二軍を入れると二十数名になる
障碍者者を中心にした「北方派五分楽団」は
舞台に立ってパフォーマンスをするには
舞台会場にまで来ることが出来ること
月一回の練習には必ず参加することを
義務付け ....
高い高い青空が
広がり 木々が
揺れている
秋が半ばを過ぎる頃
人は奥まる光のなか
ゆっくり揺らめき進んでいく

あゝこのかぐわしき大気のなか
暗い孤独な内面を
かなぐり捨てて裸にな ....
 だれわたしのためになんか
 なんにもしてくれない

 でもわたしは知っている。

 わたしもわたしのためになんか
 なんにもしてあげていない

 幸せになりたいという
 わたし ....
○「夫婦喧嘩 きっかけはささいでも 根は深い」

○「夫婦喧嘩 パッと始めて パッと終わるのがいい」

○「夫婦喧嘩 先に謝った方が大人」

○「夫婦喧嘩 愛が試される時」

○「夫婦 ....
少し離れたところで双眼鏡を覗いていた、絞りやなんかの設定は出鱈目で、そもそも自分がそこを覗くことでなにを見つけようとしているのか、なにを凝視しようとしているのか分からなかった、それはしいて言えば暇 .... 汽水域でしかいきられない乱反射は
椅子に座っても安らぎにはほど遠く
手から手と瓶のなか追いかけていた

 わたしの、わたし達の心は縛られることはない
 そんな風に真っ向から歌う事を忘れてしま ....
詩のとき 心は旅をする
命からとおくはなれて
あるものの全てにこまかくなってよりそう

愛などは 手に負えなくて
途方にくれた
炎はもう あかるすぎて
いられなかった
はじめて ....
まつげに乗ったホコリが目に入り眼球を汚していく。感情が自然とあふれて涙になっているらしいけどなんで泣いてるかわからない。なんで?て聞かれる、わからない、とのこたえが失望になる。わからない。なんでなのか .... 流浪の果てに出會う


濱邊にて、十月の焚火


ああ何だかオレにそっくりだね


だからと云って


互いに寄り添う氣など、ない


わかりあえないから一緖にいる、
 ....
おや
また5分くらい狂っている

これで買ってから2回目となるけど

原因ははっきりしないが
電波時計が狂うと厄介だ

デジタルの置時計なので
いちいち合わせ直すのが面倒だし

 ....
背伸びがしたい

若くもないけれど
アピールでもないけれど
頑張ってみたい訳でもないのだけれど
背伸びがしたい

無理したいのでもない
あとちょっとで手が届くとは思っていない
自信だ ....
変化する雲を眺めて
なんて潔くないんだろうと

軽めの涙さえ浮かべたりしていた

青空を泳ぐ
透きとおりそうな白さが
羨ましくてたまらない
真っ白なわたがし

後悔 ....
夢ひとつ羊雲のように
愛はひとつも翻訳されないままに

出版されない無数の文学たちが
ちいさな夜に点滅しては消えてゆく

すべての作品の消失点が世界を成すならば
僕も世界の一部なのかもし ....
誰かがシャワーを浴びている
雨はすっかり止んでいた
林檎を囓る少女が独り

光は妙に屈曲して
迸る水を艶かしく
向かいの鏡に映していた

今夜は早々と眠りに落ちる
明日はきっと晴れる ....
盗んだりしちゃだめだ
奪ったりしちゃだめだ
言葉を使ったり
力を使ったりして

暴力は僕らを馬鹿にする
誰かを偽物にしたり
殴りつけたあいつから
謝罪の言葉を聞いたりしてるうちに
舌 ....
ちゅうとはんぱに知っているふりをしない事
無知はゆめの入口のようにきみを待っているのだから

神さまに出逢ったら日頃の礼を言ってみよう
少しはこの世界の愚痴をこぼしてもいいとおもう

そし ....
ねぇ、仕事は、永久ね。
 ねえ しごとは とこしえね


今年、年越しとしとこ!
 ことし としこしとしとこ
ああ
初々しい顔して
また夜が来た
ひんやり冷たい
風も吹く
向かいの家では橙の
灯りがともり
人影が
それは忙しく動いている
わたしは独り寝の床を整え
さっきからじっと座っている ....
とおりすぎていった♂たちの
汗はとうにわすれてしまった。
わたしのなかの♀は
くるおしいほど
あふれつづけてはいたけれど
朝早い
日の出から間もない頃

まだ
昇りきらない太陽目指し
2つの飛行機雲が

まるで
太陽を射抜こうとしているように
長くながくのびている


流れる雲より高く
気持ちよ ....
 今日家を出たら
 
 最初の信号が青の確率は

 今日最初に出会う猫が

 三毛猫の確率は

 記憶を無くすような確率は

 この地球が存在している確率

 そして今自分 ....
身を捩ってみるけれど
寒さを防ぐことはできない
身を捻ってみるけれど
寂しさは埋められない

シーツの端を噛んだけれど
答えは見つからない
強く縛ってみたけれど
手は届かないみたいだ
 ....
いつまでも思い出す
自分だけちがう靴を履いてきたような所在なさ
裏庭のベンチがささくれ立っていたこと
ひみつね、と打ち明けられるいくつもの公然
嘘ですらない告白
知らない人間ばかり笑 ....
木立の緑が揺れている
私は冷たい虚を飼って
鉛の監獄から眺めている
気だるく憂鬱な昼下がり
空は一面の灰白模様、
風はもう絶えず吹き
荒れ果てた街並みが
ぱたんぱたんと倒れていく

 ....
○「紅葉登山」
朝三時に起きて出かけたが
紅葉よりも
山ガールのほうがきれいだった

○「登山」
登っている間に
何回も電話がかかってくる友だち
現役は大変だね

○「今年も」
 ....
いいねをつけるかつけまいか
名前で決めてる節がある

女なら寄り男なら引き
おお、ゲスい、しかし正直な

しかるに君は始めから喧嘩しに来てる
僕の名前知ってるか

僕はドラゴン
君 ....
 時々


 渦卷くこともある


 珍しく話が合うわ


 でも


「これから」なんて信じない


 風のようなふたり


 ただ、辻で會って別れた
 
 
二〇一八年二月一日 「無限がいっぱい」


 塾が終わって、日知庵に行ったら、シンちゃんさんご夫妻と友だちがいらっしゃって、そこからガブ飲みに。きょうも、ぼくはヨッパで眠る。眠るまえの読書は、ロ ....
帰りたくあり、戻りたくなく

混沌とした感情が生まれてくる

蓋をした闇が視線を塞ぐ

変わってしまったもの

変わってはいけなかったもの

変えることができたもの

変わらず ....
 今テーブルの上にある
 仕事帰りに売り場で
 買い物かごに入れた
 特売の白和え(百グラム当たり一一八円)
 そのトレーのラッピングにも
 コツ、というものはあるものでして

 ラッパ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
北方派五分楽団板谷みきょう1*21/10/29 13:14
秋が半ばを過ぎる頃ひだかたけし521/10/29 12:44
だれか塗絵 祐作021/10/29 11:12
夫婦喧嘩zenyam...1*21/10/29 7:59
だから、まるで魚が水面を跳ねるようにホロウ・シカ...1*21/10/29 0:17
舗装路帆場蔵人821/10/28 18:43
詩のときはるな921/10/28 18:12
にわか雨這 いずる021/10/28 16:47
長袖墨晶1*21/10/28 3:18
電波時計の神話st521/10/28 3:17
背伸びがしたい坂本瞳子2*21/10/27 22:42
ただ空に罪はないのだから秋葉竹021/10/27 21:02
エチュード1梅昆布茶1121/10/27 19:23
雨上がりの密室ひだかたけし421/10/27 19:15
柘植の枝で叩く竜門勇気2*21/10/27 1:30
神さま 。ありがとう梅昆布茶10*21/10/26 23:48
永久仕事 ―とこしえしごと―水宮うみ2*21/10/26 23:27
独り寝の夜ひだかたけし521/10/26 20:15
I, m coming草野大悟2121/10/26 12:29
太陽を射抜く飛行機雲st421/10/26 3:23
その確率は佐白光2*21/10/26 0:19
救いのない夜は坂本瞳子2*21/10/25 22:45
道路はるな521/10/25 22:39
只ぼうとひだかたけし621/10/25 12:53
独り言10.24zenyam...1*21/10/25 10:35
名前についてりゅうさん2*21/10/25 4:21
[group]墨晶3*21/10/25 2:30
詩の日めくり 二〇一八年二月一日─三十一日田中宏輔12*21/10/25 0:55
故郷321/10/24 21:43
コツについて平瀬たかのり3*21/10/24 21:02

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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