人の人生は喜びも悲しみも切なさも寂しさも
ひっくるめて生きること
それは何のため?
俺は今まで
その答えを探して
詩を書き
歌を歌い
自問自答して
友達と ....
波の音
潮風
優しい朝日に目をつつかれて目覚めた
窓の向こうには
現実と夢が
空と海を駆け巡っていた
そこには
空飛ぶ魚
羽のはえた魚
でも空と海は交じってなかった
羽と尾ひれ ....
それ ちがうと
おもう ぼくは
わかりあうために
かくんじゃないんだ
それだけは わかる
その昔
神様がまだ健康な頃
水面を歩く奇跡や
水をワインに変える奇跡や
病気が治る奇跡なんかが世界で起こっていた
実際
神様は人々を見守って助けることもあった
現 ....
内奥の
もっともやわらかな
湿地から
あわわれいずる
日の目をみるがために
新しい日よ
ブラヴォー
夜をこえた
植物たちと同じように
飢餓のまま
烈しく光に吸い寄せられて
....
べたつく夜の
触れたくない君の
肌に透き通る
3つめの目を見た
けだるい夜の
触れられたくない僕の
心をすり抜ける
君の吐息を聞いた
壊れそうな僕たちの
指先に伝わる体温の
....
当たり前の夜に
悪い事はしてしまう。
外に放り出された
気持ちが歩き出している。
横を通る車に
私の体がふやけて
地面に抜け殻を作る。
蛾が群がって、街灯 ....
ゆるい鎖にずっと 繋がれていたい
それを愛と思っていたい 思い違いでもいい
だから気づかないフリでごまかす
なににも帰属していないことに それでもまだ
気づ ....
まあ、炭酸でも飲みなさい。
そんな堅苦しいこと言って
論理矛盾が許せないとか
知性が霧散していくとか
考えなくていいから
まあ、炭酸でも飲みなさい。
まあ、炭酸でも飲みなさい。
そん ....
それから百年後心は平和になり
あなたはまた洗濯物を畳みだした
だからもういいと思っておきたい
まっくらな子供部屋で
チカチカと色を変えて呼んでいる
淋しい映画を今夜は取り出す
黒いシフォンのスカートも
全部脱ぎ捨てて毛布に包まって
甘く馨った果実が
酒樽の底に沈んで眠った
....
なんだかいつも
青い空だったような気がする
手を合わせる人の横で
小さな子が
走りまわっていたような気がする
遠くから
懐かしい歌が聞こえてきて
それはもう当たり前のことのよ ....
青すぎる空はこんなにも哀しい
なぜ
高すぎる空はこんなにも苦しい
なぜ
血を流し続ける傷口に
陽が容赦なく突き刺さる
剥き出しのこころに
熱風がひりひりと沁みる ....
探し物をしていたら
押入れの奥から出てきた
学生時代のルーズリーフ
こんなものがこんなところに
物理のノートだろうか
数式やらグラフやら
長々とした漢字による専門用語やら
今では何が書か ....
残念ながら
愛はもうどこにもないので
地球外生物を探しに
旅に出るしかないのかもしれません
地球外生物にはきっと愛がある
地球内生物には愛なんかない
いくらひび割れた心をくっつけようとした ....
あの時
あの瞬間に
なんで僕は
たたずんでいたのだろう
世界は半透明に
まるで水あめのよう
どろっとして
ぬちゃっとして
生暖かく
....
あなたは眠っていて
わたしは目覚めていました
あなたは眠っていて
その間
眠っている夢をみるといいます
わたしは目覚めている間
ずっとあなたのそばを離れて
あなたが眠る夢から
....
きょうは
雪が降った、
とうそをつくと
泣くひとがあるので
つきません
泣くひとが森のなかで
雪の結晶をみつけて
みせびらかしたとしても
その雪の結晶には
....
月が後ろから見てる。
前から見てくれないとヤダッ!
と、ワガママに言ってみる。
声、聞きたかったな・・・。
あなたと反対の空には
星がきれいに
私の ....
夜の闇に雪が舞う
灯りなどないのに
冷たい光を
放ちながら
風に踊り雪が舞う
風音に混じり
高く悲しく泣く声が私の凍えた耳に届くのだ
しばれた体を
引きずるように
声の主 ....
小さな埠頭に飾られた
裸婦像のデッサンは
優しい夜を映していて
僕はそれを見るのが好きだった
そのデッサンには
味のしない名前がついていて
僕が生まれてから死ぬまでの間に
たった三人 ....
幸せなのに苦しい・・・
全部わかってたつもりなのに、苦しい・・・
自分で選んだ道じゃないか!
何度もそう自分に言い聞かすけど、
でも、胸の奥が痛くて、寂しくて、涙が止まらなくて・・・
....
息が苦しいと思った。
とても。
決して首に結んでるリボンのせいでは、ない。
ほんとに苦しいなら、立ち止まればいいのに
あたしは立ち止まらない。
きっと立ち止まっ ....
一人ぼっちだ
花々の中で
麦畑を風が渡って
そこに点在するポピーは
そのひとつひとつが
恋で
黄色と赤の美しい翼を持った小鳥が
巡礼道の真ん中で風に吹 ....
美しい旋律
力強い低音
心が洗れる
神聖なる音
楽しく毎日
全てが順調だ
何も心配する事はない
話はそれだけかい?
全ては気持ちの持ち方
全ては同じ1日
全ては笑顔
全て ....
黒々とした油粘土の上に白々とした磁器の門
足首のスナップだけで辿るグランドピアノのグレーノートスケール
軽い音で 連れて帰って あなたの骨の家
撃てば響くような広さの何も考えない喉は ....
幼稚園生の頃
憧れの若い保母さんと
いっしょに風呂に入った
夢を見た
20年ぶりに
同窓会で訪れた幼稚園の庭
不思議なほどに
あの頃よりも
狭かった
....
終電前のファミレスで
熱く語っていたきみが
うっかりテーブルに忘れた
空のペットボトルを
ぼくは自分のリュックに入れた
きみのゴミを拾うことで
自分を少し削れたような
....
古い日記の頁を{ルビ捲=めく}ると
遠い昨日へ
葬られた{ルビ女=ひと}の名前
( 霞の向こうに立つ、その人影 )
左手首に巻いていた
あの日の腕時計は
いつのまに、{ ....
何時も変わらない視線
道標は常に踏み倒し
風吹く方向へ進むだけさ
割と本気で馬鹿な事言ってる
自覚もしてる年齢さ
それでも砕けた音色奏でたい
道も違うことも多い
そんでも
笑えれば ....
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