地下の機械室で
とつぜん白熊が働くことになった
あの北極の白熊である
会社では白熊も雇わなければならない
そのような法改正があったらしい
私の部下として配属された

初対面のとき
イッ ....
きっといまがしあわせだから

しあわせに気づかない


更なるしあわせを求めて、

ひとは泣いた


.
また薔薇に火を付けて、煙を吸い込んだ。
吐き出した煙は薔薇色ではなかった。

気がつくとフィルタまで燃えている(これは吸えない)

薔薇が燃えていく。
薔薇色の煙はでない、白い煙だけが昇っ ....
アサガオを育てていたはずなのに
大きなヒマワリが、ひょこっと生えてきましたよ
「あれ、どうしてこんなところにヒマワリが」
って
あなたのおどろく顔がおもしろかったから
ヒマワリと一緒に
わ ....
 12枚の羽を持つ天使長ルシファーは神に背いて自らの王国をつくりだそうとした
 ルシファーの誘惑によって全ての物体より数の多い天使達の3分の1が寝返ったのだ
 そうして天界大戦争が起こった 僕は熾 ....
 さようなら
 言葉は一つ 想いは二つ

 最後にこんな言葉が言えたのは
 僕には幸せだった
 君のため
 独りよがりのダンス

 続きはない
 だから辛いってこともある
 だ ....
壊れた蛇口から君の悲しみは流れ消えてゆく
もう輝かない電灯は心の闇を照らして
一人残された君に
世界は崩れ落ちながら優しく思い出させる 
愛する人がいたことを

大地は裂け地鳴りが歌う 
 ....
旧約聖書によると、人間は神によって地球が誕生してから6日目に土によって作られ、アダムがうまれたらしい。
そのあと、神は鳥や動物を作り、アダムの伴侶としようとしたのだけれど、うまくいかない。そんなひと ....
疾走感のある絶望など存在しない

振り返る

立ち止まる

闇はそこから始まるのかもしれない

さぁ

走ろう

誰も届かない所まで
女は泣かなくなった時
女ではなくなります
男は泣いてしまった時
男ではなくなります

その代償に女と男は
人間になることができます

泣くことを忘れた元女が泣くということは
人間のや ....
自由の森に放たれて

あたしは一人寝る

愛撫をして 抱きしめて

叫んでも

野はやんでいる

草木がざわめくけれど

あたしは一人寝る

にぎりしめて 抱き寄せて

 ....
誰にもわからないまま
どこか遠い場所で
ほどけていく

支点を定めると
不安定になるので
そのまま

確かでないものは
確かなものより
永遠に近いので

ひとつになりたいという ....
ざぶざぶと流れてく

川は 孤独を知らない


ゆらゆらの橋を渡る

透明な人たちを

見送る僕は

少しだけ こどく


遠く遠くの

さざなみの

空と雲と ....
静かな声だった。

車掌が、停車駅の名を告げる。

窮屈な座席にうずくまる乗客者たち。

切符を無くさないようにポケットに入れた。

朝日が通り過すのを見送っている。

眠気は、脳 ....
すうすう、する。
この胸のあたりの感覚は。

誰もが知ってる、
冷たさなのか。

一発、一発。

撃たれた。

静に引かれたトリガーは。
スコープで覗いたように。
綺麗に当たっ ....
詩人さん

ぼくは詩なんていらないからさ

じらいをふんだ兄さんに ぎそくをつくってちょうだいよ

ばい春してる姉さんに きれいなドレスをもってきて

ちいさなおとうといもうとに  ....
橋は現在と未来に
まっすぐに架けられていた
虹を見下ろしながら
自分を越えてゆける
時の橋がある
ただし
その橋を渡るには
一人一つの道を歩いてゆかなければ
その橋に着くことができない ....
夜を走る
列車から覗く風景は
何もかも止まっているようで
少しばかり
眠ってしまっても
あしたには
間にあいそうだったから

夜を走る
光の羅列は
枕元を通り過ぎて
ずっと知らな ....
この頃先生は子供の全てを把握したいのか
不審人物を排除するだけじゃ足らずに
学校内にテレビカメラを設置
見える物だけが全てではない事実を
大人は忘れてしまったのか
自分の目に映るものだけ ....
 茶色い爪先は陽に焼けているのではなく、
 陽を吸い込んでいるのだ
 日焼けした老人と同じ色の
 みずみずしい大根を屠りながら私はぼやく
 どこだか、ここはと顔をあげると、いつぞやの相模原のお ....
11月28日(土)晴れ
人に恋することを「心奪われる」っていうけど
もしもそれが本当ならば
心を失ったぬけ殻が
奪われた心を取り戻そうと探しまわって
結局それが
想う人に逢いたいっていう気 ....
夏から秋の前触れは
記憶の鈴が鳴り響き

秋から冬の前触れは
朱い風が吹き抜ける

冬から春の前触れは
氷の命が顔をあげ

春から夏の前触れは
銀色鱗がまぶたを覆う

また一年 ....
僕の足跡に小さな花が咲いた
靴の裏に花の種があったのだろう
その花は音もなくあっという間に散った
そうして気がつくと小さな実が成っていた
次の春が待ち遠しいものである
空は青く赤い実がきらき ....
喉が渇いて
二階からおりてきたら
リビングには夫がいて
やっぱりテレビをみていた。
最近、休日はずっと
テレビばかり。
ときどきビールとかコーヒーとか
のみながら。
夫の部屋はないから ....
散ってしまった花弁を
どれほど美しく繕っても
風に舞い
せせらぎに揺れ
瞳は透明に転がって
転がって…


散ってしまった花弁を
どんなに綺麗と詠っても
風と飛び
せせらぎと泳ぎ ....
幻惑されるのが人生だと言い切るために
私は人生の何を知っているだろう?

新しい言葉の羅列を生み出すために
私は言葉の何を知っているだろう?

言葉の存在意義は輝くことでもないのに
あな ....
おおむぎの穂が、ゆれてる
ひかりやかげに、ゆっくりとけて
ぼやぼや、いまにもきえてしまいそうなくらい
クロード・モネのえ、みたいに
ぼくら、ぼやぼやしている


ぼくら、相田 ....
白梅町の交差点
頼るあてなく
落ちこぼれ
学生の俺は
うそを云う

横道抜けて等持院
是非をとわずに
落ちこぼれ
学生の俺は
つばを飲む

やさしい音のなる方へ
知らない君が ....
なななつ
ななつ
ななつめの
なつがめぐって
なつかしむ

なななつ
ななつ
ななつのみ
なつめのもとに
なつの陽が

なななつななつななつだけ
ひとりたりないなつが ....
地下の文献資料室
あなたひとりがそこにいた

僕はあなたがいたからこそ
慎重な顔してうろうろしてた
あなたがいなけりゃあんな場所
すぐにも出て行きましたとも

地下の苦しい空気など
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
白熊yo-yo11*07/5/25 7:14
中に入りたいと望み 中に居れば形が見えなくてちいさなきお207/5/25 6:20
薔薇の夜白昼夢3*07/5/25 5:56
いたずら壺内モモ子14*07/5/25 5:20
天界大戦争はじめ4*07/5/25 5:19
繋がっていく言葉doon5*07/5/25 4:54
世界の終わりに流れる詩(うた)アマル・シャ...4*07/5/25 2:47
倫理学の授業にて、おとこと207/5/25 2:35
絶望は走れない流希-Яuk...007/5/25 1:33
祝婚歌小川 葉407/5/25 1:17
みなしごyoyo7*07/5/25 0:56
指先プラネタリウム[group]たりぽん(大...1207/5/25 0:18
神様207/5/24 23:56
夜行電車の座席ブライアン0*07/5/24 23:54
創書日和「風穴。」[group]狠志207/5/24 23:48
なんであなたは詩を書くのa/t107/5/24 23:42
時の橋ぽえむ君9*07/5/24 23:09
夜は走る夕凪ここあ1307/5/24 23:04
*詠えるロッカー*かおる8*07/5/24 22:17
始発前の駅前屋台にて錯春207/5/24 22:15
後悔日詩麻生ゆり5*07/5/24 22:11
僕らが絡めた1 ミリの嘘[group]プル式4*07/5/24 22:03
夕暮れの輝きは短くそして美しい[group]3*07/5/24 21:59
休日美砂11*07/5/24 21:57
花ノ名見崎 光2*07/5/24 21:40
存在が見え隠れしてブルース瀬戸...2*07/5/24 21:31
印象派[group]はらだまさる19*07/5/24 21:21
北野界隈(傷心と苦笑のところ)蔦谷たつや5*07/5/24 20:45
七夏アイバ シュ...8*07/5/24 20:44
恥を書く蔦谷たつや2*07/5/24 20:32

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