桜の若木についた花はいまだに落ちること無く

強い風のなかで、桜色が揺れる

暖かな日差しはいつまでも穏やかで
何をするわけでもなく、壁にもたれて


ウトウト微睡みながら
 ....
さよなら

すべてのばからしいことに

さようなら

って、そんなんじゃ

さよならできてないって


そもそも

さよならなんか

必要あんのか


さよなら
 ....
誰もいない真冬の歩道橋の上

きんと張り詰めた空気の中

冷気を体いっぱい吸い込み 体の隅々まで洗い流す

賑やかで煌びやかな繁華街の夜に背を向けて

より深い闇の中 ひっそりと息づく ....
春っぽい風が吹いて
君のプリーツスカートを揺らした。
急いでスカートを押さえつけた君だけど
ゴメンね。見えちゃった。
可愛い花柄のやつ。
健全な男子中学生なんだよ。
だから、どきどきしちゃ ....
ああ、今日も雲が浮んでいる。
青青と吟する空の重さに酷く狼狽し、暮れへ連ねてあるく。
おまえは「きょうもええ天気やったね」と暢気に
両手をうえに、背を反らせて伸びをする。
 ....
強さとか弱さとか

もういらない


毎日わらって息できたら
それで いいの


.
闇の中に光を見いだせるのか




そのしなやかな旋律の調べは


木々のざわめきを語り


小川のせせらぎを歌う


繊細な指先から放たれる色彩


鼓膜を通して描 ....
目の届かないところで 何度も僕は殺されてた
気づかないままでいられたら まだ歌を唄えたろう

誰が見るわけでもないのに 紅の線を引いてた
覗き込む鏡もないのに どういうつもりなんだろう

 ....
わたしには
こうこうせいのおねえちゃんと
おかあさんと
おばあちゃんがいます。

「おねえちゃん、どうしておけしょうするの?」
「きれいになりたいからよ」
「どうしてきれいになりたいの? ....
雨に打たれて考えてみた
意味とか理由とか

例えば私が
消えて失くなったとしたら

あなたは泣いてくれるのかな?
それとも
笑っていてくれるのかなぁ?






 ....
取り返しのつかないことを
バラバラにすると
最後は
光が残った

次に光を
バラバラにすると
結局は
取り返しのつかないことが残った

ああそういうことか
大きく頷いてみた

 ....
おなかは減るけれど
ひとりで食べるのつまらなくて
菓子パンばかり買ってみる
そろそろ1週間

眠りたいけれど
なんとなく寝付きが悪くて
虚構の波に乗ってみる
闇も空白もない世界

 ....
音大生とつきあったことがある

NTTのとか、東京海上とかもある

大学や会社と付き合っていた訳じゃない

深層心理では、そうなのかも知れない


新緑の影が濃くなる

そのした ....
クラウディア。
触れ合う皿と出来合いの猥談、油とタールの臭気にまみれた、
ここは最終Dock、すなわち行き止まり。
モダンピンクのクラウディア。
壮厳なるトラ・ラ野郎、そのままくたばれ。

 ....
蜂蜜舐めよう
口紅つけよう
花を活けよう
茶を入れよう

太陽が一杯
お日様一杯
忘れ酒一杯
音量め一杯

私を信じるの諦めないで
僕の胸に飛び込んできて
輝ける未来が待ってい ....
あの人のそばにからだをおいたまま
心はあなたのところに飛んでいく

あの人のやさしさにつつまれたまま
からだはあなたをかんじたがっている

あの人の目を見つめながら
ひとみはあなたをさが ....
覗いてみる
何が見えるかな?

汚い色
いっぱい

もし 許可が下りるなら
触れてみてもいいですか?


左手は捨てる覚悟です


侵食を感じる 
腐蝕しています


 ....
ぽとん、と落ちたテーブル
悲しみに溢れたテーブル
俺と泣いていたテーブル
どこまでも落ちていくテーブル
テーブル
そのテーブルの上には
ゴミみたいな希望しか
並んでいないよ
テーブル
 ....
人びとは沈黙を挟んで同じ世界に
仲良く寄り添う

皆はこの豊かな沈黙に
穏やかなメロディーに
静かに耳を傾けて心地よさそうにしているので
僕も同じように耳を傾けてみる

電 ....
雨の日が

咲いている

新緑に

咲いている

ワイパーが

音たてて

曇天をめくる


青い血の空の

矢印は白く

悲しみは白く


雨の日が
 ....
          2007/05/25


賞味期限の
切 れ た
賞味期限切れの
カマンベールチーズを
冷蔵庫から取り出して
見る
そんな儚い連想をしながら
21世紀末を思う ....
ほとんど静かになった学食で
友人三人で
明日はピクニックに出かけよう
そんな話になった
大学から駅まで行く途中
夕焼けが綺麗だった

次の日は
朝から大粒の雨が降っていた
「どうする ....
おばあちゃんが
はにかんだら
とても可愛い

面映ゆいは
顔映ゆいで
可愛いって
そこからきてるんだって

恥ずかしそうにする姿は
いつになっても
乙女の輝き

(キラリン、 ....
 暖かい言葉も時として
 心にやわらかく刺さっていくの
 不安は突如押し寄せて
 私は固まり石と化す
 
 声をかけても無視するかしら
 声をかけても嫌がられるかしら

 心の疑念は広 ....
あーあ
あーあ

就職したい。
いや、やっぱ、
したくない。

なんて言って
今日も一人で日比谷公園。

何時に行っても人がいっぱい
おじさんいっぱい
空いてるベンチ探すのに一 ....
{引用=
きみがとなりにいて、まつげの
触れるくらいとなりにいて それは
おどろくほど退屈で いとおしい
午後で}




きのう、オジギソウが発芽して
日記にそのことは書かなかっ ....
ウチは洋風じゃないから
ベッドなんて無くって
布団で寝てる

ウチは新婚じゃないから
ダブルなんかじゃなくって
二組敷いて寝てる


お天気がいい日には
布団を干すけ ....
白状しよう
わたしはモテたい

白状しよう
あまり美味しくない

白状しよう
早く帰りたい

白状しよう
その話はもう聞いた

白状しよう
あんたはそんなに ....
何故だかあなたに逢うときは

いつも「はじめまして」の気分になる

どきどき胸がときめいて

顔もまともに合わせられない


声が上ずって余計顔があげられなくなる

そんな私の手 ....
大好きな果物の
味でもしたのだろうか
モノレールの銀色の車体に
君の歯型がついてる

先ほどまでは
玄関の無い所
スリッパと同じ格好をして
スリッパを並べていた
今は肩を丸出しにしな ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
+初夏リュウセイ6*07/5/25 22:48
さよなら吉岡ペペロ207/5/25 22:39
凍雲 月歌107/5/25 21:52
〜初恋〜(春夏秋冬)愛心4*07/5/25 21:28
醜い雲はらだまさる27*07/5/25 20:37
弱肉強食 あなたはだめよ! 息をしなさい。ちいさなきお007/5/25 19:53
盲目のピアニスト渡 ひろこ10*07/5/25 19:24
どこまで走れば北大路京介11*07/5/25 19:24
化粧麻生ゆり14*07/5/25 17:15
風見鶏優飛7*07/5/25 17:00
午後 p.3[group]ロカニクス7*07/5/25 16:29
スローライフみたいな話水中原動機107/5/25 16:06
チェロ子吉岡ペペロ507/5/25 15:41
わが名は……んなこたーな...007/5/25 15:36
話をしようペポパンプ4*07/5/25 14:50
現代の魔女パセリ307/5/25 14:22
思考の擦れ違い酸素の枷007/5/25 14:06
テーブルおるふぇ607/5/25 13:56
沈黙チグトセ9*07/5/25 13:52
雨の日が吉岡ペペロ507/5/25 13:45
戯曲あおば12*07/5/25 13:14
雨の日ピクニックぽえむ君12*07/5/25 12:23
面映ゆい小原あき16*07/5/25 11:14
見つめあい茉莉香6*07/5/25 11:12
就職したいそらいろ☆コ...3*07/5/25 10:33
そんなふうにして過ぎていく望月 ゆき56*07/5/25 10:23
布団考さち8*07/5/25 9:23
【白状】つむじまがり7*07/5/25 9:16
はじめましてな恋ajisai4*07/5/25 9:02
戯曲たもつ1207/5/25 8:47

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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