ホセ・アルカディオ・ブエンディアは階段を駆け上がり
手まねきをするティムにうらめしそうな視線を投げかけると
おきあがりこぼしのようなものが斜めに並んだ柄のハンカチで額を拭った

ドン・サクセフ ....
降りしきる 
スコールみたいな哀しみを 
突き抜けてゆく 
Poetry

暴力の間に 
道を切り開く 
見えない力の 
Poetry

愛欲の沼に溺れ 
腐った{ルビ屑=くず} ....
今夜だけでも構わない。

一夜だけでも夢を見させて。



それが仮令・・・

只の嘘でも、まやかしでも。
一輪の花が咲いている。

この子は私、頑張る私。

風に吹かれても人に踏まれても、
それでもめぜずに咲き続けようとする。


この子は私、
頑張っている・・・私。
黒い道路に出来た汚い水溜まり。

ふと見下ろすと、そこには今にも死にそうな薄幸顔の女。
こちらを見つめて恨めしそうに口を歪めている。
私は耐えられなくなって顔を踏みつけた。

後には本当に ....
仕事の後に
友のライブを見ようと駆けつけた 
ライブハウスがある
渋谷・ホテル街 

時折ぬるい夜風が吹いて 
{ルビ娼婦=しょうふ}の亡霊が通り過ぎ 
地を這う{ルビ鼠=ねずみ}が路地 ....
結局ここまで21人の女の子と付き合い同じだけ別れた
俺は気にいった赤ワインを何本か手にしていた
皆、個性的でチャーミングだった
どの子も自分の人生を目一杯に楽しんでいるように見えた
残念 ....
ガタン、ゴトン
朝の満員電車の中で
整然と並んだ大人の人たちが
揺られています

吊り革につかまっている人たちが
各々の吊り革を
舐め回すようにじっくりと
見ています
 ....
同じ空の下で
月に向かって涙を流し
あなたを思うのはこんな時ばかりでした

結局何も私の中で整理出来なくて
ただ今を精一杯見つめることしか出来ない

これからの道は私が眠りに着くまで ....
街が飛び跳ねた
私は哀愁を食べている

リストカットで
飛び出した赤い血は
普通すぎてつまらない

当たり前の世界で
処女である地球が汚される
青色の血が羨ましい
だってお洒落だも ....
とむらいの儀式には
いろいろあるらしい

風に流したり
星に浮かべたり

鳥についばまれる
それも自然だ

骨を
石に混ぜて焼く
というのもあるらしい



鈴にして欲し ....
私は虚無の世界へと溺れて逝った 
見渡せど 荒廃した第弐の街
罪の果実は黒ばみ
噛めば 砂の味覚を感じ
成す可き事の無き時間枠を彷徨ふ 

こんな私は幸福なので在ろうか?
否、きつと こ ....
一人で田舎道を歩く
夏の夕暮れ

人がいた
農家のおばあちゃんだった
ぼくを見て
こんにちはと丁寧に挨拶をしてきた

人がいた
畑から帰ってくるおじさんだった
日に焼けた顔が
ど ....
透明な膜に包まれた妖精が夜明けを待たずに凍りついた
氷の目をもつ少女は干からびていく妖精を片手で握りつぶした
孵化を待っていたつがいの妖精が朝露の涙を流して飛び回る
少女はそれを用意に捕まえ飲み ....
白い花が咲き乱れた
僕は花の名前を知らない
囲むようにして
ごく自然に永遠がそこにあった
湖に出来た波紋のように
ひとしずくの僕が踏み入れたその地で
吹き荒れる風が花びらと共に僕を連れ去っ ....
続いた雨の音階は消え
訪れた静かな夜
問うこともせず
答えることもなく
過ぎてゆくだけの影に
狭くなる胸の内

満たしていたもの
耳に慣れた雨音と
肌に馴染んだ湿度と
それらの行方 ....
本当は分っている
だけど分らないふりをして
変人を装っている方が
特別な人間だと勘違いしていられる

本当に分ってない
だけど分ったふりをして
周りに合わせている方が
寂しさを紛らわせ ....
ウチの近所のセクシーじいちゃん

あの年齢で囲碁、将棋、ゲートボールから

手芸、短歌、パソコンまで

ありとあらゆることをこなす芸達者なのです





この ....
死は呆気なく残酷である

豪雨が容赦なく車体に撃ちつけられる
不安と恐怖を増幅させるBGMは
中の少年に?男の子は泣いてはいけない?
というくだらない法則を完璧に無効にさせてしまった

 ....
動きが止まりそうで 怖い
僕はまだまだ動いているうちにやらなければならない、
そんなものしか抱えていないのに
止まったら駄目だ

止まっては駄目だ


初夏の日々
夜に溺れそうな ....
お前
なめとるんか
こんなデータやったら
取らん方がマシやで

同期が上手くかからなくて
流れている光が良く解らなくて
細かくして見ても
雑音に邪魔されて

立場解ってるんかい
 ....

女子高生のルーズソックスの中には
何が入っているのだろう

はるか昔
恐竜が生きていて
まだわたしが女子高生だったころ
何度もルーズソックスを履こうと試みたが
あの絶妙なふくら ....
まばらなようで
まったく同じ

涙は
ひとから流れゆく



雨のぬくもりを
手探りつづける日々と

かぜの横顔について
語りあぐねてみる日々と

だれか
上 ....
小学生のころ
仲が良かった友人の家の
お父さんは雨男で
お母さんは雨女だった

家に行くたびいつも羨ましかった
彼女の家の中はいつも雨で
じゅうたんにも床にもトイレにも  ....
霧雨の降る朝、老人ホームの先輩Aと後輩Zは、お年寄
りを迎えにゆく車内で肩を並べていた。(先輩、一日
何時間あれば足ります・・・?ぼくは、二十五・六時
間ほしいですね)(う〜ん・・・俺は一日十時 ....
みんなが川で遊んでいた
川の回りに落ちている
材木とか箱とかを拾ってきては
川に流して競争していた

次の日も
みんなは昨日と同じように
草むらの中で下を向いて歩いては
水に浮かぶもの ....
じっとりと


汗ばんでくる


だんだんと


息遣いが荒くなる




あなたとの


至福とも呼ぶべきひと時




あたしは少しずつ


あな ....
今日はちょっぴり秋の匂い。
六月と謂うのに葉はうなだれてわたしはちょっぴり御機嫌ななめ。みんなどうしているのかな 。 
ダイニングテーブルのうえには
いま
まさに呪いのかたちがある

パン
なみなみと注がれたぶどうジュース
半熟の茹で卵
干からびたベーコン
銀のナイフとフォーク

それらすべてが
 ....
雨色の空気が
私の奥をノックする
深く吸い込んで
吐くだけの、仕草
 
名も知らぬ花に
小さく声をかける
雨音はもう
とうに止んで
 
 
水溜まりの上を
わざと歩く
波紋が ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
外資系証券会社直通エレベーター付近に見る光景不老産兄弟207/6/27 2:41
eden服部 剛8*07/6/27 2:06
悪夢ユキムラ007/6/27 1:08
407/6/27 1:06
歪む007/6/27 1:04
ミラーボールの夜 服部 剛5*07/6/27 0:57
妄想世界朗読旅行・ニース〜フランス編(南フランス鉄道)馬野ミキ907/6/27 0:41
電車なかがわひろ...3*07/6/27 0:35
うさぎsaya107/6/27 0:27
ゆうぐれかなたゆうさく007/6/27 0:24
鈴 葬uminek...15*07/6/27 0:22
第弐ノ街命鈴107/6/26 23:36
田舎道ぽえむ君7*07/6/26 23:17
氷が降る日暗闇れもん007/6/26 23:04
花びら207/6/26 22:52
真夜中に沈む月LEO33*07/6/26 22:44
天秤を、松本 卓也107/6/26 22:27
フラワー・ロードにセクシーじいちゃん[group]むむ507/6/26 21:48
太陽ヲも欺く視線 ----コネクト----酸素の枷2*07/6/26 21:29
トライアル那津407/6/26 20:01
にんしょうねなぎ207/6/26 19:19
雑記吉田ぐんじょ...2207/6/26 18:06
空と子どもと千波 一也17*07/6/26 17:45
雨男と雨女吉田ぐんじょ...2007/6/26 17:21
我輩は藁である。  服部 剛3*07/6/26 16:32
夏の川ぽえむ君11*07/6/26 14:22
刺  激宮本 心3*07/6/26 13:51
空気 。 すぬかんなが...007/6/26 13:32
アメリカン・ブレックファースト大覚アキラ707/6/26 12:18
長雨の後に山中 烏流10*07/6/26 11:18

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