ずっとずっと
ひとりで泣いて
そのうち
呼吸の内側で
ふやけた答えを
そっと剥がすまで
悩まなくちゃならない

正しくなくても
残る傷跡は
時間を結んで
赤く滲んだ心を
外の世 ....
手くらがりから詩片は
あふれる
ひと群れの鳩が雲に飲まれる
(わたしが眠っている隣で)

晴れた記憶野にからしの種を蒔く
轍のぬかるみに空が映っている
いきものたちはみな早起きで
時折 ....
蛾と葉が共に地を転がり
匙の足跡をなぞりゆく
雨は止む
音は残る


水が叩き
水が呼ぶ
目の痛みが
もう一度降る


夜の火は覚め
水は起きる
銀 ....
あー

昨日聞いた歌

腹にすとんと落ちて
体に響く言葉があって
うれしかったんだ


憧れでも

尊敬でもなくて

存在してること自体がうれしい



いつもそ ....
知っている、
このくぐもった街の
夜からは、闇の匂いがする



どこで自由になればいいのか、

ちょっと、知ったんだ、田舎の無人駅

だろ?



このくぐも ....
それを夢見たのはいつだろう?
すべては澄みわたり凪いでいた
吹き抜ける風、高い空
光の彼方に虹は立ち
すべては澄みわたり凪いでいた

秋も半ばこの十一月
日射しの入射は既に深く
カーテ ....
なんて原始的なんだろう


空に浮かぶ雲たちがささやく

それに
値段も八千万円近くと
普通の人間にはとても買えない価格だし

まあ
空を飛ぶ車よりは
ちょっとマシかな

 ....
一本のごぼうを買ったのだ
家に持ち帰る 道で
線路にかかる長い橋を渡る
でも 僕は暗がりの中で 一人  
バイクとすれ違った
ライトをつけた 二台と 
ひたすらシャンプーを
やっている
シャカシャカ音が心地よい
やられてるおっさんは
目を瞑ったまま
微動だにしない
よほど気持ち良いんだろう
見ているこちらも
おっさんの気持ちを想像して ....
クロとシロが交じるとき
光は放たれるだろうか
奇跡とか希望を求めるのは
夢に過ぎないのだろうか
目の前の現実と向き合っているけれど
目を背けたくなることも事実であり
思い通りにならないこと ....
朝、空間は秋となる。
ホワイトの時計は時間を食っている。

二極に分かれた、ブルジョワとマルチチュードの戦いは、
まだまだ起こりそうにない。

マルクスなんて読まなくても、
デビ ....
目元が有村架純に似てるって
あなたに言われたとき
良かったと思った
だって先生に
そうお願いしたんだから

手術の翌日に
私はすべてのアルバムを燃やし
画像ファイルを消した
例え誰か ....
ワンイシューで
戦うのがこれからの選挙だと思う
あれやこれや
政策並べたって
一般人は高度に複雑化された
今の政治問題なんか
これっぽっちも分かりゃしないし
立候補している政治家だって
 ....
快晴に
飛行機雲一筋

圧倒的安全圏より放たれる銃弾
狙いは無差別

I wanna be killed by Something I can't resist.

If so, Ev ....
お前は煤色の赤ん坊を抱いて
焼け焦げたアスファルトを裸足で踏みしめる
サイレンだと思っていたのはいくつもの悲鳴で
雨雲に見えていたのはなにもかもが
無に還ろうと爆ぜる努力の証だった
 ....
霜月
本当に霜でも降りそうだ。

昼間の怒りの感覚と
冷たい夜との温度差で
自分の頭が軋むとき

暗闇で虫が鳴いているのが聞こえた。
コロコロと。

お前達の行く先は
冷たくなる ....
標本になった眼球
         島中 充          
ガラスの向こう そのむこう 窓ガラスのむこうに
水銀灯に照らされ さくらの花が満開でした
風が吹いたのか
さらさら  ....
たとえばきみを大切におもうこと
難破する世界では猫ときみだけが
僕の救いなのかもしれないのだ

神田神保町一冊100¥のコミック
表紙の朽ちかけた神霊全集と世界地図

ひとの周波数は様々 ....
また逢うときまで あなたの手で
白樺の傍でそっと包まれた蕾。
とっておきの焔を、
きっと摘み取って 欲しいから、
微笑んだままで
とびきりオシャレをして
この深淵にお別れをしたいの ....
手の甲に痣ができた
どこにぶつけた訳でもないのに
赤紫のそれが鮮明に色を放っている
そして不安を覚える
夢見心地に徘徊しているのではないかと
月も星も輝くことのない暗い空の下を
どれほど歩 ....
くしゃくしゃに
まるめた明日は
60兆のキセキ

あの日の、
これからの
まぼろし

くしゃくしゃの
わたしの
こころの
からだの
すべての
くしゃくしゃの
キセキ
目を閉じているのに
感じてしまう
穏やかな気配

それは頬に
レコードの針を落とすような
光の歩みが
瞼を青くする

影になる場所で
隠れる前に
寝返りを打てば
会いに行ける
 ....
なにもかもおしまいにする
口にしてはいけない
例のあいつ

わたしは疑っている
道をゆく九分九厘の人が
みんなそいつをふところの隠しにいれているのではないかと

シータとパズーの重ね合 ....
あなたの楽園へ行った人へ
帰ってこないでください

きっとそこでは、なにもかも違うのでしょう
あなたは俗世の言葉を忘れて楽園の言葉を口にする
わたしにはわからない
耳に心地よく華やかな調べ ....
生きているかぎり
食べない人はいない
だれもかれも食べている

そのありようは
そのままその人の日々を反映して

丁寧に手をかけた一汁三菜も
インスタントに湯であたためたものも
凍え ....
膝を抱えた女を殺した
首を絞めようとしたら手を振り払われたから

出会ったのは駅前の公衆便所の前で
「私を殺してくれるんですか?」と聞かれて
俺は「お前を殺すのは俺じゃない」と答えて
 ....
ぬかの手入れをし朝食を作りながら考える
誰もこんな風にはできないのだと

PCに更新をかけながら考える
誰もこんな風にはできないのだと

生活が複雑になりすぎた
多く一般人が置いてけぼり ....
潮風の中

海岸の老いた果樹は
最後の力を振り絞り
実を三つ実らせた

木の下には少年がいて
あとがきを書き続けている

美しいゴミだらけの海岸で
壊れかけのロボットたちは
自分 ....
自分らしさなんか
信じない
自分探しなんて
おこがましい
自我なんか
この世の遊び

考えること
感じること
その場かぎりの
浮遊物

無とか
空とか
名付けること ....
洗濯物が溜まるので
夕方まで洗濯機を回す
(日差しが格別透き通る日
 遠くを選挙カーが通る)
乾燥まで回すと
匂いがちょっと嫌なので
乾燥かけず外に干す
外はもうすっかり暗いので
夜空 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
絆創膏ミナト 螢021/11/5 8:54
前夜紋甲メリー321/11/5 3:32
幽霊 器を持つ虹木立 悟121/11/4 21:57
めもうし021/11/4 20:34
狐の嫁入り秋葉竹021/11/4 20:29
すべては澄みわたり凪いでいたひだかたけし621/11/4 18:45
空を飛ぶバイクst521/11/4 4:07
夕方の道番田 121/11/4 1:39
AMSR花形新次0+21/11/3 22:40
ドリーミング坂本瞳子1*21/11/3 22:29
二つの神話ナンモナイデ...4*21/11/3 20:51
有村架純花形新次221/11/3 20:21
自称詩人的人間を世の中から抹殺する党世界に平和をもたらすため ...121/11/3 20:02
togetherTwoRiv...5*21/11/3 18:20
野性よ、削ぎ落された地平をホロウ・シカ...3*21/11/3 15:50
コロコロasagoh...421/11/3 13:27
標本になった眼球島中 充121/11/3 13:22
ちいさな宇宙にて梅昆布茶1521/11/3 7:03
薄弱華恋あらい121/11/3 0:07
痣ができた坂本瞳子3*21/11/2 22:20
60兆のキセキ草野大悟2221/11/2 20:09
朝の光ミナト 螢221/11/2 19:54
例のあいつ凍湖(とおこ...321/11/2 15:48
あなたの楽園121/11/2 15:00
だれもかれも食べている2*21/11/2 14:41
水と死体竜門勇気1*21/11/2 13:25
ハードモードりゅうさん521/11/2 2:50
実を三つ◇レキ1*21/11/2 2:05
自我の自然死シホ.N121/11/1 23:34
洗濯物が溜まるのでオイタル8*21/11/1 21:16

Home 戻る 最新へ 次へ
443 444 445 446 447 448 449 450 451 452 453 454 455 456 457 458 459 460 461 462 463 464 465 466 467 468 469 470 471 472 473 474 475 476 477 478 479 480 481 482 483 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
2.82sec.