ボクが傷ついたら
君が傷つく

だから
ただ
笑う

バカみたいに
笑う
てっきょうごしに
くもがかけていき

ゆうがたのはずれに
ひとり

ろうばたちが
きしゃをみおくりながら
さいげつのはなしを
している ひとは
いつかしぬ

かみを
ていねい ....
人は星になる

誰が言ったのか
私は理解出来ない
輝いていたくもないし
愛する人の頭上にいたくもない
なら早く人間にしてほしい

私の身体はずぶ濡れ
右手はベランダの手すりに掛けたま ....
毒薬のような願望を散りばめた、
陰茎の夕暮れが、
いちじく色の電灯のなかで燃え尽きると、
ようやく、わたしの夜が訪れる。

静寂をうたう障子は、わたしのふるえる呼気で、
固く閉ざしてある。 ....
生き抜くために 血を欲し
血を{ルビ得=う}るために 義務を成し
血を得るために 権利を使い
血を得るために 命を投げて
得た血は生き抜くために必要な血だったのか
答えを得るため 血を欲す
 ....
地平ちかくにいっぽんの痩せ木があった

雲は
絶叫

しない。
夏も近づく梅雨の晴れ間 
老人ホームのお風呂場に 
次から次へと送り込まれる 
体の動かぬお年寄り 
丸い背中をごしごし磨く 

自分の姿を鏡を見ると
いつのまに 
ずぶ濡れのTシャツ ....
忍び入る指先  
ふれる 
隠れた琴線

ふいに、漏声

女の器 
指でつまびく 
ヴァイオリン  
さようなら 

なんて
言わないはずだったのに




さようなら



ふたりで作った
桜のしおりは
あの日以来 挟んだまま
日記には
もう あなたのことを
書 ....
好きなあの子が
綺麗になった。
嬉しかった。
悲しかった。

好きなあの子が
体調不良で
会社休んでいる
悲しかった。

好きなあの子が
勇気をくれた
いったい誰が
好きなん ....
揺れる、
ということを
幾度も揺れながら

風景は、
まったくとおい
わたしで
あった


えがかれてゆく、海

まっ白なのに
それはもう
古いかげ

波 ....
おもてに映るのは
笑って
泣いて
嘘を吐いて

うらでは何を
映しているの?
遠い空しか
見てないの、ね



仰向けに眠る癖は
やっぱり
私なんか
あなたのどこにも
 ....
洋介のなかに
空洞が巣喰いはじめた


仕事をしてさえいれば
誰とも話をしないで済んだ
忘れたいものばかりがあって
日々をやり過ごすうち
世界そのものをやり過ごしてしまった

 ....
友達づたいの言葉に
涙浮かばせたって
真実には映らない


うそつくことなく

映るのは

白いケーキにのった
季節外れの
赤い苺の


季節外れの涙
瞳に反射するわ ....
あの時
「ごめんなさい」と言えなくて
けれどもその後
勇気を出して言いにいったけど
君はもう帰ってしまった

あの時
「ありがとう」と言えなくて
けれどもその後
がんばって言おうとし ....
つぶれたステーキハウスの駐車場に
制服を着た男の子と母親らしき人が立っていた
二人でじゃんけん遊びをしていた
昨日も同じところにいるのをバスから見た
違う遊びを楽しそうにしていた
毎日あ ....
【月と兎】

目を瞑り
耳を塞ぎ
口を閉ざして
貴方以外の
何もかもを
感じたりしなければ
このままずっと
二人で居られるの?

硝子の鳥籠
哀しいほど痛く
 ....
ごみ捨て場に
ものさしが捨ててある
とても使いこなされた
古い単位のものさし
やはり捨てないことにしたよ
と父が来て
拾いながら横目で
お前のものさしはいいな
と言った
二人にはまだ ....
                     こうず まさみ
青い竹林が 景色を切る
その間を 小径が すっと伸び
旅人をいざなう

すこし 歩くと
ひょっこり名も知らぬ小さなお店や 喫茶 ....
閉めっぱなしじゃなくて

たまには窓を開けて
空気の入れ換えをしようよ

そうすればなにか違う発想が生まれてくるよ

だから窓を全開にして

外の空気を吸ってみようよ
あなたがお腹にいると分かった時

どんなに楽しみだった事でしょう

あなたが産まれてきて、

どんなに幸せを感じた事でしょう


小さなあなたに

どれだけの幸せを願った事で ....
あなたと 命を分かち合う 夏だ
二人で出そうとした 文芸誌
この夏の熱気に溶けてしまった

文化祭のため夏休みを燃焼させた 八ミリ映画
これが あなたの遺影
あなたのスナップ写真

こ ....
    *a Harvest
蒸気に捩れるジョーカー 食器、ティーカップに満ちる収穫
  —Tanトゥゥ-rwル・Tanトゥゥ-rwル・Taxxゥエii-ルウrwル'ルェ 
ハートの ....
な ぐ り...

名栗村 そして 澤

やみ夜を 求めずとも えられる

その 名まえを 記す ことは

もはや うたの なかの 出来事

うたに 遊ぶとき それは  ....
コップに水を満たす


ごくり
夜のなかにひろがる
水域


遠い水を飲みこんでは吐き出す
夢のそとへ
背泳ぎで渡る


水が満ちる
遠くまで水が満ちる
とう ....
波打ち際にふたり立っていた
足元の砂を波が洗う
掬われるような流れに
チリチリと歯がゆい思いで

―カモメのように
  飛べたらええな
とおまえは言う けれど
鳥はいつで ....
馴れ合い
もたれ合い
舐め合い

わたしとあなた
インスタント

安く
手早く
浅く

あなたとわたし
インスタント

好都合
その場しのぎ
元どおり

ふたり
 ....
 君の歌をポケットに忍ばせて故郷を歩き続けるよ
 まずは何と言っても学校 現在は新しいグラウンドになっている
 夢の中で古い校舎の玄関の鍵を開けて 現実で中に入っていくんだ
 空想を広げて 同級 ....
見てるかい
聴いてるかい

ぜんぶ宝石で
ぜんぶゴミ
おまえが{ルビ真実=ホント}で
おれは嘘

だからぜんぶくれ
おれにぜんぶくれよ

そしたらおれが
いかせてやるから

 ....
ここから先には
いったい何があるのだろう
手にした意志は
どこに向かおうと言うのだろう
顔をお上げ
その目を奪ってあげよう
声をお出し
意味も無く笑ってあげよう
心をお見せ
黒く塗り ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
偽善者043BLU...007/6/29 23:38
六月のおわり及川三貴807/6/29 23:28
星ヲも汚す思考 ----シフト----酸素の枷007/6/29 22:27
停泊する夏前田ふむふむ23*07/6/29 22:16
リグレットI氏1*07/6/29 22:01
絶滅「ま」の字4*07/6/29 21:30
年寄りの湯 服部 剛307/6/29 21:24
ヴァイオリン 207/6/29 21:06
約束乱太郎18*07/6/29 20:34
好きなあの子ペポパンプ11*07/6/29 20:00
波間の住人千波 一也13*07/6/29 19:58
嫉妬小原あき18*07/6/29 19:45
創書日和「窓」 窓紅[group]大村 浩一307/6/29 19:30
真実つちやしほ407/6/29 14:03
もう君はいないぽえむ君25*07/6/29 14:03
じゃんけんたもつ707/6/29 13:16
月と兎華水蝶子207/6/29 13:08
ものさし小川 葉1107/6/29 12:34
京都断章肥前の詩人007/6/29 11:27
窓を開けよう[group]OLGA507/6/29 10:53
わが子へ宮本 心6*07/6/29 10:36
友を偲びアハウ1007/6/29 9:27
1st Song六崎杏介4*07/6/29 9:24
誘われし澤の奥でモーヌ。17*07/6/29 8:23
水域yo-yo9*07/6/29 6:38
波打ち際shu1107/6/29 6:08
インスタントFUBAR5*07/6/29 5:36
故郷にて円谷一4*07/6/29 5:23
大覚アキラ2*07/6/29 3:43
悲しみと月とあなたプル式1*07/6/29 3:21

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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