彼女は死んでいる
悲しくはない
はじめから光などなかった 
彼女は死んでいた はじめから
なにもかもが闇だった 
なにもかもが星でも なにもかもが糞でも同じことだ
彼女は包んで欲しいと言う ....
過ごしやすい何かになりました
きっとそんなに悪いものでもなかったと信じています
あなたへ発せられた
中途半端に重力のかかった小言を忘れないで下さい

それはいつまでも
わたしの中できゅんき ....
何かが芽吹き
何かが産れる
何かが始まる
何かが動いた

魔法使いの呪文
水玉模様の服装
地を這ううなり声
そこはもう別天地

競い合うのは
もう止めよう
自分のペースでいい
 ....
近くにいるときよりも、
離れて過ごしているときの方が、
もっと ずっと
気になるものなんだなあ。
家がある
物がある
食べる物がある
楽器もある

思想がある
知識がある
道徳がある
自由もある

夢がある
希望がある
未来がある
命もある

家族がいる
友だちがい ....
新しい町で
食料品を買う
就寝の手順について
思いをめぐらす

建物はどこかに
年輪を隠し持っている
タンポポの茎が
配管されている
新しい町への食欲と
昼時の食欲と
どちらが本 ....
あなたは色を嫌い

何色にも染まらず

透明な輝き


風の様に駆け抜けて

人の心を色づける


あなたは忘れ得ぬ

人に心を囚われて

永遠に輝き


雨にな ....
ぼんやりとした夏の中で
ため息をつく
空気の動きは何も見えず
目の前にあるものが
ゆらゆらと揺れていて
今はただそこに
乾いた土が滲んでいる
見上げれば
青い空があるようだが
その色 ....
寒い、と言うと
あなたはわたしの肩に
そっと
うなぎをかけてくれた
 
ぬるぬるして
うなぎも鳴くのだと
初めて知った
うなぎのさばき方を
教わったのも初めて
 
大人の恋は
 ....
幸せが溢れて零れていく

でも拭かなくていいの

きっと蒸発したら

また幸せな空間にしてくれるから
あの娘の事が好きですか
いいえ好きではありません

あの娘と共に生きますか
いいえ私は逃げだすでしょう

ならば何故その身を焦がしたのです
何故想いをたけたのです
それがどれ程酷い仕打 ....
たったひとつの言葉を抱えて
俺たちは生まれてきたんだ
でも最初にリンゴをかじった日から
あんまり月日が流れていって
別れ別れになって俺たちは、忘れていった

それからどれだけ俺たちは独りで ....
06/09/14 父、誕生日
久しぶりにプレイステーションを起動する
モンスターファーム2のディスクを入れる
メモリカードからロードすると
まんこちゃんと名づけたモンスターが
ファームをぼて ....
06/08/08帰省
涙など流しても意味はないし
帰ってきてもなにもないよ
なにもないにんげんだからなぁ
あっちでも差ほど変わらん毎日だった
楽な道行ったんかなぁ
自分次第の道
何も知ら ....
柔らかなシーツのうえで目が覚めて
ああなんて暴力的なまいにちなんだろう
とおもった

日記を書く習慣はあっというまにモノクロになって
美しい夢物語ばかりが微笑んでいた

彼は
嘘をつく ....
目が覚めたら、いつも通りの真っ白な天井。
うんっと伸びをして、立ち上がる。
顔を洗って、朝ごはんを作ったら、新聞を取りに行こうかな。

ゆっくりゆっくり歯を磨いて、少しずつ少しずつ目を覚ませば ....
 僕は毎週土曜日に君の家に行くことになった
 交通手段はバス 季節は感じない
 途方もないほどの時間をかけてバス停に着く
 それから記憶にきちんと刻まれた君の家の道のりを行く
 君の家に着くと ....
知らぬ盛り場の暗闇で
合金が茹だり少女の吐息を赤く待つ今夜
古い毛皮を人毛と取り違え
それは
それでも良いのだと電灯の下で上手くくすむ古母
切れた人毛から吹き出す液体を照らす太陽は
常 ....
人を殺そうと思いました
私はまだとても幼いので
私が人を殺せば
とても大きなニュースになるでしょう

私は殺すための人のリストを作りました
私の周りにはいい人ばかりでしたので
 ....
右向き首の骨を外した
既に瞼は下がりつつ私は土になり、水の底に沈んだ
ひび割れた鏡には今はもう何も映らなかった

「あの日灯した火はもう消えてしまったの」

闇に聞いても誰も答えてはくれな ....
 抑えがきかない無力感
 自己嫌悪
 何がそうさせているのか

 わからない

 自己分析してるけど
 鬱とかでもないんだけど
 なんだか世間の蚊帳の外って感覚
 この身から離れ ....
山が逆立ちした
湖も根こそぎやられた
山は雲にしっかりと根をはり
湖は空になった
妻にそのことを知らせたら
なんでもないような顔をして
テレビを指差すので少しがっかりした
私は逆立ちした ....
雫が落ちるのは
空が綺麗に晴れていたから
鳥が歌うのは
雲の合間から光がこぼれたから
夢が踊るのは
カンバスに色彩が溢れたから
波が止まるのは
白い部屋から見える木の葉が落ちて、空に還っ ....
固く握りしめた右手を抑え怒りと憎しみを燃料とし
痛みを言葉へと拳を隠し心を鼓舞し歌うMC
1年中1円の価値も無い歌詞をただ作り続け
理想の奥で右往左往する奴の右脳左脳を感化する
眼下に広がる人 ....
涙と笑顔が

ケンカした。

お互い

意地っ張りなのは知っているから

涙が一つ提案をした。

「せ〜の。で一緒に謝ろうと。」

それを聞いた笑顔はコクリと頷き

涙の合 ....
ともだちの女の子
泥んこのなわに吸われた

ともだちの男の子
美術室のしろかべに吸われた

ともだちのお姉さん
公園に棲むおとこに吸われた

ともだちの変な子
夜景に沈むゆうや ....
何も考えず、廃人の様にベンチに横たわっていると、自分の姿が見えてきた。

あぁ、俺は今、水の中の砂漠で溺れているんだな。




真横に硝子の板があった。俺は硝子の中の魚だった。太陽がま ....
 庭には二羽ニワトリがいなかったが
 代わりに二本の立派な梅の木が鎮座していらした
 毎年刈り込まれているのにその枝は猛々しく
 同じく喧嘩っ早い私の手にもがれ
 その実は強靭で、小学 ....
葉の冠
羽の傷
石をめぐり
消えてゆく声


葉は羽になり
傷は消える
石の上に
残るささやき


木陰 波音
水から石へ
つづく足跡
飛び去る羽


曇に ....
詩 って なんだろうね?
君がぼくに訊ねる
ぼくは 脱いだばかりの
クツ下のにおいを無心に嗅いでいて
君の問いに答えられない
君の目とぼくの目とが ゆっくり重なる

たとえば 早朝の ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
抱擁氷水蒸流507/5/29 18:15
お父さんの形tonpek...13*07/5/29 17:48
ペポパンプ7*07/5/29 17:03
心、揺れる。むくげ707/5/29 16:31
世界麻生ゆり4*07/5/29 16:18
新しい町葉leaf15*07/5/29 15:59
クリスタル森川仁3*07/5/29 15:24
ぼんやりとした夏ぽえむ君14*07/5/29 13:46
大人の恋たもつ23+*07/5/29 13:23
記念日優羽6*07/5/29 10:27
花には夏の朝に水をプル式5*07/5/29 9:27
アン アップル雨宮 之人4*07/5/29 9:09
F902i未送信ボックス集④[group]土田107/5/29 8:48
F902i未送信ボックス集③[group]107/5/29 8:48
目を瞑るオオカミ707/5/29 6:00
good morning Mondayまったりまっ...9*07/5/29 5:14
君を愛することによってはじめ6*07/5/29 4:02
灯す瓜田タカヤ407/5/29 2:51
少女の殺人なかがわひろ...7+*07/5/29 1:56
残香白昼夢1*07/5/29 1:53
あぁ、温暖化山崎 風雅107/5/29 1:49
天変地異小川 葉107/5/29 1:45
消え行くもの白昼夢2*07/5/29 1:34
心打takamc107/5/29 0:49
仲直り來稚4*07/5/29 0:07
面影山桃107/5/28 23:54
苦い毒。結城 森士0*07/5/28 23:34
梅の神さん錯春307/5/28 23:32
ノート(石と冠)[group]木立 悟307/5/28 23:29
もいっぺん、童謡からやりなおせたら(第二稿)角田寿星16*07/5/28 23:24

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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