色あせたアジサイが
 垣根のあいだでじっと舐めています
         梅雨入りの雨粒を
        待ち焦がれたように

        いろじろのむくげが
    ....
 ここにある右手
 そこにある林檎とか掴めるのに
 愛は掴めない
 朝食のツナサンドも掴めるのに
 想い出は掴めない
 リュックを掴み上げて
 部屋を出て行く
 総て右手で

  ....
もしかして、これを愛の事だと思ったのなら
そんな日には死んでしまった母親の事を考えるような手つきで
ギターを弾けばいいさ

Dmにテンションを入れて、Cの時に歌えばいいさ

もしか ....
変わっていく君が怖くて

ボクは逃げた


置いてかれる僕が醜くて

キミは笑った



ぼくはね、何も変わらない
不自然な自然体


卒業、あれから
もうすぐ
森に囲まれた場所に素足で入り込む
土足厳禁

風船を右手に
チョコレートを左手に

ベンチを探しているんです
この子達も疲れてきている様なので

空気に漂う輝く粒子
綺麗で済まして ....
はっぱがね 雨でぴてぴて おちてきて
どうろに ぺたり
はりついた

きをつけの しせいで伏せる はっぱたち
もう帰れん もう
親の木に

風吹いて とばされてても
おぼえてる おぼ ....
「大丈夫だよ」

あなたの言葉が不安定な気がして

水面に浮かべたら

あっという間に沈んだ

「俺に任せろよ」

あなたの言葉が乾いている気がして

地面に落としてみたら
 ....
話せば長くなる
言わない方が良いと思う
嘘つくつもりはなかった。
知らない方が良い

あちらこちらへ
ふらふらふらり
渡り歩いてゆく
彷徨えるジプシー

尾を引かない
切れ味抜群 ....
こころは今、穏やか
あの頃にみた
夏の坂道で
一斉に立ち昇る綿毛

花が行く、
歩き急がないで
だけど抑えられないのは
高揚
澄んだ青に
フォルテを描く

ステップを踏む、つま ....
 夢の中に巣くった蜘蛛

 かたくなに

 何も残せぬまま時は過ぎて

 想いは届かない

 胸の中で点滅するあなた
ごんごろろ
ごんごろろん

助けてと聴こえる人がいて
愛していると聴こえる人がいる

ごんごんごろろ

転がり落ちることを
悪いことのように想起する人がいて
恋に落ちると聴くと
 ....
ふとした瞬間に青い空
僕は心臓を砕かれた
あれほど危険と言われていたのに
ふとした隙間に青い空
僕は心臓を砕かれた

無心になりたい
真空に
舞い散る光に
目をつむって
無心になり ....
来年のことを知らない。
明日のことを知らない。
次の瞬間のことを知らない。
先のことは何も知らない。

だから不安?
だから期待?

状況は誰もが同じ。
あなたは不安? 期待?

 ....

スコッチが傍らにあって
よく俺の話を聴いてくれたものだった
時には氷で返事して
盛り上がっちまうと
すべてを吐き出せる
そんな関係だった
ロックの多かった俺は
ことさらにお前を必要 ....
プラットホームに無数に付けられた
チューインガムの黒点が
未熟な夏の気温を
幾分か下げている気さえして
ぎんいろの屋根に逃げ込む

そこから視界に飛び込む紫陽花の
無防備な一片は
まだ ....
夜がさらりと降りてくる

目覚めない
女の髪のような

さっきまで長く長く伸びていた影は
地面に溶けてしまった

あるく
あるく
よるのみちを

夜が満ちてゆく
そこここに
 ....
山の奥に入って行かなければ
採ることのできない昆虫が
都会の真ん中にたくさん生きている
虫網を使わなくとも
高価なお金で獲得できる
採る楽しみよりも
持つ楽しみに変わってきたのだろうか
 ....
地球が背伸びをした
夢の中から目覚めて

(いつになったら
孤独は消えるのだろう)

そんなことを考えていた

夢で見た
木星との
失恋を思い出していた

悲しかった
こんな ....
太初の日、
神さまは大きな畑を耕しました。
そう 新たなる収穫を得るためです。

愛そのものである神さまは、
ご自分の愛の種を、
畑にまきました。
そうしてご自身のからだを輝かせて、
 ....
夕暮れ 
母校の校庭の隅に立つ 
{ルビ巨=おお}きい{ルビ欅=けやき}に額を押しつけ 
涙を絞って泣いていた 

この木のまわりに穴を掘り 
子供だった僕等の宝を入れた 
卒業前のあの ....
雨はキライだ
ほどけた靴ひもが
うまく結べない
駅までの道を雨の中歩いていて
改札に入ろうと財布から定期券を出して手に持って
けれど指からすり抜けて濡れた道路に落としてしまって
だから拾おうと僕はしゃがんで
水の流れるアスファルトを爪で引っ ....
ひたむきだから
汗をかく

それは
おろかであるかも知れないけれど
ふしあわせの向こうが
しあわせであったり
するもので

虹は
しずかに消えてゆく


あおぞらがき ....
自分は正しいのかと悩むのはやめておこう。
人というものは間違いだらけなのだ。
悩むとするなら、そう、自分はどこで間違ったのだろうということだ。
垂れ込めた 雨雲の下
その街は 午後を迎える

あの路地を
右へ折れると尻手黒川線
左側は商店街

猫の通う 細い道
衣料を商う 廉価店や
まだ 人のまばらな飲み屋街

気の早い ....
まどろみを さめたり もぐったり

白日の 季節の かいなの なか

体力は うばわれ

けだるさに 眠って

窓を 吹いて くる

れもんの 風との トランスファー  ....
ひどいことを
じつにさらさら言い募った後で

ごめん
あたし、
心を病んでるの って

えもいわれぬ大噴火を
だから布団に叩きつけた

ごめんな、
お布団
 *歌と伴奏と踊り

ハーディガーディ謡う 尽きない肺で 永遠に謡うよ 妊婦の後ろ

   ―Tanトゥゥ-rwル・Tanトゥゥ-rwル・Taxxゥエii-ルゥrwル'ルェ


ハン ....
チャイムが鳴ったので玄関に出てみると
天使が立っていた
私は追われています、かくまってください
僕には断る理由もなかったから
そのまま部屋に上げた

天使は部屋に入るなり
ど ....
地球の軸を抜き取って
近所の人たちを串刺しにして丸焼きにした
お腹は大分空いていたので
量は大層なものだったけれど
ぺろりと食べ終えた

少し足りない気もしたので
もう一串焼 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
光跡(4)信天翁207/6/15 21:12
右手足りないのは 左手doon007/6/15 21:02
まぁ、見てみろよ 那津307/6/15 20:30
・卒業、あれから・はち607/6/15 20:28
全ての命に安息を酸素の枷107/6/15 19:55
おちばのきもち唐草フウ13*07/6/15 19:47
言葉森下 流華3*07/6/15 19:26
チョウチョペポパンプ7*07/6/15 19:21
花が行くかのこ907/6/15 19:18
蜘蛛山崎 風雅2*07/6/15 19:11
転がって、そして転がってアマル・シャ...207/6/15 18:59
青い空ゆうと4*07/6/15 18:37
目隠し美琴307/6/15 17:31
一人寝の子守唄アマル・シャ...15*07/6/15 17:13
黒点銀猫19*07/6/15 15:52
ふるる25*07/6/15 15:28
昆虫採集ぽえむ君19*07/6/15 14:55
恋しくて小原あき16*07/6/15 11:27
存在の収穫jesusm...107/6/15 10:36
夜の校庭 服部 剛11*07/6/15 9:36
路上にて水中原動機107/6/15 8:54
定期券水町綜助13*07/6/15 8:51
あおぞらがきれい[group]千波 一也17*07/6/15 8:43
悩みDoGear107/6/15 8:21
その街アハウ1207/6/15 7:49
ランドサットモーヌ。21*07/6/15 6:52
ごめんな、お布団FUBAR7*07/6/15 4:37
呪詛:妊婦の腹を刳り盗る手廻風琴六崎杏介307/6/15 2:56
天使の悪魔なかがわひろ...2*07/6/15 2:34
食欲の底3*07/6/15 2:25

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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