何をしてても空回り
心此処に在らず
ちゃんと前を見ようと
前を向こうとすると
知らないうちに貴方の記憶が邪魔をする
意識をしないでおこう
という意識が邪 ....
2007/05/19
集中打を浴びて
交代させられた
投手の心の中は
どんなものかと
憶測した時代に
コンピュータ・ビジネスがあれば
ITがあれば
もう少しは救 ....
神の御息が吹き始めた
ままならない想いをまとったまま
虹を歌っていた私のところへ
南国から訪れた
古代の神の金の刻印を身にまとった
白いアジサシが
幸運の種を運んできた
想いだけではとど ....
遠くを見すぎて
近くも見えないの
あなたでいっぱいで
いつもキュウキュウ言ってるわ
心がいっぱい見えて
苦しいから 自分が見えなくなるのかな
このごろ苦しいのは
....
ウニを食べながら
酒を飲む至極の時
構って貰っている内が
花
ジャズバーでくつろぐ
ブランデーを飲み
お金がなくなり
風
ダンスホールで
蝶のようにエスコートして
我が身を ....
目の前に伸びる
この無数の道が
全部君に繋がってるなら
きっと僕は明日も早起きをして
どんな未来にも立ち向かうんだろう
臆病者が{ルビ英雄=ヒーロー}になる
それは今まで一 ....
小学生の頃に乗っていた青い自転車は
ボタン一つでロボットに変形した
サドルの裏側にボタンはあったのだけれど
変形すると股間に隠れてしまい
外からは押せなくなってしまう欠陥品
だから自転車に戻 ....
眠り猫の丸い足 桃色の肉球のやわらかさが欲しくて
眠り猫のパタパタしている尻尾は 狸寝入りの証拠だが
薄めを明けていられなくて、目がぐるりと回って閉じた
いまだ…
昼前 ....
「僕にも卵白を下さい。」
コロンと・初めましてで
僕の揺り篭は・形が違う
包まれずに・剥き出しで
凍えそうに・冷えるので
「僕にも卵白を下さい。」
透明な・箱詰めにされて
無数の視線 ....
はじめて
こころのなかに
さいた
たんぽぽのはな
かぜにからだを
ばらまいて
ぶんしのように
げんしのように
そりゅうしのように
たびにでるたび
....
昨日もまた
日めくりの暦が一枚消え
昨日を生きた言葉たちが
静かに眠る
昨日一番生きた言葉は
空だった
そこには故郷がいた
忘れていた思い出が
空の中に浮かんでいた
みんな幸せそ ....
メッキで金色にぬられたボタンが
雪の中に落ちていた
ボタンの周囲には
動物の足跡が転がっていて
灰色に溶けた雪が
鉄を鳴らす音で雪自身を撹拌していた高音も重低音も抱きしめながら駆け抜けて ....
お日様の顔が上気しているのは
一日の仕事を終えて
お酒を飲んだからでしょうか
赤い赤いお日様に中てられて
おじいさんとおばあさんも
僕を残してお家に帰ります
「今日もよく働いた ....
うす闇の中に漕ぎ出す小船で
香りの良い酒を口に含む
舌の奥でひらめく遠い国の人々の夢
長く私を苦しめている怒りが、闇と香になだめられていく
夜はゆったりと流れ出す死にかけた巨大な生 ....
秘められて
冷ややかな 驟雨に
浄化の断片は 陽性を示す
振幅の激しさは
吉祥の香
雨の甘き 音
又 驟雨 来ぬ
ヒイラギの曲線 美に
閉じ込まれた 世界 雫
垂れて ....
嘘じゃなかった
嘘じゃなかった
嘘じゃなかったんだ
叶うことはなかったけれど
嘘じゃなかった
嘘じゃなかった
嘘じゃなかったんだ
僕はもうすぐなくなるけれど
....
道に数々の華が咲いて
水たまりに輪が広がってゆく
外に降る雨は
私の{ルビ心=なか}にも しとしと降る
そんな時は 心も身体も凍える
雨 雨 雨・・ ....
春の風のなかに
夏色がまじりだす
傷ついた心に
あったかさが
しみこんでいく
悲しいときは
めをつぶって
ロックでもきいて
大好きな チョコを食べよう
....
風が
砂の上に言葉を残していく
見えない指先が作り出す
美しい波
足跡を残すこと が
躊躇われる日に
その言葉の意味を知りえたなら
どんなに救われるだろう
....
朝、部屋の窓を開けると
鳥がさえずっている
実はあなた
この鳥ではないですか
朝、食卓につくと
あじの干物がでている
実はあなた
この、あらわに開きにされた
あじではないですか
....
「歪んだ世界」なんて言うけれど
この街は この国は この星は
一体いつから歪んでいるんだ
例えばこの「美しい国」ならば
戦後以降か 明治維新の頃からか
それとも織田信長の登場以来か
更 ....
実家に棲みついた座敷童子は
びっくりするくらいの大食らいで
おかげでうちの家計は
火の車だそうだ
何を思ったか
その座敷童子は
どこから汲んで来たか
大量の水をバケツか ....
ふりかけるのか ふりかけないのか
お前はご飯の上でふりかけを振りかざして迷っている
頭の中じゃ花びらちぎって物事決める乙女になっている
お前は乙女座かもしれないけど間違いなく野郎だぞ
ふりかけ ....
子供の頃は空が低くて狭かった
僕が目が悪くてそう見えただけかもしれないが
僕の記憶の中ではいつも同じ空が広がっている
それは鉛色に曇っていて 今にも雨が降りそうで 胸とくっつきそうで圧迫 ....
夜の高速を走る車の群れ
未知を照らすオレンジの光
その周りにそびえ立つビル
そして歩道のぼくと君
刻んできた時間の長さは違うから
同じ場所にいながら同じ時を生きていない
君 ....
君はそう太陽のようで
眩しすぎるその笑顔をぼくは直視できない
君はそう月のよう
ぼくが夜を歩きやすいよう
やわらかな優しさをくれる
君はそう地球のよう
あまりにも側 ....
今日から血が流れ出す
騒々と蠢く子供の叫び声
赤く染まった明日への希望の色
次第に黒味を帯びて世界は沈黙する
真っ黒な絶望・希望・沈黙は街を覆う
止せばいいのに飛 ....
瞬き
シャッター音
フラッシュ
隣できっと笑っている
これでずっと幸せな一枚
暗室
光が漏れぬようにと
時代遅れなデジタル処理
影まで
きっと綺麗
ずるいぐらいに
大好き
抱き ....
一兆桁が過ぎた
誰か割り切ってくれ
そんな日は風呂にでも入ってさっさと寝よう
布のむこうから近づく光
同じかたちの虹に割れ
いつか集まり 一羽の蛾となり
風の重さを聴いている
葉と花の舟
水の上の いくつもの空
花ひらく音 ほどく音
ひとつひと ....
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