独りポツンと僕がいる

誰もそばにいてくれないから

寂しいと思うときは誰かを好きになったとき

好きになんてなりたくない

寂しいんだよ
空の曇った暗い日に 
ざわめく森の木々に潜む  
五月の怪しい緑の精は 
幹から{ルビ朧=おぼろ}な顔を現し
無数の葉を天にひらく 

わたしを囲む森に{ルビ佇=たたず}み  
ベンチに ....
ロテイトザロリィタガァル
特に意味は無いメスドアップマイブレイン
むしゃくしゃしてやったら
無茶苦茶に殴られて滅茶苦茶痛かった
だからキスしてくれ激しく
優しさのあるキスなんて要らない
 ....
電車を降りると
点字ブロックが
花野に埋もれていた

あなたはここにある花の名を
一つとしてしらない
見えることもない

それでもその眼は
厳かなほどに瞬きをするから
見えているも ....
止まらなく、吹きつける。

強い風は。

私に何を云ってるのでしょう。

ただただ、強く。

吹き続ける風を。

私は避けるように。

行きました。

風は、今、どうなって ....
咲き咲き揺れる
曇天ごっこ
暁に増す墓の数
もう何も変わらない
死するために生まれた
虹の掛け橋への行進
雲は綿菓子ではなかった
谷底に眠る人魚の過労死骸

満員電車が3 ....
あちきは、眠るお姫様。

Bボタンで加速がついて

Aボタンで崩れ落ちる

ように眠りに入る
ぱらぱらと降っていた雨の間に
少しだけ見えた
澄んだあおいろ

絵の具屋さんには売っていませんでした

とぼとぼと帰る道
水たまりの中に
もう一度そのあおいろを
見つけました
夜遅くなると、信号の光は点滅をはじめる。このあたりは極端に人通りが少ない。点滅するわずかな光は、田の上に舞う闇を追い払えずにいた。道路わきに点在する街灯も、闇の支配にされるがままであった。
自転車に ....
とおい、とおーい世界に行きたい
そこでは 黒と白が等しく混在し
せめぎあい 増殖し そして消えゆく場所
混じった黒は白ではなく
溶けた白は黒ではない
マーブルとなり螺旋となり
私を見下ろす ....
昨日もまた
日めくりの暦が一枚消え
昨日を生きた
言葉たちが静かに眠る

昨日一番生きた言葉は
虹だった
雨が止む間際の
ほんのわずかな時間だけ
光の芸術は空へ浮かび
心に架かる
 ....
漆を塗り
さらに金箔を張った
豪華なわたしの部屋には
窓がありません

窓際無いのトットちゃん

トホホ

髪が伸びる
ゴムのように伸びる

オホホ

扉を窓にかえようよ! ....
全ての哀しい君達に
優しい言葉をかけたくて

プラットフォームに
滑り込んだ
柔らかな光の電車に乗り込んで

僕は今のうちから準備する

無駄になりますようにと
祈りながら

 ....
ハチャメチャな人生
何がなんだか分からない
殴られ蹴とばされ
暴言を吐かれる

魂を悪魔に売ったあいつ
心のあり方が悪い
点取り虫で媚を売るあいつ
愛がない

人の幸せを考えない
 ....
言葉の中に
小さな石を見つけた
それはとても赤く
とても美しい色で
鳥を打ち落とした
鈍い 実直な たゆたう
深紅の古びた 出血のような太陽光

陰華の花
その厚い 花弁
暖かな 風に 涙 こぼす

原生の森
分け入る 先の広野

極楽鳥の お導き
しっとりとした ....
毎朝 4時に訪れる新聞配達人の乾いた靴の音が
新聞受けの 錆びた鉄の反射する音が
眩暈となって彼の思考に重なる

今日も黙って去っていき
錆び付いた自転車に乗って
まだ寝ている街を抜けてい ....
飴玉を噛み砕くように
その{ルビ皹=ひび}のはいりかたのように
割れてしまうのは
誰で
何故なの
五月だ
熱くも冷たくもない
こんなふうにあるだけの季節に
遠いからうつくしい
空はそ ....
駅前に
都会が落ちていた

命のように
きれいだった

なくさないように
拾って
ポケットにしまった

そして
三年振りの待ち合わせに
僕は現れなかった
ずっとむかし
ひとも蛇のように脱皮したのよ
そう言いながら
そのひとは裸になりました


きょうは
わたしの水が澄んでいるから
涙の色がよく見えるとか
そんなことを
とつぜん言 ....
 部屋はおでんと25年前に母が買ったサーモンのシルクのブラウスをアイロンがけした匂いで満ちていた 母や妹の衣類が僕の部屋のクローゼットに入っている 家が狭い為だ 明日妹が着るブラウスをクローゼットので .... 月に咲く花は
彩をもたないの

透明は何にも
染まりはしないから

儚げで
それでいて凛として

月の花は
誰にも見られずに
ひっそり咲き誇り

ひっそり散っていくの ....
無い何かを思い切りぶん殴って銃を構えて
死ねよと言ってやりたいのだが
それにふさわしいものが見つからないのだ

ましてや黒い物を腹に抱えてまではやりたくないし
リアルにキャラじゃない ....
この世の
美しいものだけをあつめて
花束にして
ガードレールにそっと
捧げよう

PRAY

絶対的な速さの
むこうがわに逝って
野垂れ死にした
男に
祈りを

墓標の代わ ....
過去にはだれも戻れない
だから、決着をつけよう
女性になった彼女が「やっとかよ」って呆れている
でも少し嬉しそう
だから、わかった
僕はずっと寂しかった
僕はずっと怖かった
あの日がどん ....
帰り道を歩いていたら 

  ぽとん 

となにかが落ちたので 
ふりかえった地面には 
電池が一つ落ちていた 

( 塀越しの小窓から 
( 夕暮れの風に運ばれる 
( 焼魚の匂 ....
 世界は忙しく陰口をささやくので
 僕は今日もさりげなく諭してやる
 満月の夜
 聞き飽きた音楽を流しながら
 冴えない毎日にバイバイ

 魔法使いは大変だ
 お母さんに内緒でほうき ....
僕の部屋の窓から焼却炉が見える
団地住宅に併設された
小さな灰色の炉は
押しつぶされたたまねぎみたいに見える
僕の部屋の窓には
すこし不恰好な焼却炉がいる

ひび割れそうにか ....
僕は振り返らないつもりだから
はぐれないようについてらっしゃい

迷路のような路地裏すいすいと
君はわたしを連れ去ろうとしている

銀色の猫とすれ違い
「にゃー」
は、どうやら「やぁ  ....
そうしてノートを閉じますと、随分時間の過ぎたようでした。
季節も時間もとち狂った朝顔について、見てこなければなりません。
でないと、ほんの2ミリの成長を見そびれるとも限りませんから。
ええしかし ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
_太陽の獣107/5/18 21:07
森ノ潮騒 服部 剛13*07/5/18 21:00
じゃじゃんがら虹村 凌3*07/5/18 19:24
午後 p.1[group]ロカニクス1107/5/18 18:05
創書日和「風凪。」[group]狠志207/5/18 16:55
嘘吹きヨルノテガム207/5/18 15:48
助け待ち007/5/18 15:39
捜し物小原あき19*07/5/18 14:42
思想と思想のはざまにあるとブライアン1*07/5/18 13:48
灰色の世界麻生ゆり4*07/5/18 13:40
言葉の暦(No.001)ぽえむ君12*07/5/18 13:07
私の無意味な一生七味とうがら...7*07/5/18 12:39
全ての哀しい結末にそらいろ☆コ...0*07/5/18 12:26
やな奴ペポパンプ5*07/5/18 11:34
プロテナリアプル式6*07/5/18 11:22
母たちの国アハウ307/5/18 10:22
蒼ざめた太陽結城 森士2*07/5/18 8:35
碧鉱石水町綜助19*07/5/18 8:35
待ち合わせたもつ1507/5/18 7:56
結婚yo-yo8*07/5/18 6:51
暖冬の夕方の夢はじめ3*07/5/18 5:26
月に咲く優飛8*07/5/18 5:24
ストイックmaynar...107/5/18 3:16
彗星パルティータ大覚アキラ3*07/5/18 2:45
だから決着秋也1*07/5/18 2:28
秋刀魚 服部 剛14*07/5/18 1:46
わがままですか?山崎 風雅407/5/18 1:41
たまねぎなまねこ307/5/18 1:09
ロジウラノヴァ藤原有絵307/5/18 1:03
朝夕ICE3*07/5/18 0:29

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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