金がない
心がない
愛がない
待てない
ナンパ師
博打打ち
DV野郎
大酒飲み
子供嫌い
頭が悪い
格好悪い
ドスケベ
鰤の照り焼きが食べたい
ていうから
作ってみましたけど
うっかりして
お焦げ風味になりまして
えへへ
へえ、
ぶりって
『鰤』って書くんだねぇ
なんの先生なんだろ
だれが魚に尊 ....
水溜りは空を映しこむだろうが
さして時間も掛けずにそれは乾くだろう
ことに街中ともあれば路上に水がとどまる事はない
*
汗をかいている
背中の汗の珠を
そのふくらみを想 ....
最近、アナタとの思い出が。
蘇るのです。
最初の出逢いから、ちょこちょこと。
幸せ、だと誤解してしまうほどに。
現実が、すぐに目を醒ましてくれるのですが。
また、次の記憶 ....
あなたのご推察のように
私の頬袋という港には
一艘の縞模様が
静かに停泊しております
ふとく、ほそく打ち寄せる
うるわしき流線の集合する先端を
風に尖らせ
凝縮された夏色の系譜は
....
この星に僕達は生きている
この星は僕達を受け入れている
でも思うのです
僕達程、君を傷つける生物はいないと
胸が痛いのです
痛いとすら言えず
ただ受け入れるだけ ....
我、汝の姿を映す者なり。
残酷なまでに偽り無きその姿、
{ルビ粧=よそお}いは夜に生きる{ルビ月魂=げっぱく}の如し。
覗けば混沌、砕けば虚空。
覆えば真実、晒せば嘘。
爪を立てれば軋み ....
きっと あたしは、キッカケが欲しいだけ。
あと少し ・ ・ ・ あと一歩が踏み出せないでいるの。
ソンナコト、ゼンゼン怖クナイ。
貴方が殺してくれるのならば、あたしは ....
ずっと、求めてる。
あたしが今此処に、存在しても良いのだと云ってくれる誰かを。
あたしが外に出ても、
街を歩いても、
お洒落をしても、
微笑んでも、
呼吸をしても、
声を出し ....
自分の未練がましさ只隠し、貴方の前でにっこり笑う。
今日も上手に笑えたかな?
溢れ出でるは真紅の血泡。
ドクドクと・・・止まらない。
何一つ、欲しいもの ....
“ねえお父さん
どうして空は青いの”
と
駆け寄ってきて
尋ねてくる君は
とても綺麗だ
だから僕は答えたくない
太陽光が大気にね … 、なんて
答えたくないんだ
だから
“どうして ....
県庁所在地から車で十分、
ガスと電気が設備されたマンションに住んでいる。
子供はまだいないが、二人くらいは、と考えている。
電線の張り巡らされた郊外の一室で。
進化は未来を追い詰める。
....
すっぴんのほうが可愛いんだと
言われたので
思い当たるのは
たぶん化粧がキライなんだろう
およそ世の中の女性の
最大関心事であろう
おしゃれとか美しくなる努力とか
どうしても興味が持 ....
静かな 虚空の 中で ふわり
君の 髪が やわらかく 揺れた
窓の 清らかな 光を 背負って
輪郭が 白く 淡く ぼやける
その 間(ま)だけ 時間が 止まって
埃で さえも 浮かんだ まま ....
?
祭りが始まった
それは緑の旗をかかげ
歌うのは風ばかり
踊るのは風ばかり
萌え出た命の露を
しとどに湿らせ祭りは始まる
?
若葉揺れて 君の髪のように
や ....
雨降る夏の若き葉に
雫結びて一つ落ち
下の葉受けてまた落ちる
その{ルビ音=ね}はまさに時のよう
雨降る夏の黒き地に
蛙這い出て一つ鳴き
雨水打たれまた当たる
その絵はまさに歌のよう ....
思い出し笑いしてる花びらの話
目があって目が散って
隠そうとしたら吹き出した
晴れた空の草むらで
花びらはまだ続いてる
散らばった四本の足に巻き付いた
始まりと終わりはいつも仲良し ....
発作みたいに戻ってくる
恋を埋めた場所にいると
その記憶の破片や
感情の細々としたこと
夜一夜と思いをこぼし
いつか空にしたら
あったことも忘れられる?
見なかったふりをして
....
鳥は散り
鳥は集い
陽はふいに翳り
道は 光の水たまり
淡い土の熱
影のまばたき
鳥はまた散り
一羽一羽 空になり
夢の音を聴く
外に重なる
覚めつづけ 覚 ....
分かたれし
絆
寄り合わせども
戻らず
それぞれの糸巡り会いて
結びつきては
縁となる
船着場でピアノを弾く
白い鍵盤しか習ったことがないので
黒い鍵盤に触れないように
注意深く弾いてみる
低い生垣の向こうから
病院の人がこちらを見ている
目が合い会釈をしたけれど
何も返す ....
君が運んできた卵料理を食べながら
僕のそばに腰かけた君の瞳に見入る
夜の闇に車の音が消えてゆくなかで
なぜだか君の表情が変わっていくのがわかった
僕が卵料理をナイフで切り開いてゆくように
君 ....
おもてはどこですか
みぎは
ひだりは
うらがわは
問いかけるほど
しずかになるから
物言わずには
いられない
すぐにも
あしたは来るけれど
ちいさな点 ....
四角に切り取られた思い出
瞬間は永遠
時は留まる事を知らずに
永遠は色褪せたとしても
あの頃よりも素敵な笑顔で
どうかな?
きっと笑えてるよね
いつかどこかで
また ....
もはや自分で立っていることができない
もたれあいの波
惰性と汗と酒臭い息にまみれた
終電から開放されて
深夜の自転車置き場にたどり着いた
鉄道の高架下に広がる広大な空間
明け方ま ....
森の中の小さな家で僕は詩を書いて暮らしている
昼間は材木会社で働いていて 僕の住んでいる森の遠い場所で伐採をしている
暗闇が好きで蝋燭の炎だけを灯してパソコンに向かって詩を書いている
僕 ....
もう騒ぐな
骨が軋む
あんまり騒ぐと
骨が揺れる
白い粉
灰
骨の灰
僕らの末路
世界の欲望
騒ぎすぎ
ザワザワと
だから属するのさ
肉を獲るため
希望のふりして
絶望に向 ....
にこごりにりにり
にこごりにりにり
にこごりにりにり
包丁にりにり
にこごりにりにり
にこごりにりにり
前歯ににりにり
歯茎ににりにり
おいしいね
にこごりにりにり
生 ....
いったいここで私は何をしているんだろう
少し背伸びしてみては
押しつぶされて
流されて
そうしていつの間にか消えて
こんな思いをしてまで詰め込みたいものなど
この私にあるもんか
ここ ....
さよなら、あなた
夏服をありがとう
けちで、やさしい、太めのあなた
眉間にしわを寄せ、服をたたんでくれたのね
忘れ物をしてごめんなさいね
あなたの部屋から ....
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