もし人生が
”こう”と決まっていても
私は抗いたい
あなたの深い瞳を
拒否したい
宿命とか運命とか
信じたくない
いつかきっと
大人になれば分かるといった
映画のストーリーは ....
白いワンピースが揺れていました。
荒れ狂う怒号と崩れる瓦礫の山の中で、
白いワンピースが揺れていました。
もう動くものの無い街を照らす太陽が、
真上にまで移動して、
少女のうな ....
寡黙な空
息づかいさえ吸い込む空
迷い込んだ摩天楼
季節はずれのため息
乾いた声
静かに目を閉じても
溢れくる涙
途方もない航海
彷徨し続ける魂
叫び ....
1998/06/28
しかし、SRは軽快に、
小粋に走りたいものです
400ccが本命でしょうね
もう少し軽く、足回りも華奢に
街乗りでは今のは少し重 ....
足元にはあんぱんのゴマが散らばって、
ガラス越しの地下街は盆ちょうちんのように繰り返されて、
繰り返されて、
加減の利かない照明と、
可でも不可でもない音楽と、
安穏とした空気の ....
ああ わかってる
どうせ僕には君たちの言葉なんてわからない
飛べもしない翼で空を指さす
それが何を意味しているのかなんて
僕にはわかるはずもないんだ
「飛びたい」と訴えているよう ....
牙城 砕け散る 貧弱さで自分を守るが
露呈 露呈 どうしようもなく露呈 愚図の星
あの娘の尻ん触れたくて電車通学
白眼で見られて小遣い消えて
先輩に囲まれて 歯が折れて
笑った差 ....
今日はだめなんだ
昨日は君がいなくても大丈夫だったのに
今日は君がそばにいないとだめなんだ
この溢れてくる心がどこからやってくるのか
知ってる人はいますか?
私は私が何者かわからない ....
その昔
字を読んだり書いたりすることは
誰もができたわけではなく
むしろ限られた人だけだったのかも
しれない
今では
字は誰もが読めて書けるようになり
文盲という言葉すら
知る人が ....
たあいも ないことで
かんたんに
きずついたり
しぼんだり
やわらかな
きみの たましいは
まいにち とっても
いそがしい
だけど どれだけ
いそがしくっても
....
目に見えないものを信じる力
近くにいるときは溢れ出るけれど
遠く離れてしまった今
それを持つ術を思い出すことができません
どうか どうか言葉だけではなく
ぬくもりをください
待つ身 ....
浮き輪がなくなっていて
気づいたときには
けっこう遠くまで流されていた
風がきつかったからかもしれない
お父さんがちょっとだけ顔色をきつくさせてから
でも勢いよくむかっていった
わたしと妹 ....
信じ切って、二球目も振った
高得点が目の前にあった
地表と肩の高さの空気は
温度においても輝度においても異なっていて
一閃するタイミングを測るヘッドは
重心を回しながら僕の空間の内にあった
....
この水滴はなんだろう
風に混じりながらほそながくのびてゆく知らない子供のよだれ
常磐道
星をちりばめてする虫たちのセックスのしずかなマジさ加減にびびりながら
自転車の沈む前輪と後輪 ....
いくつもの 熱風の夜を
すごして あばよ
懸崖の 星の花
祭りが おわったら
ひそやかに 咲け
ハコに閉じこもった私は
狭い世界で青空を探していた
カウトダウンが始まる
時間がない
ただ漠然とそんなことが思われた
焦りとゆうよりも
あきらめ
空が手に届か ....
はなびらの
ことば
なつのくもにゆれて
ひざしのなかにとけて
伏せた瞳に アスファルトの黒を映し
燈るシグナル 何度も逃してきたの
上を見てほら 空の青を映し
踵鳴らして 真っ直ぐ踏みだそうよ
空が僕らの背中を押して
「今」 ....
いとしめやかなアイボリィ
遥々と注がれし、名も知らぬひかり
廃墟に移ろう古代からの縲々たる遍歴に溶けいるようで―
風はどこから来たか
西か? 西は神の湿地、金属の焦げる病の、
東か? 東 ....
こたえ、という
ことばそのものは
とてもかよわいものです
だからといって
あきらめたりはせず
突きつけることもせず
こころは、そう
並んでいけたなら
じゅうぶんだと思います ....
通じ合っているつもりかい?
それは、間違いだろう。
目の前の人は君の1/100すら理解してないだろう。
そして、
君は目の前の人を1/100すら理解してないだろう。
木陰の雨雲
水を囲む
鈍の唱の輪
空を招く
海わたる羽
波に残る羽
ただよい ただよい
舟をつくる指に出会う
空に沈む手
水と同じ手
そのままを描く
....
資料室から廊下に出ると、すでに消灯の後だった
真っ暗な窓に、疲れた男の顔が映っている
自分でも気づかぬうちに、笑おうとしていた
いまごろきみは
要領が悪く、人の分まで ....
ポイントは
まだない
水無月の夜
長雨が流す 街波の排気
初夏の風が 白いブラウスを
揺らす
雨後の 空気は 新鮮で
深呼吸する 肺は透明に
清々しく
木々たちが 雨梅雨を
振り落とす 街の路上 ....
大人の階段、踏み外して。
大人の扉、鍵を無くして。
大人の時間、寝坊して。
僕はいつになったら、大人になれるんだろう。
今日、仕事中に外を見た。
小学校の頃の友人が通 ....
普段は絶対に使わない漢字を
みんなはすらすらと書いている
そんなことぐらい
書けて当然らしい
でも手紙や作文の書き方を
ほとんど知らない
当たり前のことが
わからなくなっている
複 ....
どうせいつか
愛せなくなるなら
さいしょから
愛さないでください
っていうのは
どうせいつか
死ぬのなら
生まないでください
っていうのと
おなじ
私を悲しませないで
私達を引き剥がさないで
私たち愛し合っているの
愛のないあの人なんて嫌い
束の間の愛
一瞬しか許されていない
愛の力は大きい
病気を良くしてしまう。
でも結 ....
独り占めしたかった
あの優しい手も
ソフトな声も
まっすぐな眼差しも
柔らかな唇も
私だけに向けられていて欲しかった
誰よりも私を理解して欲しかった
誰よりもあの人を理 ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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