ピッピ307/5/16 22:04
カロ(リ)イ飴森207/5/16 22:01
「速度」—太陰と旋律—[group]ゼロスケ1*07/5/16 21:52
初恋おるふぇ607/5/16 21:50
心から祈る。もののあはれ16*07/5/16 21:48
惑星エリスに捧ぐアハウ907/5/16 21:48
カーテンペポパンプ9*07/5/16 21:35
生きる天野まさたか007/5/16 20:40
静かの月麻生ゆり8*07/5/16 20:05
99、1つと無い 【ひとつとない】[group]雨宮 之人0*07/5/16 19:57
欲望彌月0*07/5/16 19:41
肌が・・・・ふるる607/5/16 19:32
モノクロ童話太陽の獣1*07/5/16 19:16
腐れ縁三州生桑307/5/16 18:45
アナキストを哀れむうた蔦谷たつや10*07/5/16 18:39
山岳地帯(マリーノ超特急)[group]角田寿星7*07/5/16 18:33
たまごを溶くなまねこ10*07/5/16 18:31
[扇風機にコエ]あおば4*07/5/16 18:13
肉屋のある風景大覚アキラ207/5/16 17:32
航海日誌んなこたーな...207/5/16 17:15
ゾンビmaynar...007/5/16 17:14
デジャヴ307/5/16 17:13
亀裂貝だったらど...107/5/16 16:55
あゆみsoft_m...14*07/5/16 16:37
「愛」というもの[group]逢坂桜15*07/5/16 15:39

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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