暗い海の底で
一匹の魚が尾ひれをゆらゆらさせている
海面は荒れても
相変わらず静かな深海で

目を閉じたとき
こんなふうに浮かぶ愛は
傷ついたっていいんだけど
ただ複雑にしたくない ....
空を見上げると
あまりに星がたくさん瞬いていて
まるで降ってきそうだと思っていたら
降ってきた

星はぷよぷよしていて
僕の手の中でもしっかりと輝いていた
もっと大きなものだ ....
絵本を読んでいました
それはとても悲しいお話でした

私は涙を流して
それは絵本の一ページに落ちました

その涙が乾くまで
私はそのページをずっと眺めていました

そのペ ....
中途半端な記憶だけを頼りに
美化されていき君の本当を忘れていく
残されたのは自分自身の不甲斐なさ

初夏の風は何処か生暖かい匂いがする
排気ガスと灼熱のコンクリ
歪む陽炎に誰かの ....
中途半端な定義を読んだから
それの影響を受けて
妙な選択を繰り返す
自分はどの選択肢なのだろう
不安と期待で本を捲る

蝋で出来た模造品の翼
真実の熱で溶け始めて
嘘は少 ....
お母さん
お父さん
僕はもうハイライトを吸っても咽なくなりました
きっと僕の肺は真っ黒でしょう
それでもお母さん
お父さん
僕は乳癌になったりしないんだ
だから僕が好きになる女の子は乳癌 ....
夜を巡り
たどり着く
君の皮膚と薄皮一枚の距離

この夜を巡って
法華経を読経する

自死した 君や
見ず知らずの 霊に

夜の底で 親しく
妙に明るい 死者の森を
読経しなが ....
そんなこといくら思っても 口には出せないから
あなたの横顔を覗き込みながら、願う

あたしの胸に顔をうずめてすやすや寝息を立てるあなたを
いつから当たり前のように見つめられるようになったのだろ ....
ツバメが
車庫を低く飛び
チチッ
チチチッ

ふるさとは
ツバメの里だ
雨上がりの透明なそらを
自在に

いつだったか
納屋の真ん中に
ツバメが巣をつけて


それも仕 ....
しらないあいだにすてられて
みえないものがおおかった

はるになったらあえるのよって
あうひとみんながいってたけれど
くつをなくしてしまったから
ふねにのれないでいた

しんわ ....
君が僕に触れた
その指先から、ほどけて

僕の身体に巻き付く
見えない包帯に
なってしまえたら、いい


息をする度に
ひらひらと揺れて

いつか、二人の匂いが
一緒になっちゃ ....
みち子さん 私は忘れない
あなたの白無垢が 石炭色に染まった日を

あの日 あなたは
彼といっしょに 旭岳のてっぺんに たどりつき
おにぎりを広げたときよりも
もっと高い山の頂にいた

 ....
なにもない場所をわたっていく
すーいすーいとわたっていく

今しも水面下では熾烈な争いが
繰り広げられていることも知らずに

アメンボだからしょうがねぇや
濃いも薄いもオレにはわかん ....
さーせん
さぁせんっ

頼むから静かにしてくれファッキン高校生達よ
ケンタッキーはファミリーレストランじゃない
お前たちのパラダイスでもない
水の為に叫ばないでくれ

お前たちの所為で ....
こいぬ が 一匹。
くぅん と 鳴いた。

こいぬ の 中には

こい と いぬ。

恋 と いぬ
恋 が 居ぬ、か。

なるほど。

 わん!

さみいしいわたし ....
散弾で撃ち抜かれた無数を胸に見るや
目を瞑り落天してくる鳥々のこれ
演じる躯
燦とぶつけて
それが同じ軌跡を描けない
きみは風切りを整えられた渡り鳥
飛べない指が指に重なりまだの空を辿る
 ....
もう かわをむくのが
いやになった という
かんかくに ようやく
たどりついて すこし
たまねぎが わかった 
名前を訊かれたから答えたのに
この有り様
半身ドロドロ 甘い香り

残りの半身で何をしろと言うのか
半身があるだけでも有り難いのか?

確かに軽くはなったが 苦労が二倍
甘い香りが惑わ ....
ぎんいろの折り紙で
鶴を折る

ぎんいろ
それは
わたし自身を惑わす窓辺の色合い

ぎんいろの街で
あなたとの足跡を探してしまう
例え人違いだったとしても
あなたに良く似た後姿に
 ....
          わびしいことだが
  もはや 純白と漆黒のネクタイ以外
   格子柄も水玉模様も不要となった 
いま タナトスの掠れた呼び声の合間で
       過ぎ行く日々への愛惜と
 ....
鳥のため
おおきなおっぱいが
ほしいとおもう
春さかり
右のほうが
小さいと気づいてから

左おっぱいの下に
空袋があって
そこに鳥が棲む
とっととっとなくつがい
一羽とびた ....
人差し指を強く噛んで
歯形を見るの 綺麗だわ

二日は消えない

この指であなたを指すの
幸せでしょ?

何も求めていない
何かを求めようなんて少しも
だってあなたも人ですもの
 ....


昨夜、
夢の中で
君と違う女を抱いていた
顔も知らない
名前もない女だった

気が付いた時には
腰を振っていて
目の前の女体に
魅了されながら
欲望と官能に溺れ
悦楽と ....
そう広くもないこの世界で
終わらない
終わらない争い
人々の悲しみ

隠れて囀る鳥達
離れて瞬く星達
全てを知って包み込むように
ただあの哀しい月に近づく場所へ

私はこの世の救世 ....
遠くに見えるやまなみの橙と

風が連れてくる野焼きの匂い

蝗は何処へ行ってしまったか

空を駆け回る赤とんぼの群れ

指に止まる彼らは

何処へ行こうとしているか

目に見え ....
家庭崩壊
学級崩壊
日本崩壊
ああ、ほうかい
あ、阿保ぅかい

信じるべきものを教えなかった
守るべきものを教えなかった
絶対的なものを教えなかった
貴様らの偽善の結果だろ

脳 ....
おい、野郎どもよ
いつまでそんな狭い小島で遊んでやがる
五歳を越えたんなら
さっさとママのおっぱいから錨をあげな
人生なんてなよお
メダカのちんちんよりみじけえんだぜ
そんな小島はとっとと ....
テレビもついにカラーバーが流れ始めた頃
やはりぽつりぽつりとコンビニにも人がいなくなり
普段は聞こえないBGMがふと耳に入ったりする。

誰もが寝静まった中で道路沿いに街灯も無ければ
 ....
嘘で固めた
仮面を嵌めて
 
道化のように
飄々と
 
 
愛想笑いを
貼り付けて
 
表面上の
お付き合い
 
 
 
誰も仮面に気づかない
誰も嘘には気づかない
 ....
大好きだったあなたの指が

いまそっと、ナイフに触れるわ

ダーリン

わたし、あなたを殺てしまうわ

今愛憎の意味が解るの



靴下

靴下を買いに来ただけ
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
深海九谷夏紀407/6/10 1:56
星が降る夜になかがわひろ...8*07/6/10 1:55
絵本11*07/6/10 1:29
陽炎海月1*07/6/10 1:26
再生007/6/10 1:25
創書日和「窓」[group]虹村 凌2*07/6/10 0:49
黄泉で読経するアハウ907/6/10 0:15
j'ai envie de toiまりも3*07/6/10 0:00
ツバメuminek...7*07/6/9 23:56
ちのいろミゼット3*07/6/9 23:55
らぶぱしー山中 烏流16+*07/6/9 23:40
夕張の花嫁池中茉莉花10*07/6/9 23:40
アメンボの土曜日青の詩人5*07/6/9 23:27
おっぱい虹村 凌1*07/6/9 22:58
こいぬかおり3*07/6/9 22:51
ガン・ズーsoft_m...17*07/6/9 22:46
そろもん(修得の話)みつべえ407/6/9 22:31
男神のお遊び酸素の枷007/6/9 22:23
ぎんいろ恋月 ぴの59+*07/6/9 22:18
風騒(1)信天翁207/6/9 21:41
春とおっぱい田代深子11*07/6/9 21:23
女神のお遊び酸素の枷107/6/9 21:23
腹上死おるふぇ807/6/9 21:21
メサイア智鶴0*07/6/9 21:10
饒の空白昼夢2*07/6/9 21:02
我、関したかぁねぇよ太陽の獣007/6/9 20:04
おっぱいⅡ茶釜107/6/9 20:02
深夜のコンビニは誘蛾灯のように。yuma2*07/6/9 19:59
仮面秋桜9*07/6/9 19:55
_三条207/6/9 19:43

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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